塩素とは? わかりやすく解説

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えん‐そ【塩素】


物質名
塩素
英語名
Chlorine
元素記号
Cl
原子番号
17
分子量
35.4527
発見
1774年
原子半径(Å)
1.01
融点(℃)
-101
沸点(℃)
-34.11
密度(g/cm3
3.21
比熱(cal/g ℃)
0.116
イオン化エネルギー(eV)
12.967
電子親和力(eV)
3.615


塩素

【仮名】えんそ
原文chlorine

水の消毒剤漂白剤として用いられる化学物質

塩素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/20 08:42 UTC 版)

塩素(えんそ、: chlorine)は原子番号17の元素元素記号Cl原子量は35.45。ハロゲン元素のひとつ。


注釈

  1. ^ Dephlogisticated muriatic acid air.[2]

出典

  1. ^ Magnetic susceptibility of the elements and inorganic compounds (PDF) (2004年3月24日時点のアーカイブ), in Handbook of Chemistry and Physics 81st edition, CRC press.
  2. ^ Robert T. Baldwin (1927). “History of the chlorine industry”. J. Chem. Educ. 4 (3): 313–319. doi:10.1021/ed004p313. 
  3. ^ 沖 久也「グリフィス講述『化学筆記』について」『化学史研究』第39巻第4号、2012年、13–20頁。 
  4. ^ 宇田川榕菴 (1834). “元素編第二”. 遠西医方名物考補遺. 8. https://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/ya09/ya09_00857/ya09_00857_0044/ya09_00857_0044_p0005.jpg 
  5. ^ 日本化学会(編)『化学便覧 基礎編』(改訂4版)丸善、1993年。 
  6. ^ 『化学大辞典』共立出版、1993年。 
  7. ^ 『塩素白書』p10-21
  8. ^ F.A. コットン、G. ウィルキンソン、中原勝儼(訳)『コットン・ウィルキンソン無機化学』培風館、1987年。 
  9. ^ 経済産業省生産動態統計年報 化学工業統計編
  10. ^ 容器保安規則 - e-Gov法令検索
  11. ^ 『塩素白書』p45
  12. ^ 毒物及び劇物指定令 昭和四十年一月四日 政令第二号 第二条 十七の三
  13. ^ 塩素ガス漏れ住民バタバタ 東大阪約百人が入院『朝日新聞』1976年(昭和51年)3月26日夕刊、3版、11面


「塩素」の続きの解説一覧

塩素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 04:16 UTC 版)

栄養素 (植物)」の記事における「塩素」の解説

塩素は環境中普遍的に存在する元素である。土壌中には約100mg/kg含まれ水溶性塩化物イオンとして存在する土壌粒子には吸着されにくく、とともに移動する日本では塩化物イオン豊富な海からの潮風運ばれてくるため、作物の塩素欠乏はまずない。一方、海から遠く離れた大陸内部では欠乏生じことがあるアメリカグレートプレーンズには塩化物イオンを含む肥料によって小麦収量増加する地域がある。 各植物の塩素欠乏植物生育ステージ部位症状現れる濃度サトウダイコン地上部 700葉身 8801,800葉柄 3,500〜7,000 ジャガイモ地上部 1,310 デュラム小麦地上部 1,000 春小麦出穂期地上部 1,500 小麦大麦出穂期地上部 1,200〜1,400 パームヤシ14葉身 2,500 ココヤシ葉身 6,000未満 〃第14葉身 2,500 オイルヤシ葉身 6,000未満 塩素不足の植物のには異常が生じる;面積減少萎凋、縁部の巻き上がり黄化、ブロンジング(青銅色へ変色を伴う壊死)。また、根の生育低下する下表に各植物の塩素欠乏症状および発症濃度を示す。多くの塩素は塩化物イオンとして体内存在し遊離無機アニオンとしての浸透圧調節カチオンとのイオン平衡膜電位安定に必要とされるこれまで130種類上の塩素化合物高等植物シダから単離されている。 特に重要な塩素イオン役割気孔開閉である。気孔カリウムイオン移動に伴う浸透圧変化によって開閉するが、カリウムイオンの対イオンとして利用されるのが塩化物イオンリンゴ酸イオンである。塩化物イオン多く利用できるほど、リンゴ酸イオン必要量は減る。タマネギではこのことが重要であり、孔辺細胞葉緑体デンプン蓄積されないためリンゴ酸不足しこのため塩化物イオンがないと気孔は開くことができないまた、閉じるときにも塩化物イオンは重要である。開口した孔辺細胞では、アブシジン酸などの気孔閉鎖シグナルがアニオンチャネルを活性化し塩化物イオンリンゴ酸排出させる。これによって膜は脱分極してカリウムイオン孔辺細胞から排出し気孔膨圧失って閉鎖する細胞伸長成長分裂きっかけは、細胞塩化物イオン流入することである。また、塩化物イオン増加すると、先述理由により有機酸イオン植物成長により多く利用されるうになるこのため、塩素を含む肥料与えると繊維多くなるといわれている。このような肥料は綿やイグサなどに積極的に施用され、逆にデンプン含有率高めることが望ましいイモ類には用いられない光合成にも関わる塩化物イオン光化学系II必須因子であると考えられている。ラン藻光化学系II複合体構成するマンガン・カルシウムクラスターの近傍2か所に塩化物イオン結合することが明らかとなっている。さらに、V型ATPaseアスパラギン合成酵素活性調整必要なことが示されている。 植物には、塩素と共有結合した有機化合物存在するエンドウソラマメオーキシン一種4-クロロインドール-3-酢酸を持つ。4-クロロインドール-3-酢酸は、塩素を持たないクロロインドール-3-酢酸比べて10倍以上の成長促進活性を持つが、この強力さは、塩素を含有することで分解されにくくなったためと考えられている。他にもポリアセチレンチオフェンなどが塩素を含有する

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「塩素」を含む「栄養素 (植物)」の記事については、「栄養素 (植物)」の概要を参照ください。

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塩素

出典:『Wiktionary』 (2018/11/26 14:10 UTC 版)

名詞

(えんそ)

  1. 原子番号17元素記号Cl非金属元素ハロゲン元素単体常温常圧では黄緑色刺激臭がある気体である。
  2. (俗語) などの消毒用いられる次亜塩素酸ナトリウム

語源

宇田川榕菴が『遠西医方名物補遺』、1834使用[1]オランダ語 zoutstof[2]

関連語

翻訳

参照


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