あくとは? わかりやすく解説

あく【×幄】

読み方:あく

[音]アク(呉)(漢) [訓]とばり

からかぶせる幕。テント。「幄舎帷幄(いあく)」


あく【×幄】

読み方:あく

幄舎(あくしゃ)」に同じ。


あく【悪〔惡〕】

読み方:あく

[音]アク(呉)(漢) (ヲ)(漢) [訓]わるい あし にくむ

学習漢字3年

[一]アク

正しくない。わるいこと。「悪意悪質改悪害悪旧悪凶悪極悪最悪罪悪邪悪醜悪

不快な。いやな。「悪臭悪感情

よい状態にない。上等でない。「悪衣・悪食悪筆粗悪劣悪

[二]〈オ〉

不快に思う。にくむ。「嫌悪好悪憎悪

気分むかむかする。「悪寒悪阻(おそ)」

[三]〈わる〉「悪気(わるぎ)・悪口性悪(しょうわる)」

難読悪戯(いたずら)・悪阻(つわり)


あく【悪】

読み方:あく

【一】[名]

わるいこと。人道法律などに反すること。不道徳反道徳的なこと。「—に染まる」「—の道に走る」「—の張本(ちょうほん)」⇔善。

芝居などで、敵役。「実(じつ)—」「色—」

【二】[接頭]人名官名などに付いて性質・能力行動などが、あまりにすぐれているのを恐れていう意を表す。「—七兵衛景清


あく【握】

読み方:あく

常用漢字] [音]アク(呉)(漢) [訓]にぎる

にぎる。「握手握力/一握」

しっかり自分のものにする。「掌握把握

名のり]もち


あ・く【明く/開く/空く】

読み方:あく

【一】[動カ五(四)

(開く)

隔て仕切り覆いなどが、動かされ除かれる閉じていたものがひらく。「窓が—・く」「鍵(かぎ)が—・かない」⇔閉まる。

営業が始まる。営業が行われる。「店は何時まで—・いていますか」⇔閉まる。

開票がはじまる。「票が—・く」

(明く)

衣服の襟などが、ひらかれている。「この服は襟ぐりが—・きすぎている」

閉じていた目や口がひらいた状態になる。「小犬の目が—・く」

物忌み契約などの、一定の期間が終わる。「喪が—・く」「年季が—・く」

(空く)今までそこを占めていたものふさいでいたものが、除かれたり、なくなったりする。

㋐穴ができる。「胃壁に穴が—・く」

㋑そこにいた者やあった物がなくなり、からになる。「—・いている部屋ありますか」「席が—・く」

空間空白余地ができる。間隔広がる。「行間が—・いている」

㋓器の中のものが全部使われてからになる。「瓶が—・く」「—・いた銚子かたづける」

仕事終わり、暇になってゆとりができる。「からだが—・く」「手が—・く」

㋕用が済んで当面使わなくなる。「—・いたら貸してください

欠員になる。「課長ポストが—・く」

(開く)あける。「口を—・く」

[補説] 2㋑は「開く」、3は「明く」とも書く。

【二】[動カ下二「あける」の文語形

[下接句] 穴のあくほど片目が明く地獄の釜(かま)の(ふた)も開く・手が空く手が空けば口が開く・幕が開く・が空く・埒(らち)が明く


あく【×渥】

読み方:あく

人名用漢字] [音]アク(呉)(漢)

手厚いねんごろ。「優渥

名のりあつ・あつし・ひく

難読渥美(あつみ)


あく【灰汁】

読み方:あく

植物焼いた灰を浸して得る上澄み液アルカリ性示し古来洗剤漂白剤として、また染色などに用いる。

山菜野草などに含まれる渋み・えぐみなどのもとになる成分。「ウドの—を抜く」

肉などを煮たときに、煮汁表面浮き出る白く濁ったもの。「スープの—をすくい取る

独特のしつこさや粘っこさなどがあって、なじみにくい個性。「—の強い人」

「灰汁」に似た言葉

あ・く【飽く/×厭く/×倦く】

読み方:あく

[動カ五(四)

十分になってもうたくさんだと思う。いやになる。「—・くことを知らぬ金銭欲

菜の葉にとまれ。菜の葉に—・いたらにとまれ」〈野村秋足蝶々

満たされ気持ちになる。満ち足りる満足する

恥ぢらひ給ひける御さま、—・かぬ所なし」〈源・

動詞連用形付いて十分に…する、…することにあきあきする、の意を表す。

繰り返して読んで読んで読み—・かなかった」〈二葉亭・平凡〉

[補説] 現代共通語では一般に「あきる」(上一)を用い、「あく」は文章語的な表現また、「飽くまで」のような形で用いられる


空く、開く、明く

読み方:あく

カ行下二段活用動詞「空く」「開く」「明く」の終止形
「空く」「開く」「明く」の口語形としては、カ行下一段活用動詞空ける」「開ける」「明ける」が対応する

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灰汁(あく)

※「ラーメン用語辞典」の内容は、2013年時点の情報となっております。

あく

【灰】[名] (石炭ストーブ等の)灰。〈高〉

あく、あくべぇ

方言共通語使用例または説明
あく、あくべぇの上にあく撒く早く早く解けるってね」(の上に灰を撒く早く解けるそうです

あく

大阪弁 訳語 解説
あく -- 明く。「埒が明くの上略形。埒とは低い垣根のことで、それが取り払われ物事順調に進むこと。そんなもんあくか、そんなもんあっか、と使う。「あかん」の語源


あく

飽き
例「もう、あいてきた」=「もう、飽きてきた」

読み方:あく

  1. 陳述自白-口ヲ開クノ意。〔第四類 言語動作
  2. 陳述自白口を開くの意。
  3. 自白する。〔一般犯罪
  4. 自白。〔掏摸
  5. 陳述自白の意。

分類 掏摸犯罪


灰汁

読み方:あく

  1. いやみ、「あくが抜けている」は、いやみのないこと。
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

安久

読み方
安久あく

アク

(あく から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/11 07:20 UTC 版)

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アクあく

  • 灰汁 - 食品に含まれる、渋み・苦み・不快な臭いなどの元となる、食事には不要な成分の総称。

Akh

Aku

関連項目


あく

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 15:04 UTC 版)

ポケットモンスター (ゲームシリーズ)」の記事における「あく」の解説

イメージカラーは黒。『金・銀』から登場

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「あく」を含む「ポケットモンスター (ゲームシリーズ)」の記事については、「ポケットモンスター (ゲームシリーズ)」の概要を参照ください。

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あく

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 02:00 UTC 版)

名詞

あく灰汁

  1. 植物の灰をに溶かしたときの上澄みすくった液で、炭酸カリウムを主成分とするもの。
  2. 食品含まれる渋み苦み・えぐみ・不快臭いなどの元となる不要な成分総称植物性食材においては食用適さないアルカロイド類などであり、肉や魚介類煮た時の灰汁は、煮汁溶け出した水溶性タンパク質熱変性によって凝固した、アミノ酸脂質を含む泡状の浮遊物をいう。
  3. 語義2より)他人に対して多少不快感や嫌みを伴うが、強く印象けられる個性

関連語

動詞:空く

あくく、く、く】

  1. 原義閉ざされている状況において、閉ざしているものと異なるものによる空間つくりだされる
  2. 占められていた場所から、その占めていたもの除いて他の用途用いるべき場所を得る
  3. 進路に対して塞がれいたもの除かれて、塞いでいたもの反対側にいけるようになる
  4. 暗闇から光が差す。朝になる。

関連語

動詞:飽く

あく飽くく、倦く

  1. (古、方言あきる
  2. (古、方言)(補助動詞)することにあきる。

活用

動詞:飽く

あく飽くく、倦く

  1. あきる繰り返し行ない厭になる
  2. 満足する。
あ-く 動詞活用日本語活用
カ行四段活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形

発音

二拍動詞二類

あ↗く

派生語

動詞:明く

あくく】

  1. ける。
  2. 年月日などが)あらたまる。
あ-く 動詞活用日本語活用
カ行下二段活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
くる くれ けよ

発音(連体形)

三拍動詞一類

↗あくる

諸言語への影響

動詞:開く

あくく、く】

  1. ひらく。
  2. 隙間などが)できる
  3. 解禁される。
  4. 欠員ができる。
  5. (ある期間が)わる。
あ-く 動詞活用日本語活用
カ行四段活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形

あく【開く、空く】

  1. 閉じているものなどを)ける。ひらく。
あ-く 動詞活用日本語活用
カ行下二段活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
くる くれ けよ

諸言語への影響

名詞

あく

  1. 灰をかした時のうわみの

発音

二拍名詞一類

↗あく

接尾辞

あく

  1. 終止形接続し名詞化する接尾辞





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