主な分類と各問題点とは? わかりやすく解説

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主な分類と各問題点

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 07:26 UTC 版)

有害玩具」の記事における「主な分類と各問題点」の解説

エアソフトガン遊戯銃硬質プラスチック球を難燃性ガスまたは圧搾空気噴射力で打ち出すもので、法的に6mm 弾の場合、3.5J/C㎡以上(0.989J 相当)を超えていて、殺傷力のある準空気銃未満威力制限したものが市販されている。また威力に応じて対象年齢」の下限設けメーカーでも自主規制団体結成し販売店側に不用意に強力な物を販売しないように呼び掛けている。他にも経済産業省では販売業者側に製造販売慎重な対応と消費者教育求めるなどの呼び掛け行っている。しかし不当な販売違法な改造は後を絶たず、悪質な違法改造業者がたびたび逮捕されるなどしており、また未改造の物でも、対象年齢18歳上のものは威力が0.4J未満競技用は0.8J未満とはいえ至近距離から素肌に弾があたった場合に痣が残ることもあり、顔に当たった場合はより重篤負傷をするおそれがあることからシューティングマッチサバイバルゲームなど本来の遊び方でも目や顔を防護するゴーグルマスク着用勧められており、公式のゲームフィールドによっては、着用義務付けられている場所もある。また、特に不当に改造された物は人間動物最悪場合死に至らしめることもある。対象年齢10歳以上モデル対す威力制限の0.135J未満条例よるもので、18歳上のそれは業界団体自主規制団体よるものであるが、自主規制団体属していないメーカーでもエアソフトガン販売が可能である点が問題になっており、2005年9月頃より乱射事件の相次ぎ社会問題として扱われ2006年には銃刀法により、威力基準値以上となる改造エアソフトガン準空気銃位置付け威力規制された。また、18歳以上対象指定され機種マニア向けという性質から比較的「リアルに作ってある高級モデル主流となっている。ただし2000年代後半より対象年齢低く威力限定的な廉価版モデルでも、企業間の競争激化する中で各企業生き残りをかけて細部丁寧な仕上げリアルさ求めた製品登場させてきている。今日エアガン呼ばれて玩具店などで販売されている物は、基本的にこのエアソフトガンである。規制動向に関してエアソフトガンの項を参照レーザーポインター レーザーポインターレーザー光線を出すといった性質から平成おそ年に消費生活用製品安全法規制対象となり、販売される商品出力は1mw未満とする安全基準設けられた。その安全基準適合しているレーザーポインターにはPSCマークがある。基準内でも目にレーザー当てることは危険な行為である。PSCマークが無いレーザーポインター販売製造することは禁止されており、違反した場合罰則がある。基準超えるレーザー出力されるレーザーポインター販売者普天間飛行場上空米軍ヘリレーザーポインター当てた米軍ヘリ照射事件逮捕されている。これをきっかけ航空法改正され規制対象空域レーザー照射行った者には50万円以下の罰金課せられる2018年には米軍横田基地周辺訓練飛行中米軍機レーザー光照射する妨害行為相次いだ事件で、安全規制超える高出力レーザーポインター販売していた男が逮捕された。他にも他者向けた場合威力業務妨害罪傷害罪処される。しかし、使用所持自体は現在も規制されておらず、日本では中国製造で欧米所持使用禁止されている強いレーザーポインター流通している。 ナイフその他の刃物 ポケットナイフ欧米では古くより日常的な道具として用いられ日本でも江戸時代から刀子呼ばれる日用品としての小刀があり、肥後守という伝統工芸品的な物がある。これらの刃物人類進化してきた上で火の使用同程度の意味がある以上、普段からよく使う道具として考えることができる。フォールディングナイフキャンプ用シースナイフならまだしもダガー銃剣ファイティングナイフ販売されており、一部の店では飛び出しナイフなど、携帯はおろか所持するだけでも法的に問題視されるものも販売されている。この問題では、白兵戦使用することを主目的製造されナイフ販売していた者達が銃刀法違反などで有罪処された例がある。 特にバタフライナイフ該当項目にも記載される通り社会問題にまで発展した経緯があり、ナイフ全般購入に際して18歳上であることの身分証明一般的に求められている。 特殊警棒 強化プラスチック金属製伸縮スチールパイプ棍棒で、合法的な防犯グッズのひとつとされているが、無闇に乱用すれば怪我させる上、扱いようによって相手殺害出来武器になる。各国の警察組織採用しているものを輸入して販売する業者もあるが、中には粗雑安価なコピー商品売られており、簡単に壊れるものもある。重量はその製品にもより異なるが、三段伸縮式のものではおおむね300グラムから400グラム程度武術用の木刀よりも軽量とはいえ、それでも人を打ち据えれば骨折させることもある。護身用持ち歩く者もいるが、たとえ護身用であれ、屋外携帯するのは軽犯罪法抵触する最近主流アルミ合金製で、重さ旧来のスチール製の半分女性でも振り回せモノである。ただ、長さ伸ばした状態でもたったの65cm前後接近戦求められ男女ともに技術習得も必要で護身用には向いていない。 クロスボウボウガン洋弓銃基本的に狩猟あるいは競技用器具である。銃器とりわけライフル銃)に比べれば殺傷力飛距離劣ってはいるものの、矢じり人体の急所動脈神経)に刺されば、15メートル先にいる人間にさえ生命にかかわる傷を与えかねないクロスボウ悪用され場合にもっとも危惧すべき点は、殺傷力ではなく銃器違い無音犯行に及ぶことが可能な点にある。現段階ではスポーツ用器具として、誰でも購入することが可能である。みだりに携帯すれば、職務質問などでクロスボウ所持発見した警察官判断によっては、軽犯罪法違反現行犯として検挙される地域条例などで販売対象年齢制限している地域もある。ただ、通信販売場合相手年齢確認しうる確実な方法もないため、クロスボウ規制対象所有者の手に入る。野外動物に矢を発射し、矢が刺さって負傷した野鳥野良猫殺傷される事件もたびたび発生している。クロスボウは、エアソフトガン同様、殺傷力命中精度強化目的とした不当な強化改造といった問題懸念されるスタンガン、催涙スプレー 相手行動の自由を奪う、これらによる暴行事件強盗事件恐喝事件発生している。なお正当防衛以外でスタンガン催涙スプレー使用することは刑法上で屋内所持する限り問題ないが、屋外携帯した場合正当な理由なければ軽犯罪法凶器携帯罪に問われ使用すれば傷害として扱われる。これらを用いて暴行強盗恐喝行った場合肉体的な損傷の有無関わらず強盗傷害事件暴行傷害事件、または恐喝傷害事件として扱われ恐喝強盗単体よりも重い刑事罰民事上の制裁噴射され施設側や被害者による損害賠償治療費請求など)が処される護身具として催涙スプレー所持は、犯罪被害から逃れるために有効であるとする最高裁判例があり、実際に難を逃れた事例少なくないため、スタンガンに対して催涙スプレー護身道具として人気があり、所持自体への規制求める声は少ない。 モデルガン 銃器外観メカニズム再現した模型一種であり、エアガン異なり弾丸発射機能がないものを指す。弾丸発射機能は無く、銃の構造詳しく知りたい欲求応えたり、火薬用いて擬似的発砲音動作を楽しむものである金属製モデルガン主流だった頃には、威嚇目的悪用されたり、弾丸発射できるように改造されたものが出回ったため、拳銃型のものの表面白色または黄色金色)に限定し改造されすいもの販売禁止する法規制が行われた。金属製モデルガン規制強化された後はプラスチック製のものが主流になったが、1980年代中頃から台頭してきたエアソフトガンシェア奪われ遊戯銃全体占めモデルガン割合僅かになっている。1971年昭和46年)に金属製モデルガン券銃タイプ外観規制され1977年昭和52年)に金属製モデルガン構造等規制された。現在、発射機能もないモデルガン有害玩具指定して未成年者販売規制している自治体京都府など一部限られるダーツ 日本アメリカでは法律規制外だが、ヨーロッパ一部の国では針の部分使用して人を傷つける危険性があるため、有害玩具指定されている。日本でも条例では規制しているところもある。兵庫県ではダーツと共に吹き矢玩具銃などが18歳未満への貸与販売禁止される有害玩具指定されていて、違反した場合30万円以下の罰金などが科せられている。

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