黒科學
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 17:04 UTC 版)
以下は本編での科學部部長代理・黒崎朱浬による黒科學についての説明である(第1巻を参照)。 古来において、魔術と科学は同一であった。錬金術の遺した物が今日の化学に大きく貢献したことは有名であるが、それだけではない。現在の科学は、多様に渡る分野を極限まで還元し追究していけば1つのみの公理が在るとされており、現在もそれを探すために日夜あらゆる試みが為されている。「黒科學」とは、その考えに対して異を唱えるものである。 錬金術が化学技術に成り代わったように、数学はカバラ数秘術と共に発達し、天文学も占星術が発祥である。此処であらためて考えると、前述に上げた「1つのみの公理」は実におかしいことなのだ。魔術に関わるあらゆるもの。占術・カバラ・錬金とあるが、魔術には黒魔術と白魔術が存在する。ともすれば、科学にも同じように相容れない2つの対立要素が必然的に存在しなければおかしいのである。 つまり、現在広く知られている現代科学に対立するもう1つの理論体系、それこそが「黒科學」なのだ。今や御伽噺でしか語られない過去のまやかしと認識されたあらゆる物達の探究。それこそが「黒科學」の本質である(世間一般体からみれば、「オカルトの研究」と言ってしまえば分かりやすいだろう)。とはいえ、「黒科學」によって研究されていることは全てにおいて事実なのである。
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