マイスターオトメ (舞☆乙HiME)
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「舞-乙HiME (漫画)の登場人物」の記事における「マイスターオトメ (舞☆乙HiME)」の解説
ガルデローベ学園卒業生の通称。プロの乙HiME(オトメ)。本項は、その中でも学園関係者であるマイスターの紹介。 ナツキ・クルーガー 五柱・二の柱 伝説のマイスターオトメ・五柱(ごちゅう)の一人(二の柱)で通称「氷雪の銀水晶」(ひょうせつのぎんずいしょう)。エアリーズ共和国出身。彼女の視点から物語が進むことも多い。 アニメ版と性格・設定はほぼ同じであるが、それに加えエアリーズ共和国現大統領サエコ・クルーガーの娘で、天才少女科学者アリッサ・クルーガーの姉でもある。会議や事務的な仕事が性に合わないとかで政治家にはなりたくないと言っているが、アリッサからは「お母様(エアリーズ大統領)と同じような仕事をしている」と指摘されている。 いつも毅然とした態度であり、マイスターオトメとしても一人の大人としても信頼は厚い優秀な女性だが、学園時代は現在のイメージとはかけ離れたドジな部分もあった。現在でも、シズルのセクハラにあうと弱い部分をさらけだしてしまう。 欠点は、一度怒り出すと理不尽かつ職権乱用としか言いようの無い行動を起こすことである(その怒り方も凄まじく、怒り任せで机を壊してしまうほど)。その他にも、アリカの成績不振対策を、彼女より年下で、教育者でも天才でもないマシロに丸投げする 援助者のいないアリカが、学費を払うために休日をアルバイト漬けにしていることを把握していない アリカが「レナ・セイヤーズの娘」であることを黒い谷崩壊時点まで知らなかった タクミ十三世による黒い谷崩壊でシュヴァルツが野放図化した責任をマシロに追及する といった「教育者」や「国際機関・独立自治区の幹部」としては問題ある振る舞いが多々見られる。 その他には、番外編で酒を飲んで酔っ払った際、オヤジキャラになってしまっている。 黒科学を毛嫌いしており、妹のアリッサが連れてきた深優の事をスレイブと同一視して「ポンコツ」呼ばわりしたが、身を挺してまでアリッサ護る姿を見て、多少は認めるようになった。 当初はマシロを異分子と見なし威圧的に接していた。ラド将軍によるヴィント市襲撃時の勇姿を知ってからは態度が柔らかくなるが、奇行・放言をあらわにしてマシロを呆れさせる。 上記の通り問題行動・発言だらけのナツキではあるが、本質的には生徒思いの人柄であり、生徒たちからは慕われ、部下からは信頼されている。 真祖フミの反応がロストしローブが展開出来なくなった時、新たな真祖になろうとガルデローベに向かった際現れた自分そっくりのHiME、NATSUKIと戦う事となる。 『嵐』ではアルタイ公国を継いだアラシによるガルデローベ乗っ取りに対抗しようとする。「ガルデローベは国際機関であり、特定国家に借りを作るべきではない」との理念から、母国エアリーズ共和国の助力も得ず、自分を含めた教職員と生徒だけで学園奪還に取り組む。しかし、独立自治区である自分達とアルタイ公国の元首たるアラシの揉め事をヴィント市警察に訴えたり、ヴィント市内にてクラブ(酒場)を違法経営して警察に拘束されたりと、的外れな行動が裏目に出続け、結局は母サエコに保釈金を払ってもらう。そして最後には、家族にいままでの的外れな行動を突かれてヘタレてシズルに泣きつく始末(さらに家族に萌えられる)。それでも生徒たちからは慕われ続けており、前作以上に驚異的な人望を示すこととなった。 オリジナルは玖我なつき。 シズル・ヴィオーラ 五柱・三の柱 伝説のマイスターオトメ・五柱の一人(三の柱)で通称「嬌嫣の紫水晶」(きょうえんのむらさきすいしょう)。ナツキの補佐役であり、才色兼備でオトメとしても確かな実力を持ったアリカやトモエ等後輩学生達の憧れの存在。京都弁をしゃべる。普段はおっとりしているものの洞察力に優れた知的な面も覗かせる。また番外編にいたっては、お酒で酔った勢いでマシロを自分の胸に無理やり押し付けてあと一歩で昇天するところまで追い込むこともあった。 性格・設定等にアニメ版との違いはほぼ無いが女の子並に可愛い外見であらば男であるマシロもお気に入りになる等、更に節操が無い。アニメ版と同じくナツキの補佐役で常に傍らで師事しており、また教師として舞闘等を教えている(より良いところを伸ばす主義)。アリカの師匠のようで色々仕込んでいるらしい。時折その時の心境を表したかのような字が描かれている扇子を広げる(内容は「美力爆発!!」「趣 おもむき」「酒池肉林」「眼福」等多彩)。ナツキと共にセルゲイの様子を監視していたが、結局は詳細を掴めなかった。風華学園が浮上してから、HiME達の中で自分のそっくりな者がいるかと思っていたが、結局おらず(読者も)残念がっていた。 『嵐』では、ナツキの的外れな行動を諌めようとはせず、むしろ警察に拘束される事態すら楽しんでいた。 オリジナルは藤乃静留。 ユカリコ・シュタインベルク フロリンス出身。ガルデローベの教師にして通称「幻惑の瑠璃」(げんわくのるり) のマイスターオトメ。生徒の教育には熱心で、物腰は穏やかだが、時として鬼教官となることもある。オトメとしてあってはならない行為に出た者はマテリアライズして容赦なく制裁を行うが、時としてその理由がずれている事もある。以前主人と色々あって現在ガルデローベで先生を勤めているらしい。しかし、オトメの資格は失っておらずローブは装着出来る。ヴィント市民達の避難誘導をしていた時、自分そっくりのHiME、YUKARIKOのなんとも言えない破廉恥な姿にアカネ同様に取り乱す。 「ナツキ親衛隊」のメンバーであるタケダと知り合いだが、詳しい関係は不明。 オリジナルは真田紫子。 マリア・グレイスバート 現役最高齢のマイスターオトメで通称「久遠の碧玉」(くおんのへきぎょく)、学園教師兼ナツキのお目付け役。若きオトメ達の指導係であり、感情に流されない厳格な性格で、生徒からはその厳しい指導ぶりを恐れられている。ただ漫画版では性格がややヒステリックになっており、マシロくんやアリカの事はあまり快く思っていないらしい。 ガルデローベの財政面をも取り仕切っているようであり、商売熱心でかなりのやり手のような模様。アニメ版と同じで、ローブを着ると若返る(ローブ着用を嫌がる描写は無い)。お酒が入ると愚痴っぽくなる。 生活指導という立場にありながら、マシロが「庶民育ちの影武者」であることは知らされていなかったらしく、彼を叱責するときに「国家指導者としての自覚」を持ち出す。 世界の危機が去った後、マシロには通常の学業の他、護身術も教えている模様。『嵐』では少々ギャグキャラ的な扱いを受ける事が多くなった。なお、アラシにより職員および生徒がメイド服や体操服などの着用を強制された際に、ミス・マリアだけは免除された。 フミ・ヒメノ 作中ではご真祖様と呼ばれ、全てのオトメの始まりと呼ばれる人物。動くと「ピコーン」といった妙な機械音?がする。ガルデローベ霊廟に安置され、生徒の行いを評価する役割を担う。オトメちっくポイント獲得かおしおき決定かは真祖様の審判次第(ただし、審判の公正さにはいくらか疑問が見られる)。霊廟の上には巨大な真祖像が建立されており、学園と生徒達を見守っている。ローブの認証をする事が出来る「ミニ人形」の存在も確認されている。 真白姫が初めて姿を現したとき、背後に彼女らしきシルエットが見えていたが、実は彼女は真白姫と共に黄泉の世界から現世へと舞い戻ってきた「真祖様」フミ・ヒメノその人であり、マスターである真白姫の命令により、巨大な漆黒の金剛石から暗黒の「HiME」MAIを召喚する。次に、ガルデローベ霊廟に眠る自分の肉体を取り戻し(眼に生気が宿る)、オトメの力を封印する。真白の身の回りや禊ぎの手伝いをしている。マシロが真白なる金剛石の剣を手に入れた後、セルゲイの命令により真白姫を殺した後漆黒の金剛石のマイスターローブを纏い、凄まじい美力技でアリカやニナを圧倒するが、マイスターローブを纏ったエルスティンの登場により、マシロと3人のマイスター(アリカ、ニナ、エルス)の美力技に敗れ、フミ・ヒメノの魂は解放された。 『嵐』では天国で真白姫のメイドとして仕えている模様。 オリジナルは姫野二三。
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ガルデローベ卒業生の通称。プロの乙HiME。本項は、その中でも学園関係者であるマイスターの紹介。 ナツキ・クルーガー 声:千葉紗子 《マイスター乙HiME》 所有GEM・通称:氷雪の銀水晶(ひょうせつのぎんずいしょう) マスター:真祖 クルーガー伯辺境領出身。ガルデローベの学園長兼ビューネ自治区国家元首。また、伝説のマイスター乙HiME·五柱(ごちゅう)の一人(二の柱)。 初めは「怒ると怖い」という設定があったが、途中から消えている。 前作では玖我なつき。 シズル・ヴィオーラ 声:進藤尚美 《マイスター乙HiME》 所有GEM・通称:嬌嫣の紫水晶(きょうえんのむらさきすいしょう) マスター:真祖 ヴィントブルーム出身。五柱の一人(三の柱)。ナツキの補佐役を努めているが、ナツキに対する思いはかなり深く、時には過剰なスキンシップに及ぶこともある。才色兼備で乙HiMEとしても確かな実力を持った存在で、学園の生徒や市民の人気も高い。物柔らかな物腰と京都弁が特徴。ガルデローベ時代はナツキや舞衣の一期上にあたり、トリアスのトップだった。 前作では藤乃静留。 ユカリコ・シュタインベルグ 声:井上喜久子 《マイスター乙HiME》 所有GEM・通称:幻惑の瑠璃(げんわくのるり) マスター:真祖 フロリンス出身。ガルデローベの教師であるマイスター乙HiME。契約を解除し学園に出戻ってきた。終盤でレジスタンス組織による反攻で両一派が混乱している隙を突いてマリアと共にガルデローベ奪還作戦に加わる。 前作では真田紫子。 マリア・グレイスバート 声:松岡洋子 《マイスター乙HiME》 所有GEM・通称:久遠の碧玉(くおんのへきぎょく) マスター:真祖 旧ルーテシア王国出身。現役最高齢のマイスター乙HiMEで、学園教師兼ナツキのお目付け役。 竜王戦争を経験した数少ない人物。外見年齢は初老の女性だが、終盤の攻防戦にてマテリアライズをして戦闘に参戦した事で現役当時の10代-20代ほどの若い容姿で現れたために、目撃した一同を驚愕させた。 ヴィント事変後は、マイスターではあるものの単位が足りないアリカの補習授業をしている。その厳しい指導ぶりは健在である。 Zweiでは、真祖の霊廟を襲撃したユナと遭遇して石化されてしまった。 フミ・ヒメノ(真祖) 《マイスター乙HiME》 所有GEM・通称:真白なる金剛石(ましろなるこんごうせき) マスター:? 真祖と呼ばれる史上最初のマイスター乙HiMEでグランドマイスターとも呼ばれている。十二王戦争時代に突如現れ、戦争に終止符を打ったと言われている、伝説の人物。GEMを生み出す「母体」としての役目を持っていた。現在は、シュヴァルツの攻撃により自閉モードに入り、機能を停止している。彼女のマスターについてはミユの口からわずかしか出てきておらず、どんな人物なのかは不明である。かつて真白なる金剛石はこの世に絶望し、黒く染まり漆黒の金剛石になったと伝えられる。 「0〜S.ifl〜」の冒頭部分で登場したフミのマスターの容貌は、マシロに酷似していた。 前作では姫野二三。 舞-乙HiME列伝 シャリード・ハシュタム 《マイスター乙HiME》 所有GEM・通称:不明 マスター:真祖 100年前の五柱・四の柱にして、ガルデローベの教師。
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