乙HiME(オトメ)に関するもの
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真祖(しんそ) ガルデローベの霊廟に眠る真祖は全ての乙HiME(乙式高次物質化能力)システムを司っており、真祖システムからロストすると契約方法にかかわらず全ての乙HiME能力が無効化されてしまう。オトメか、オトメになった事がある者が真祖になる条件で、真祖になった者の像が霊廟の天辺に建つ(その際に認証等用の「ミニ人形」も真祖になった者の姿になる)。 また、緊急時には真祖像に隠されていたシステムを起動することで機動モードに変更、巨大ロボのごとく行動できる。真祖フミ・ヒメノ 全てのオトメの始まりと言われている伝説的人物。ガルデローベ大真祖像の足元にある霊廟にオトメちっくポイント採点機とともに安置されており、生徒の行動の採点や舞闘の審判、出来の悪い生徒へのおしおき等を行っていた。ただし、その採点基準は公正なものとは言い難く、功を過小評価し、罪を過大評価している感がある。 真白姫の命令により、真祖システムからいなくなる。 「新」祖レナ・セイヤーズ フミ・ヒメノがいなくなった後、新たな真祖となる。それによりオトメ達に力が戻る。 美力(みりょく) 乙HiMEにのみ備わるとされる力。この力を高めてさまざまな必殺技を放つことができるようになる。 蒼天の青玉(そうてんのせいぎょく) 物語の核の一つであるGEM。なお「青玉」とはサファイアの漢名。 レナ・セイヤーズのGEM。誰にも見せず大事に持っている様に言われた(セルゲイもマシロが所有していたことは当初知らなかった) 。現在の所有者はマシロ。世間では伝説のロストGEMとして、ガルデローベのオトメ全員が狙っているという。イヤリングのGEMを変えなくてもマスターが認証すれば、そのままマイスターローブをまとう事ができる。一時期はアリカとニナの二人と契約してしまったが、マシロとアリカの正式契約により指輪はマシロ、イヤリングはアリカ専用となった。本体が出てくる時に変形しリング状になる。 マイスターローブの色は通常では青であるが、真の力を解放することで赤に変わる(現在、バージョンは、ローブ、エレメントともに4つ)。 真白なる金剛石(ましろなるこんごうせき)/漆黒の金剛石(しっこくのこんごうせき) 物語の核の一つであるGEM。なお「金剛石」とはダイヤモンドの漢名。 かつて媛星が二つに裂かれ破壊されたときにそれぞれの媛星の破片から発生したGEM(そのため両者は別のGEM)。この二つのGEMを合わせることにより、世界を作り出す力が与えられるとされている。真白なる金剛石(マシロの夢に出てきた人物が舞衣の欠片と言っていた)は風華宮に存在しており、漆黒の金剛石はセルゲイが所持していた。
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乙HiME(オトメ)に関するもの
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「舞-乙HiME」の記事における「乙HiME(オトメ)に関するもの」の解説
五柱(ごちゅう) 乙HiME(オトメ)の存在そのものを護る、伝説のマイスターオトメ五人を指す。英名表記は "FIVE COLUMNS"。真祖を通してコーラル、パールのローブ認証が出来る。ガルデローベ卒業前に卒業予定者を対象とした儀式の一つ「五柱の試し」により、真祖自らに指名される。契約は真祖と交すため、一般的なマイスターのように主人を持たない。が、真祖に何かあるとコーラル、パール同様ローブが使えなくなる。TVアニメ開始時点のメンバーは、サラ・ギャラガー(一の柱)、ナツキ・クルーガー(二の柱)、シズル・ヴィオーラ(三の柱)、マーヤ・ブライス〈五の柱〉の4名で「四の柱」は欠員(後にジュリエット・ナオ・チャンがガルデローベ卒業後に四の柱として補充される)。各々の礼服にローマ数字でナンバーが記されている他、五柱の身分証と思われるものを携えている。また、ガルデローベの学園長は五柱から選ばれる。 鴇羽舞衣も五柱に選定されていたが、任命前に失踪の為、席はなくなっている。 真祖(しんそ) 本来はガルデローベ側の真祖は史上最初の乙HiME(オトメ)フミ・ヒメノ。シュヴァルツ・アルタイ側のいわば真祖は元蒼天の青玉レナ・セイヤーズ。オトメとして働き、後に子を成した者の身体が真祖に適する。真祖フミ・ヒメノ 通称「真白なる金剛石」(ましろなるこんごうせき)。十二王戦争時代に現れ、戦乱に終止符を打ったと言われている伝説的人物。ガルデローベ霊廟にて永遠の眠りについている。その一方で、五柱を指名するお告げを示すなど、未だ現世への影響力を持ち続けており、オトメを見守っている。コーラル、パールのGEM、ナノマシンを生み出す事ができる。ただし彼女に何かあった場合は彼女を介した契約を行う乙HiME能力者(五柱マイスターオトメ、学園のマイスターオトメ〈教師〉、パールオトメ、コーラルオトメ)の乙HiME能力が無効化される(マスターと直接契約を行うマイスターオトメはこの限りではない)。 真祖レナ・セイヤーズ 通称「蒼天の青玉」(そうてんのせいぎょく)。14 (5) 年前にラドとの闘いで命を落としたレナ・セイヤーズの遺体を回収したシュヴァルツがフミ・ヒメノに対抗するために新たに据えた真祖。改造スレイブやワルキューレ部隊のGEMを産み出すことができる。ワルキューレローブはマイスターローブに渡り合えるが、スレイブ用のGEMと同じ機能が付いており、命令された作戦以外の行動ができない仕掛けがある。強力なジャミング効果を持ち、相手側のローブなどの認証を無効化する。 ナノマシン (Nanomachine) 超極小サイズの小型マシン。もはやガルデローベにしか残っていない技術。真祖から製造されるもののひとつ。 乙HiME(オトメ)の体内に点滴や注射によって注入され、血管を通じて全身に浸透・定着している。認証によって高次物質化エネルギーを与えられることにより、エレメントやローブを具現、物質化する。高次物質化エネルギーを受けていない状態でも、利用者の体力向上や、負傷・疾病に対する早期治癒といった能力を発揮する。 男性の持つ固有のY染色体とPSA(セリンプロテアーゼ)に極端に弱く、女性にしか定着しないため、オトメになれるのは女性のみであり、男性との性交渉で染色体及びPSA(前立腺特異抗原)簡単に言うと男性の精子などが体内に入るとナノマシンは分解し無力化されると同時に抗体を発生させて再定着は不可能になり、二度とオトメの力を使えなくなるため、結果的にオトメはオトメである限り、異性との交際は禁止される。また一度起動すると人体の細胞が活性化されるためか、マテリアライズが行われている間はたとえ肉体が老齢と言えるほどに加齢が進んでも、一気に最盛期の状態まで若返る事が可能。 GEM(ジェム) "G"enerable "E"nigmatic "M"atrix 乙HiME(オトメ)全員が左耳につけているピアス。乙HiME(オトメ)の体内に埋め込まれたナノマシンの制御を行う為のもの。 ナノマシン同様、真祖から製造されるもののひとつ。かつてオトメであり、かつ、出産を経験した女性が真祖となってGEMおよびナノマシンを製造する事ができる。ただし、マイスターGEMの生成だけは真祖であってもできない。 マスターからの「認証」というプロセスを経ることで、高次物質化エネルギーの供給が開始され、ローブ(能力強化戦闘服)を纏い、エレメントを具現化できるようになる。マイスターGEMは個別のマスター(個人)、それ以外のGEM(および五柱のマイスターGEM)は真祖フミから高次物質化エネルギーを受け取る。高次物質化エネルギーの発生メカニズムそのものは不明であり、劇中では説明されない。 コーラル、パールはそれぞれ共通デザインでその能力もすべて均一。 マイスターGEMは個々でデザイン、能力、属性共に異なり、所有するGEMの名前がそのまま自身の称号となる。2個で1セットとなっており、マスターとなる個人との契約によって機能が有効となる。一度契約を行うと、特定の手順を経なければ解除することができない。マイスターオトメとそのマスターは、対となるオトメのピアスのGEMとマスターの指輪のGEMを通して命が繋がっており、文字通り一心同体となる。特にオトメのマテリアライズ時にはGEMを通じて感覚を共有しており、オトメが傷つけばそのダメージはそのままマスターへと伝わる事となり、オトメが死亡した場合にはマスターも死亡する(逆も同様)。ただし、『0〜S.ifr〜』において、レナ・セイヤーズがGEMを破損させてしまった際には、マスターであるブルース・ヴィントブルームには損害が発生していないため、GEMそのものの破壊は契約者の生命や肉体の危険には無関係のようである(またこの直後、レナは昏倒するほどの大ダメージを受けているのだが、ブルースはまったく影響を受けていない)。 オトメは同時に複数のマスターと契約することはできないが、マスターとなる個人は同時に複数のオトメと契約することができる(マシロ女王、フロリンス王、エアリーズデルタフォース指揮官など)。この場合に、同じマスターと契約した複数のオトメのいずれかが負傷や死亡となった時、他もすべて同じダメージを受けるのかどうかについては不明である。 マイスターGEMの所有者となるには、GEMに自身の力を「認められる」ことが必要であり、また、その力を引き出せるかどうかも所持者次第。所持者の力が足りない場合、身を纏うローブ、武器共に不完全なものとなる。ゆえに「認められる」だけでなく日々精進しなければならない。しかし、その逆もあり、所持者の力が強く、GEMが力を制御出来ずGEMが破損する場合もある。 マイスターGEMは現在では製造不可能となっているため、各国とも決まった数量の中で代々受け継がれてゆく形を取っている。ヴィントブルーム王家の「孤高の紅翡翠」「蒼天の青玉」、フロリンス王家の「清恋の孔雀石」については、王家伝来である。また、過去の大戦などで散逸し、現在は行方不明となっているGEMも少なくないようで、それらは“ロストGEM”と呼ばれている(「海神の翠玉」はそのひとつ)。 蒼天の青玉(そうてんのせいぎょく) 物語の核の一つであるGEM。属性は「光」。なお、「青玉」とはサファイアの漢名。九月の誕生石。 ヴィントブルーム王家伝来のGEM。前所持者はレナ・セイヤーズ及びマスターとして前ヴィントブルーム王。現在の所有者はアリカ及びマスターとしてマシロ女王。「蒼天のローブ」は最強最速のローブと言われている。ちなみにアニメ本編および『Zwei』と『0〜S.ifr〜』ではローブのデザインが若干違っている。アリカはまだその力を発揮し切れておらず、本来の姿 (Ver2.0) は「マテリアライズZwei」認証の際にのみ成る事が出来る。14 (15) 年前の騒乱のときにレナが赤子の真の王女に渡したが、その後王女(ニナ)から離れ、アルタイで売り出されているところをミユが見つけて買い取り、アリカの祖母(レナの母親)に託してアリカが所有する。 GEMの名の英字表記では真の姿を見せる以前は「BLUE SKY SAPPHIRE」だったが、真の姿を見せた後には「ULTIMATE BLUE SKY」となっている。 『0〜S.ifr〜』にて、このGEMは移民歴以前に作られたスーパーマイスターGEMの一つとされており、強すぎるレナの力も受け止めきっている。 真白なる金剛石(ましろなるこんごうせき) / 漆黒の金剛石(しっこくのこんごうせき) 物語の核の一つであるGEM。なお「金剛石」とはダイヤモンドの漢名。 真祖フミ・ヒメノのGEM。本来は真白なる金剛石であったのだが、この世に絶望して漆黒の金剛石になったと伝えられている(そのため両者は本来同じGEM)。その後、アルタイにもたらされることになるが(どういう経緯でアルタイに流れてきたかは不明)、ニナが選ばれるまでは誰も使うことはできなかった。 なお、金剛石(ダイヤ)はそれ自体は安定で他の石より圧倒的に硬いものであるが、方向によってはかんたんに劈開して壊れる。また磨く方法の無かった時代のダイヤは宝石であると見られなかった。また比喩として、色の付いたダイヤとは、相場の思惑によって価値が大きく変動する天然物を指すこともあり、かつての戦後日本の復興期の石炭や現代のクワガタムシなどは黒いダイヤと呼ばれる。 孤高の紅翡翠(ここうのべにひすい) ヴィントブルーム王家がかつて所有していたGEMのひとつ。 所有するオトメは、時に勝利を、時に不吉をもたらすといわれ、かつての十二王戦争を引き起こした原因ともいわれるなど、多くの伝説をもつ。 ヴィントブルーム王家の守護石として代々受け継がれており、かつてはアヤネ・ハザクラも所有した。レナ・セイヤーズが最初に所有したGEMでもあるが、彼女の能力の強大さを制御しきれずに破損、失われた。 ローブ 乙HiME(オトメ)が舞闘(戦闘)を行う際に着用する高次物質化武装。いわゆる戦闘服または防護強化服。攻撃、防御等身体能力の強化、さらには飛行や特殊な技の発動等様々な特性を持つが、使う者の技量が多分に影響しており、同じGEMであってもローブのデザインが異なる場合がある。普段はナノマシンの形で体内に埋め込まれており、GEMをつけた上で「マテリアライズ (Materialize)」の言葉を発することによって、ローブが展開、物質化する。 マイスターオトメは、マスターの認証を受けないと、マテリアライズが行えない。このため、マスターと分断された状況では、マイスターオトメはオトメとしての能力を一切使用できず、戦力としては無効化されてしまう。また、マイスター以外のオトメが真祖の認証なしにローブを展開する事は重大な違反行為である(ほかにも国家間での条約等、様々な制約がある模様)。 エレメント 乙HiME(オトメ)の操る高次物質化武装。通常の物質と違い、長さやサイズはオトメの意志力次第で可変する。コーラルオトメは全員共通で棒のエレメント。 ワルキューレ・システム シュヴァルツがレナ・セイヤーズの遺体を核に作り上げた、独自の認証 / GEM生成システム。ガルデローベの擁する真祖フミによる認証システムに対して強力な干渉を行い、無効化することができる。アリカの手で破壊された後、その技術はガルデローベに接収され、ユナ襲来によって真祖フミが乗っ取られた際には、真祖からのエネルギー供給を遮断してユナを無力化するために利用された。 サロゲート・システム ワルキューレ・システムの干渉によって五柱が無力化されてしまったことへの反省から構築された、代理認証システム。一定時間、真祖に代わって乙HiMEに高次物質化エネルギーを供給することができるが、タイムリミットは短い。 舞闘(ぶとう) 乙HiME(オトメ)の舞う舞。オトメの戦闘術及び戦闘行動の総称。あたかも舞い踊るように見えることから名付けられた言葉。幾つもの様式化された型が継承されているが、長年の平和により、現在ガルデローベで教える舞闘は実用性よりも形式性や優美性に重きが置かれている。 お部屋係 学園に根付いている風習の一つ。パール生一人がコーラル生二人を選び、選ばれたコーラル生は常に先輩の身の回りの世話をする。世話する内容は個々のパール生が決めるため、「全員必ず - をすること」というものはない。パール生はお礼として、世話をしてくれるコーラル生に勉強を教える等、ギブアンドテイクの形を取っている。
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