主な町と駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 15:17 UTC 版)
本線 ティドマス/ティッドマス(Tidmouth) ソドー島の西岸、ティド川河口に位置する島最大の町。人口35,000人。主な産業は造船・漁業・重工業。ティドマス機関庫とティドマス港の所在地。テレビ版ではタウンホールの広場の所在地でもある。フライング・キッパーが発車するのもこの港。町のモットーは「Industry and Progress(産業と進歩)」。 地名の由来は文字通りティド(Tid)川の河口(mouth)にあることから。 ティドマス駅は原作では本線の始発駅であり4番線まである大規模な中央駅で、巨大な給炭設備や転車台、機関庫が備わっているが、テレビ版ではナップフォード駅に差し替えられ、ティドマス駅自体は中規模な連絡駅となっている。ヴィカーズタウン〜バロー=イン=ファーネス間が接続された後にノース・ウェスタン鉄道の本拠地となる。テレビ版ではナップフォード駅に変更されている。更にテレビ版では近郊にロアー・ティドマス(Lower Tidmouth)駅、ティドマス・ホルト(Tidmouth Hault)駅、キャランデール(カランデール、Callandale)駅が、中心部付近に後述のタウンホール(Town Hall)駅が存在している。ロアー・ティドマス駅は本線の駅、ティドマス・ホルト駅はダックの支線上にある海辺の駅。 ナップフォード(Knapford) ティドマスの南、エルス川河口に位置する町。人口2,000人。主な産業は農業・漁業・野鳥狩り。ナップフォード操車場、ナップフォード機関庫、ナップフォード港の所在地。テレビ版ではティドマスに代わりソドー島最大の町として位置付けられている。 ナップフォード駅は原作では本線とトーマスの支線を繋ぐ小規模な接続駅で、初出の第2巻ラストの説明では急行が止まらないと明記されているほど小規模な駅で1日に8本しか列車が発着しないが、第15巻ではそれでも急行の客車は乗り入れるようになっている。 一方、テレビ版では第1話から島の中央駅として栄えており、5番線までありドーム屋根が4つ付いた巨大な駅となっている。この他、ナップフォード港にはナップフォード・ハーバー(Knapford Harbour)駅がある。 地名の由来は、オードリー牧師がかつて教区牧師を務めていたナップウェル (Knapwell) 教区から。 クロスビー(Crosby) 島西部に位置する小さな海辺の町。テレビ版ではソドー酪農場の所在地。 11世紀、町の教会の構内に石の十字架(cross)が作られたことが地名の由来とされ、元々の地名はクロシュビャー(Croshbyr)であった。 クロスビー駅近くの待避線の先には床屋があり、暴走貨車に押されたダックが突っ込んだ。テレビ版では後に駅が再登場した時には既に床屋はなくなっていた。 ウェルズワース/ウェルスワース(Wellsworth) 島南部にある半島の北端、海岸付近に位置する町。サドリーに近接している。人口550人。ウェルズワース操車場、スクラップ置き場、チャールズ・ラクシー牧師の牧師館と果樹園、ウェルズワース病院、女子修道院の所在地。テレビ版ではソドー吊り橋と沼地の線路の所在地でもある。 7世紀、イングランド出身の宣教師ティバがこの地に井戸(well)を掘らせたことが地名の由来とされる。 ウェルズワース駅はゴードンの丘の麓にあり、本線とエドワードの支線との連絡駅である。そのため、列車牽引や車両の入れ替え、あるいは丘を登る機関車の補機を務めることを目的としてエドワードがよく駐在していることから「エドワードの駅(Edward's station)」の通称を持つ。 地名の正式な由来は、オードリー牧師がかつて教区牧師を務めていたエルスワース (Elsworth) 教区から。 ジェームスの脱線事故の際にトーマスが働いていたのもこの駅である。 マロン(Maron) ウェルズワースの東に位置する町。北部に採石場があるが現在は使われていない。 マロン駅はゴードンの丘を越えてすぐの地点にあるため、丘を下る際に暴走を余儀なくされた機関車は大抵この付近で急停止するか事故を起こす。テレビ版では本線とウルフステッド線、及び本線の別ルートの連絡駅でもある。 クロンク(Cronk) 島の中心部から南へ下った谷間に位置する町。中世には島の旧都であったが現在は当時ほど栄えてはいない。クロンク城跡の所在地であり、西には高架橋、北にはパブリックスクールとクロンク大修道院跡も存在する。 元々の地名はクロンク=ニー=ブラーイド(Cronk-ny-Braaid)であり「谷間の丘」を意味する。 おおよそソドー鉄道本線の中間地点に当たる。テレビ版に登場のクロンク駅は比較的小規模な単線駅である。 キルデイン(Killdane) クロンクのやや南東に位置する町。1967年に開業したアールズデール砂利花崗岩会社本社の所在地であり、テレビ版ではキルデイン精錬所の所在地でもある。村の外れの台地には謎の巨大な立て石が円状に連なっている。 上記の立て石のことから「悪魔の教会(Keeill-y-Deighan/Church of the Devil)」の異名を持っており、地名の由来でもある。 キルデイン駅は本線とピール・ゴッドレッド線の分岐点であり、1時間ないし30分に1本の列車が発着する。また、この駅から電気機関車が1日に4回ピール・ゴッドレッド線を通って北方へと発車する。1977年にはカートレインのターミナル駅も開業した。第1次フライング・キッパー事故が発生した場所でもある。 ケルスソープ(Kellsthorpe) 島南東部に位置する町。付近に城が存在する。 最寄り駅は町の中心部から少し離れたケルスソープ・ロード(Kellsthorpe Road)駅であり、この駅は本線とカーク・ローナン線との接続駅である。テレビ版では第8シーズン中において駅のグランドオープンが行われた。なおテレビ版では単にケルスソープ駅とも呼ばれる。 クロバンズ・ゲート(Crovan's Gate) 島の中心部から東へと続く峠道の近くに位置する町。修理工場(テレビ版ではソドー整備工場)とスカーロイ鉄道の機関庫の所在地。町のモットーは「Ave amicos cave hostes(ようこそ、友よ。敵軍に気を付けろ)」。 11世紀、ソドー島の王であったゴッドレッド・クロバン (Godred Crovan) がノルマン人の襲撃を受けた際、この近くの峠へ彼らをおびき寄せている隙にその船を破壊してノルマン人を撃退したという逸話が地名の由来とされる。 クロバンズ・ゲート駅はスカーロイ鉄道の終着駅であり本線への乗換駅。 ヴィカーズタウン(Vicarstown) 島の東側に位置する町。ソドー島とイギリス本土とを結ぶ可動橋(テレビ版ではヴィカーズタウン橋)とヴィカーズタウン機関庫の所在地。またテレビ版ではディーゼル整備工場の所在地でもある。 ヴィカーズタウン駅は、ソドー鉄道がバロー=イン=ファーネスまで延長される以前はソドー島のターミナル駅であり本部もあった。原作のヴィカーズタウン駅が大規模であったりヴィカーズタウン機関庫があったりするのはその名残りである。 モデルとなった町はウォルニー島のヴィッカーズタウン (Vickerstown) 。ここにオードリー牧師が自身の職業である牧師(vicar)を掛け合わせたのが地名の由来である。 トーマスの支線 ドライオー(Dryaw) 島西部、トーマスの支線付近に位置する村。元々は干潟干拓を行うA・W・ドライ社の労働者居住区だったが、徐々に大きな村へと発展してきた。ドライオー飛行場の所在地。 A・W・ドライ社ないし「乾く(dry out)」という言葉が地名の由来とされる。 ドライオー駅はトーマスの支線の駅であり、ナップフォード駅とトリレック駅の間にある。テレビ版では原作の設定に従い模型時代は飛行場が存在していたが、ソドー空港やソドーレスキューセンターが建設されたためか第17シーズンの時点では飛行場がなくなり格納庫のみとなっていた。この他、ドライオーには貨物駅も存在し、こちらはナップフォード・ハーバー駅とトリレック駅の間の駅である。 地名の正式な由来は原作者オードリー(Awdry)牧師の名前のアナグラムから。 トリレック(Toryreck) トーマスの支線付近に位置する村。かつてはA・W・ドライ社の本部があった。酪農場の所在地。また、南東にはトーマスが穴に落ちた鉛鉱山がある。 トリレック駅はトーマスの支線と貨物線との分岐点であり、前者はナップフォード駅、後者はナップフォード・ハーバー駅へと向かうことになる。 エルスブリッジ(Elsbridge) トーマスの支線付近のエルス渓谷に位置する村。人口500人。エルスブリッジ高架橋とクリケット場の所在地。またテレビ版ではエルスブリッジ操車場、エルスブリッジ機関庫と客車庫、水車の所在地でもある。 エルス(Els)川に架かる橋(bridge)があることが地名の由来とされる。 エルスブリッジ駅は原作では単なる停車駅だが、テレビ版ではトーマスの支線とループ線の小規模連絡駅としての役割を果たしている。ノース・ウェスタン鉄道の開通及びアノファ採石場の開業以前はトーマスの支線の前身であるナップフォード・アンド・エルスブリッジ軽便鉄道の終着駅だった。 ウェルズワースと同様、地名の正式な由来はオードリー牧師がかつて教区牧師を務めていたエルスワース (Elsworth) 教区から。 また、山梨県富士吉田市のアミューズメント施設富士急ハイランド内のエリアである「トーマスランド」に存在するアトラクション、「トーマスとパーシーのわくわくライド」はナップフォード駅からエルスブリッジ駅まで向かうという設定である。 ハッケンベック(Hackenbeck) トーマスの支線付近、ファーカーの西に位置する小さな村。ハッケンベック川が近くを流れている。ハッケンベックトンネルやキンドリー夫人の家の所在地。 ハッケンベック駅はエルスブリッジ駅(テレビ版ではメイスウェート駅)とファーカー駅の間にある駅。 ファーカー(Ffarquhar) トーマスの支線の終点。バーティーの停留所でもある。ここからファーカー採石会社が運営するアノファ採石場(テレビ版ではファーカー採石場)まで専用線として路面軌道が続いており、最初の頃はトーマスが運航してたが規則違反であるため、警官による指摘以後は原則としてトビーとメイビスしか利用しない。ファーカー操車場、ファーカー機関庫と客車庫の所在地。 ファーカー駅は原作に比べテレビ版の方が小規模である。原作でトム・ティッパーが毎日郵便を受け取るのはこの駅。テレビ版第1〜7シーズンのオープニング映像に登場したのもこの駅。 「遠くにある採石場(Far-away quarry)」という言葉を元にオードリー牧師と弟ジョージが考え出した造語が地名の由来である。 エドワードの支線 サドリー(Suddery) ゴードンの丘の南、エドワードの支線付近に位置する小さな町。5世紀、アイルランドの宣教師ルオックが漂着したのをきっかけに島の中心地へと成長していった。クロンクと同様にかつては島の旧都として要塞化された町であり、近代にはソドー連隊の本拠地でもあったが、現在は当時ほど栄えてはいない。サドリー大聖堂、サドリー城跡の所在地。町のモットーは「Luoc Sodoris Lux(ラテン語で『ルオック、ソドー島の光』)」。 サドリー駅はエドワードの支線中にあり、ウェルズワース駅で本線と分岐してブレンダムへと続く路線の中間地点である。テレビ版では町の郊外にロアー・サドリー(Lower Suddery)駅という小さな駅も存在する。 ブレンダム(Brendam) エドワードの支線が走る半島の南端に位置しブレンダム湾に面している港町。人口5,000人。ソドー陶土会社の本拠地であり、ここからビルとベンが働く陶土採掘場へと専用線が続いている。またテレビ版ではソドー造船会社の本拠地でもある。第3シーズンにはソドー貿易会社の本拠地でもあった。近くに女学校がある。 ブレンダム駅はエドワードの支線の終着駅。テレビ版では町の郊外にアッパー・ブレンダム(Upper Brendam)駅も存在する。 カーク・ローナン線 ロルフズ・キャッスル(Rolf's Castle) ケルスソープ・ロードからカーク・ローナンへと続くカーク・ローナン線の近くにある町。ロルフ城の所在地。 ロルフズ・キャッスル駅はおおよそカーク・ローナン線の中間地点である。 カーク・ローナン(Kirk Ronan) 島南東部に位置する港町。1865年、スカーロイ鉄道開通の頃に来島したスカーロイが船から降ろされたのはこの港。火曜日と金曜日にはここからアイルランドの首都ダブリン行きの連絡船が出港する。ローナン教会の所在地。 古代ソドー島を訪れた宣教師ローナン (Ronan of Locronan) が地名の由来とされる。カーク(kirk)はサドリア語で「教会」を意味する。 カーク・ローナン駅はカーク・ローナン線の終着駅。テレビ版では第5シーズンにおいて新たに駅がオープンし、その直後にゴードンの暴走事故がきっかけで「ゴードンの窓」が作られた。 ノランビー線 バラフー(Ballahoo) 島東部に位置する町。バロー=イン=ファーネスのベッドタウン。町の北にはヘンリーのトンネルがある。 バラフー駅はノランビー線の一部。 ノランビー(Norramby) 島の東南岸に位置する海辺の町。ソドー伯爵(公爵)を務めるノランビー家の家名の由来となった土地でもある。ノランビービーチの所在地。 本来の地名はノーマンビー(Normanby)と言い、かつてノルマン(Norman)人がこの地からソドー島へ侵入してきたという逸話が地名の由来とされる。 ノランビー駅はノランビー線の終着駅。テレビ版では町の中心部付近にチャーチ(Church)駅という駅もある。 高山鉄道/スカーローイ鉄道 スカーロイ/スカーローイ(Skarloey) 島の中心よりやや東に位置する。森の中の土地で近くにスカーロイ湖がある。ここからスレートの採石場へと専用線が続いている。スカーロイ鉄道の1号機関車スカーロイの名前の由来。 スカーロイはサドリア語で「森の中の湖」を意味するとされる。 スカーロイ駅はスカーロイ鉄道内の駅。 レイクサイド(Lakeside) スカーロイ湖のすぐそばに位置する。テレビ版では小さな港があり運河に昇開式可動橋が架かっている。 レイクサイド駅はスカーロイ鉄道内の駅。テレビ版では売店のおばさんが経営する「ネプチューン」という売店がある。 レニアス/リーニアス(Rheneas) レイクサイドの東に位置する。付近にレニアスの滝がある。スカーロイ鉄道の2号機関車レニアスの名前の由来。テレビ版では機関車2台分の機関庫がある。 レニアスはサドリア語で「幾筋にも分かれた滝」を意味するとされる。 レニアス駅はスカーロイ鉄道内の駅。南東からの線路がこの駅で分岐し、スカーロイ駅とレイクサイド駅を通ってループ線を形成している。 グレンノック(Glennock) スカーロイ鉄道近くに位置する村。 グレンノック駅はスカーロイ鉄道の中間にある駅。レニアス駅とクロス=ニー=クーン駅の間にある。 クロス=ニー=クーン(Cros-ny-Cuirn) 島東部に位置する。 クロス=ニー=クーン駅はスカーロイ鉄道内の駅。グレンノック駅とクロバンズ・ゲート駅の間にある。 ダックの支線(小西部鉄道) ホールトラフ(Haultraugh) 島西部に位置する海辺の行楽地。テレビ版の設定ではこの近くにバルジーの橋がある。 ホールトラフ駅はダックの支線の途中にある。原作では家鴨のディリーはこの駅に住んでいる。 アールズバーグ(Arlesburgh) アール川の河口域に位置する海辺の町。人気の観光地となっている。アールズバーグ機関庫とアールズバーグ港の所在地。アールズバーグ港は漁港であり、付近で産出された鉱産資源の積出港でもある。 アールズバーグにはアールズバーグ・ウェスト(Arlesburgh West)駅とアールズバーグ・ブリッジ・ストリート(Arlesburgh Bridge Street)駅がある。アールズバーグ・ウェスト駅は不景気により1度は閉鎖されたが、鉱物などの交通が滞ったためハット卿が1968年に再開。現在はダックの支線の終点でありアールズデール鉄道と接続している。この駅にアールズバーグ機関庫とアールズデール鉄道の操車場がある。原作でオリバーがスクラフィーを破壊したのはこの場所。アールズバーグ・ブリッジ・ストリート駅はアールズデール鉄道の小さな乗換駅。この駅にアールズバーグ・ブリッジ機関庫がある。かつてはミッド・ソドー鉄道のターミナル駅だった。 アールズデール(Arlesdale) アール川が通っている渓谷に位置する村。古い鉱山に続く路線がある。 アールズデールには2つの駅があった。町の南端にあるアールズデール駅は別名アールズデール・ロード(Arlesdale Road)駅で、アールズデール鉄道によって運営されている。ここからウルフステッドへと続く道路がある。一方、町の北端にあったアールズデール駅はミッド・ソドー鉄道の駅だったが鉄道の廃線と同時に閉鎖された。 ピール・ゴッドレッド線 アビー(Abbey) 島の中心部よりやや南に位置する。パブリックスクール、クロンク大修道院跡、図書館の所在地。テレビ版では給炭所の所在地でもある。 クロンク大修道院(Cronk Abbey)が地名の由来とされる。 アビー駅は、キルデイン駅で本線と分岐しピール・ゴッドレッド駅へ向かうピール・ゴッドレッド線の途中にある駅。 カーク・マッシャン(Kirk Machan) 島の中心部よりやや北、カルディー・フェル山の麓に位置する村。カルディー・フェル鉄道の機関庫とマッシャン教会の所在地。 6世紀にカルディー・フェル山近くの洞窟に住んだ修道士マッシャン(Machan)が地名の由来とされる。カーク(kirk)はカーク・ローナン同様サドリア語で「教会」を意味する。 カーク・マッシャン駅はピール・ゴッドレッド線とカルディー・フェル鉄道との連絡駅。 ピール・ゴッドレッド(Peel Godred) 島北部に位置する町。元々は城郭都市であり近代にはソドー連隊の本部があった。ソドー・アルミニウム会社、水力発電所とダム、城跡、キング・オリー橋の所在地。 ピール・ゴッドレッド駅はピール・ゴッドレッド線の終着駅。テレビ版での名称は単にピール駅となっている。ここからアルミニウム工場まで専用線が続いている。また、テレビ版では近郊にキャラン(カラン、Callan)駅が存在する。 ウルフステッド線 ウルフステッド(Ulfstead) 島の中心部よりやや西、ファーカーの東に位置する小さな山奥の町。当初は要塞地としての町だったが、城が荒廃すると今度は考古学者らの注目を集め、やがて一種の観光地として栄えるようになった。山の奥深くにあり、冬は雪の影響を受けやすい。クリスマスや収穫祭といった行事のときに登場することが多い。トーマスとパーシーがクリスマスを前に除雪作業や郵便配達を行ったのもこの町。ソドー伯爵領ウルフステッド城とウルフの泉の所在地。テレビ版ではウルフステッド鉱山の所在地でもある。 原作の設定では町はあるがウルフステッド駅は存在しない。かつてはソドー鉄道がファーカー駅から、ミッド・ソドー鉄道がウルフステッド・ロード駅経由でそれぞれウルフステッドまでの路線拡張を計画していたが、いずれも叶うことはなかった。テレビ版では町の中心部にウルフステッド駅が、ウルフステッド城の敷地内にウルフステッド・キャッスル(Ulfstead Castle)駅がそれぞれ存在し、前者はトビーの支線の終点で後者はウルフステッド線とスカーロイ鉄道の連絡駅になっている。 ハーウィック線 ハーウィック(Harwick) 島の北部、オーイア川河口域を挟むように位置する小さな漁業の町。1981年現在人口5,869人。灯台、救命ボート、沿岸警備隊、ならびにマン島のラムジーへのフェリーサービスがある。1959年にはほっそり重役がハーウィックの庭園で一両の古い客車を発見した。 6世紀にハーウィックの略奪を企んでいたヴァイキングが聖マッシャンの度胸に恐れをなして計画を取りやめたという神話があるが、ヴァイキングの襲撃は8世紀以降に始まった為、この説は間違いであると考えられている。 原作の設定ではかつてハーウィックからピール・ゴッドレッドを経由してクロンクまでを結ぶ狭軌線鉄道の建設が計画されたが、クレグウィアーまで到達したところで資金が底をつき中止された。その廃線跡は今も残っている。また、アールズバーグ線からハーウィックへ路線拡張する計画があったが実現には至らなかった。テレビ版では長編第11作においてアールズバーグ・ジャンクションからハーウィックを結ぶ支線が建設され、駅も開業した。
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