ギブアンドテイク
give and take
「give and take」の意味・「give and take」とは
「give and take」は英語の成句で、相互の譲歩や協力を意味する表現である。具体的には、ある人が何かを提供し、その見返りに何かを受け取るという状況を指す。また、議論や交渉において、双方が自分の立場を少しずつ譲り合い、共通の目標に向かって進む様子を表すこともある。「give and take」の発音・読み方
「give and take」の発音は、IPA表記では/gɪv ænd teɪk/となる。IPAのカタカナ読みでは「ギヴ アンド テイク」、日本人が発音するカタカナ英語では「ギブ アンド テイク」と読む。この表現は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。「give and take」の定義を英語で解説
「give and take」は、"a situation in which people give something in order to get something from others in return"と定義される。つまり、人々が何かを与えることで、他者から何かを得るという状況を示す。また、"the practice of making mutual concessions; negotiation"とも定義され、相互の譲歩を行う行為や交渉を指す。「give and take」の類語
「give and take」の類語としては、「compromise」、「negotiation」、「reciprocity」などがある。これらの単語も同様に、相互の譲歩や交渉、互恵性を表す。「give and take」に関連する用語・表現
「give and take」に関連する用語や表現としては、「mutual concession」、「bargaining」、「trade-off」などがある。これらの表現も、互いに譲歩を行ったり、何かを得るために何かを犠牲にするという概念を含んでいる。「give and take」の例文
1. 英語例文:There was a lot of give and take in the negotiation, but we finally reached an agreement.(日本語訳:交渉では多くの譲歩がありましたが、最終的には合意に達しました。)2. 英語例文:A successful relationship requires give and take from both sides.(日本語訳:成功した関係には、双方からの譲歩と協力が必要である。)
3. 英語例文:The political debate was characterized by a healthy give and take.(日本語訳:その政治討論は、健全な譲歩と協力によって特徴付けられた。)
4. 英語例文:There needs to be a give and take between the employer and the employees.(日本語訳:雇用者と従業員の間には譲歩と協力が必要である。)
5. 英語例文:The art of conversation involves a give and take.(日本語訳:会話の技術は、譲歩と協力を伴う。)
6. 英語例文:Our friendship is based on a give and take.(日本語訳:私たちの友情は、譲歩と協力に基づいている。)
7. 英語例文:There was a lot of give and take before they could finalize the contract.(日本語訳:契約を最終化する前に、多くの譲歩と協力が必要だった。)
8. 英語例文:The union and the management had a give and take before reaching the agreement.(日本語訳:労働組合と経営陣は、合意に達する前に譲歩と協力を行った。)
9. 英語例文:In a marriage, there should be a give and take.(日本語訳:結婚では、譲歩と協力が必要である。)
10. 英語例文:The project required a lot of give and take among the team members.(日本語訳:そのプロジェクトは、チームメンバー間で多くの譲歩と協力を必要とした。)
ギブアンドテイク
「ギブアンドテイク」とは、譲り合い・公平なやりとりのことを意味する表現である。
「ギブアンドテイク」とは・「ギブアンドテイク」の意味
ギブアンドテイクは、何かを与えた代わりに、別のものを貰うことである。どっちか一方のみが負担を被るのではなく、お互いに与え合うことを指す。そこから派生する形で、譲り合いや公平なやり取りという意味合いで使用されることが多い。英語表現の「give and take」が元であり、「give(ギブ)」は、何かを与えるという意味を持ち、「take(テイク)」には何かを貰うという意味がある。そして、ギブアンドテイクにおいて、必ずしも形のあるものを与えたり貰ったりするとは限らない。ものを貰った代わりに、相手の得になる行動をしたり、相手の行動に対する見返りとして、何かものを差し出したりすることもよくある。ギブアンドテイクには、対等な関係を築いたり、良好な関係を維持したりするといった効果がある。そのため、良好な関係が重要となるビジネスシーンで、ギブアンドテイクが重要視されることが多い。企業同士が、ギブアンドテイクを前提とした取引をすることは珍しくない。
ギブアンドテイクの代表的な具体例としては、商品を購入する際のやり取りが挙げられる。金銭を相手に与える、ギブすることで、テイクとして商品を手に入れられる。恋愛関係において、お互いの誕生日にプレゼントを贈り合うというギブアンドテイクもある。友人との旅行で、車を出してもらうため、代わりにガソリン代を出すというのもギブアンドテイクだ。過去に仕事で助けてもらったことがあるため、相手が仕事で大変な思いをしている時には助けるというギブアンドテイクもある。
ギブアンドテイクの考え方は、社会におけるあらゆる場面で取り入れられている。そして、ギブアンドテイクができない人、特に、自らギブすることはせず、テイクばかりの人は非難される傾向がある。また、ギブばかりの人は、負担が大きくなり、最終的には心身に不調を来しかねない。したがって、ギブとテイクのどっちかに偏るのではなく、バランスが重要である。
「ギブアンドテイク」の熟語・言い回し
ギブアンドギブとは
「ギブアンドギブ」は、何かを与え続けることを指す、ギブアンドテイクになぞらえた表現である。ギブアンドギブは基本的に、目先の見返りを求めない行動だ。そして、与えることを継続していれば、最終的には大きなテイクが返って来るという考え方である。日本語表現である、徳を積むに近い。また、見返りを必要とせず、人に何かを与えることが好きな人が、信条としてギブアンドギブを掲げる場合もある。
テイクアンドギブとは
「テイクアンドギブ」は、譲り合いや公平なやり取りといった、ギブアンドテイクと同じ意味を持つ表現である。ギブアンドテイクと置き換えても、特に問題なく意味は成立する。ただ、テイクの後にギブが続く形になっているため、与えられたものに対するお返しをする形で、公平なやり取りを成立させるという意味合いが強い。
ギブアンドテイクしない人とは
「ギブアンドテイクしない人」は、与えてもらってばかりで、相手に何も返さない人を指す言葉である。他者に何かをしてもらって当然という考え方を持っていたり、自分が得することだけを考えていたりする人を指す。言葉だけを見ると、ギブアンドギブを行う人も、ギブアンドテイクしない人に該当する。しかし、ギブアンドギブを信条にする人を、ギブアンドテイクしない人と呼ぶことはまずない。また、ギブアンドテイクの考え方そのものを否定する人を、ギブアンドテイクしない人と呼ぶこともない。与えてもらう、テイクばかりの人を非難する意味合いを含んだ表現である。
世の中ギブアンドテイクとは
「世の中ギブアンドテイク」は、何かを手に入れるためには、代わりに別のものを差し出さなければならないのが、この世のルールであるという意味の表現だ。相手にギブアンドテイクすることを求めたり、ギブアンドテイクを行う自身の正統性を主張したりする際に使用される。また、無償奉仕を否定する目的で、使用されることもある。
ギブアンドテイク
「ギブ・アンド・テイク」の例文・使い方・用例・文例
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