七ッ星魔人とは? わかりやすく解説

七ッ星魔人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 15:15 UTC 版)

冒険王ビィトの登場人物」の記事における「七ッ星魔人」の解説

魔人最高位、八輝星にもっとも近いのが七ッ星魔人である。ビィト戦士団が七ッ星のひとりグリニデを倒したことにより、魔賓館館長シャギーゼノン実弟であるビィトが兄と同様の力を秘めている見てビィト倒せば無条件「星」ひとつを与えるという知らせ全世界の七ッ星魔人に届ける。つまり八輝星になれるという通常では考えられない破格条件提示されたため、七ッ星魔人どうしの争いになることが予想された。これを回避するため、ベカトルテ近海の城に一同会し順番決めて一人ずつビィト抹殺を狙う争奪戦が始まる。なお、過去にこれと同様のゼノン戦士団倒せば無条件に星をひとつ貰える」という争奪戦が行われたが、当時五ッ星のベルトーゼが壊滅させたという経緯がある。しかし、そのときゼノン戦士団生死不明となったため、星は授与されていない惨劇王者 ベルトーゼ(さんげきおうじゃ ベルトーゼ) 声 - 石塚運昇 魔人なかでもトップクラス実力有する強豪人間魔人問わず強い相手と戦うことを至上喜びとする。莫大な冥力に加え相手弱点や技の特徴瞬時看破する卓越した戦闘センスを持つ。ひとつめの星に冥力を封印する高等修練法「星呑み」を使うことも可能。 五ッ星時代ゼノン戦士団戦い壊滅させるも、何者かの邪魔によって決着はつかず、その後友人ノア造った分身体ファントム)を使って戦い重ね3年間で七ッ星にまで昇格する。グリニデと戦うためにレドウを訪れたところ偶然ビィト再会し圧倒的な力で攻めるが、クルス助言思い出しクラウンシールド武器選んだビィト機転によって敗北するその後も本体はキューロック山脈居城座して動かず静かにビィト戦える日を心待ちにするビィト争奪戦では四番手となる。ファントムストローク / ファントムエクスプロージョン ベルトーゼの魔奥義黒い炎の冥力を込めた拳から放たれる強力な一撃と、それを全身から無数に放つ技。 深緑智将 グリニデ(しんりょくちしょう グリニデ) 声 - 大友龍三郎 知性派を自認し策謀を好む魔人。みずからが放った魔物発する黒煙により日光遮られ黒く染まった大地「黒の地平」を勢力圏とする。初登場時は六ッ星だが、計画的な侵略により黒の地平人口十分の一減らした功績から七ッ星に昇格する。力をむやみに誇示したりする粗暴な魔人を嫌い、とりわけその筆頭格であるベルトーゼを敵視している。3人の魔人人間であるキッスをも配下加えており、それぞれに逆らえ猛毒注入される仕掛け腕輪忠誠の証として身に着けさせている。 知性的な言動取ろうとつねに努めているが、本性知性派とはかけ離れた非常に怒りやすく暴力的な性格持ち主精神安定作用のある秘トラキラを液化したものに浸かり深緑外皮形成することによって精神安定させているが、その状態でさえ一度逆上すると、誰にも止めることができない勢いで暴れる。自身はその暴力的な本性嫌っており、グリニデが嫌う暴れることしか頭にない魔人典型とは自分自身のことで、「深緑智将」という異名も「血塗られたちぬられたけだもの)」という本来の異名嫌ったグリニデが自分広めたのである怒りをおぼえると額の角が伸び限界超えたとき、精神安定させるための深緑外皮剥がれ本来の姿である昆虫のような身体現れる魔人としての力の真価は冥力全て身体強化使用することによる圧倒的な防御力攻撃力であり、その暴力的な性格により凄まじい破壊力発揮する数々智謀による功績立てキッス古代魔人遺跡調査させることで、やがては魔賓館頼らずにみずから魔物生産し、さらに領土を拡げ八輝星に到達することを企てていたが、配下魔人次々ビィト戦士団倒されキッスにも反逆されたあげく、ビィトに「おまえ」呼ばわりされたことがとどめとなって烈火のごとく怒り狂い血塗られた本性現す激闘のすえ、ビィト戦士団反撃によって冥力制御器官である角を折られ、死と同時に生じる冥力の暴走による大爆発寸前理性取り戻し息絶える。この奇跡ビィト争奪戦幕開けとなる。怒剛烈波(どごうれっぱ) グリニデの魔奥義。冥力によって強化され全身筋肉高速振動させ衝撃波の壁を放ち周囲全域根こそぎ薙ぎ払う魔人博士 ノア(まじんはかせ ノア) 声 - 堀内賢雄 「魔」と「人」双方研究極め尽くした七ッ星魔人。戦うために生まれたはずの魔人であるにもかかわらず争い事嫌っている。しばしばその実力を侮られ、今まで自分降り掛かった火の粉払っていたらいつの間にか七ッ星になっていたと語る。性格正反対のベルトーゼとは友人どうしであり、ベルトーゼの分身体もみずからの手造っている。 ビィト争奪戦辞退し動けないベルトーゼの代わりにカードを引く。バロン隠され素顔目の当たりにし、あまりに多種多様な存在である魔人とは何かという疑問抱きはじめる。 不動巨人 ガロニュート(ふどうきょじん ガロニュート) 西方砂漠地帯主戦場とする七ッ星魔人。巨体動き鈍重だが、両腕堅牢な盾を持ち重力を操る魔奥義周囲の敵の動き封じる。その外見的な印象とは裏腹に子供じみた卑劣な性格で、ぬか喜び嫌ってつねに周到な策を立てる。体内ブロックにはほかの魔人から奪った魔物大量に収納されており、魔人界でも一、二を争う嫌われ者となっている。圧倒的に優位な状況から敗者絶望する顔を眺めることに最高の愉悦感じており、これまで苦戦経験したことがなく、いかなるときも遊び心捨てられない。 ベカトルテ近海のマニヨン島に集められた七ッ星魔人たちのなかで、ビィト抹殺順番カード決め提案行い、不正を仕込んで一番手を得る。ビィトたちをゲームの駒に見立てすべての魔物投じた罠を仕掛けたマニヨン島にクルス人質にしておびき寄せ勝利を確信するも、キッス機転により失敗に終わる。ぬか喜びさせられたことに怒り体内の重いブロックをすべて排出してこれまではうって変わった俊敏な動きビィトたちを圧倒するが、途中で遊び心見せたために隙を突かれ敗北する。死の間際、七ッ星のロディーナによって自分自身弄ばれていたという事実を告げられ顔面踏み砕かれる超重領域(グラビ・ゾーン) ガロニュートの魔奥義。冥力により、周囲重圧をかけて相手動き封じる天空バロンてんくうおう バロン) 声 - 田中秀幸 飛行能力持ち、ベルトーゼと並ぶ武闘派魔人筆頭格とされる七ッ星魔人。強力な奥義使いこなし肉弾戦技量も高い。その人格は高潔そのもので、正々堂々とした戦いを好むことから、かつてバロン戦い敗れた人間戦士死に際に「卿(サー)」という人間世界称号たたえたという逸話があり、それを面白がった魔人たちのあいだでも「バロン卿(サー・バロン)」と呼ばれている。グリニデも、バロンには美学知性感じられるとして一目置き、「別格」と評する魔人どうしの争いや星の獲得には興味示さず、強い人間と戦うことのみを好み、とくに将来有望見た相手にはとどめを刺さず、再戦期待して助命することも多い。過去にもキッス捨て駒にして逃走図ったバスターたちの命を奪いながら、その一方で仲間のために自分立ち向かってきたキッス勇気認め、その命を救っており、のちの生き方多大な影響及ぼしている。 ただし、月に一度の「赤い月の夜」にはバロン人格眠り入り補助頭脳ザンガ」がその肉体支配するバロン頭部宿り強大な力を発揮する肉体制御する存在で、バロンとは正反対残忍な性格持ち主バロン仮面をかぶり、ザンガ存在そのもの隠している。バロンの「知恵袋」「育ての親」を自称し坊やボーイ)」と呼ぶが、バロン自身ザンガの「親心のようなものを認識しつつ、それを疎ましく思っている。バロン肉体から離れて生きられず、それゆえバロン最強魔人にすることだけを生きがいとしており、欲を持たないバロン代わり大暴れして星を稼ぎ、サンクミールに「赤い月の夜」は外に出てならないという伝説生み出したビィト争奪戦では二番手となり、サンクミールに立ち寄っていたビィト桁違い実力圧倒しその将来性を見込んで見逃そうとするが、三番手のヒスタリオが自分順番得よう介入してきたために「赤い月の夜」を迎えザンガ肉体明け渡すことになる。ザンガはみずからビィト始末しようとするが、解き放たれボルティックアックスの「魔技」のまえに撤退余儀なくされ、その力に恐怖し、バロン一度だけ流儀曲げ、今すぐビィトを殺すように懇願する肉体激しくつけられたことでみずからの慢心甘さ悟ったバロンは、その頼み受けて動けないビィト抹殺に向かう。 しかし、復活遂げさらなる成長見せビィトキッス前にしてふたたび戦士としての心が目覚め敗れても本望という心境至ったため、見かねたザンガバロン精神を完全に消し去り自分だけが生き残る称して肉体乗っ取る激闘果てに、ザンガ最終奥義頼りすぎたことが仇となりビィト自身の才牙に敗れバロンから離れてビィト襲いかかったところで、目覚めたポアラにとどめを刺される。じつは自分の身を犠牲にしてバロン生かそうとしていたザンガは、その真意見抜いていたビィトに、バロンとの決着委ねて絶命する。ビィトからザンガ最期本心について知らされバロンは、自分のためにザンガ与えた武勲である星をすべて引き剥がし新たな道を探すべく旅立つ天烈掌(てんれつしょう) バロンの技。掌から光とともに衝撃放つ相手実力を試す一撃であり、並のバスターでは耐えられないミーティアルシャイン 天烈掌上回るバロンの魔奥義多数の「冥光球」と呼ばれる冥力の塊を操り流星のごとく降り注がせる。 ミーティアルウイング バロン最後奥義背中広げられた6光り輝く羽が強靭で鋭い冥力の刃となり、あらかじめ命令され対象を滅ぼすまで自動追尾し、さらに状況に応じて爆発起こすバロンみずからが振るう剣としても形を変えられる凶刃 ヒスタリオ(きょうじん ヒスタリオ) 完全不死肉体を持つ七ッ星魔人。ふだんは寡黙で、手にしたリュート状の楽器陰気メロディ奏でる自分の骨を武器変えることができ、楽器には骨で作られた剣が仕込まれている。どれほど肉体破壊され、かけらとなって大地の冥力があるかぎり何度でも再生し失った星すらも復元できる。通常再生時間がかかるが、冥力を大きく注ぎこむことで瞬時再生可能になるまた、殺した魔人魔物ゾンビとしてよみがえらせ、自身配下とする能力も持つ。力押しよりも自身特性知りぬいた狡猾臨機応変戦いを得意とし、「対人間」においてはもっとも恐ろしい魔人といわれる登場する魔人のなかでは唯一一人称が「オレではなく「俺(オレ)」と表記されるビィト争奪戦では三番手となる。気が短くバロン殺して自分順番得よう執拗に迫るが、「赤い月の夜」を迎えバロン肉体支配したザンガによって返り討ちにあい、八つ裂きにされる。 その異名とは裏腹に本来は好戦的な性格ではなく最初はただ「友達」欲していた。不死肉体利用して勝ちつづけ、ゾンビ化して覇気失った魔人たちを手下加えて使い潰してきたが、そのうちむなしさ覚え人間目をつけるうになる記憶人格残したまま自分に従うようになったライオを一番の相棒呼びバロン敗退後、ライオとともにグランシスタの城下町襲撃しビィトをも「友達」加えようとする。 空中水中移動可能な万能船デストリューン号、通称「骸の幽霊船」を所有しており、船医として片腕魔物ドクター・ギリリ」を従えている。ヒスタリオの肉体ギリリ強化改造施されており、ライオの変化も本来のゾンビ化能力よるものとは異なり自身細胞利用したギリリ改造手術よるものである。牙流転生がりゅうてんせい) ヒスタリオの魔奥義自身の骨で作られた剣を楽器の鞘に収め居合い抜きを行う。その刃は変幻自在で、繰り出すたびに攻撃が変わるため誰にも見切れないという。 小悪魔 ロディーナ(こあくま ロディーナ) 七ッ星魔人。人間女性のような姿をしており、物腰柔らかいが、ときおり残酷な面を覗かせる獰猛な魔物マーグチンのシンシアペットとしてつねに抱いており、シャギーと同様、地脈の扉を持つ(デザイン異なる)。 ガロニュートのカードにさらに細工をし、ビィト争奪戦順番決めるが、みずからは最後となる五番手を選ぶ。キッスを「人生多く魔人左右される」と称し興味を持つミスティサークレイ ロディーナの特殊能力。印をつけた場所へ自分自身含め自由に転送することができる。

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