NHKプラス その他

NHKプラス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 06:17 UTC 版)

その他

NHKオンデマンドとの兼ね合いについて

NHKでは既にインターネット向けのビデオ・オン・デマンドサービスとして、2008年から「NHKオンデマンド」(NOD)を運営しているが、2021年5月の時点で両サービスを一本化したり、連携する動きはない。これについて、NHKのオンデマンド業務室や広報局は読売新聞の取材に対し、NODは放送の付帯サービスで提供していないため、受信料とは別会計となっており、配信番組の制作や出演者などへの権利許諾、設備などの費用を放送とは別に処理する必要があるため、利用者負担として有料提供している。また、NODの会計には累積繰越欠損金が2020年中間決算時点で58億円が残っているため、赤字の解消も問題点として挙がっており、サービスの統合については一旦見送られている状態であると回答している[43]

なお、NODではNHKプラスの開始に併せて、見逃し配信と過去番組の料金プランを統合したり、報道番組などの一部番組の見逃し配信を終了させ、NHKプラスに移行している[44]

NHK受信契約・受信料について

NHKプラスはあくまでもテレビ放送の補完サービスであり、NHK受信料については既に受信契約者であれば、放送とは別に新たに追加費用を請求されることはない[注 32][9][14][45]。本当にテレビ放送が受信できる環境が全く無い場合は契約のしようが無いため、単身赴任や学生などで、同一生計の自宅に受信契約がある場合は、自宅のIDでNHKプラスを利用することになる[9]

2020年6月16日に行われたNTTドコモ株主総会で、株主からNHK受信料に対して会社の見解を問われた際に、同社副社長の丸山誠治は「受信料の徴収は具体的な制度が制御されていないため、PCやスマートフォンを持っているだけで、受信料の支払い義務が生じるかは現時点では不明」と回答している[46]

2020年6月に、総務省の有識者会議では、若年層のテレビ離れを踏まえて、テレビ受像機を持たずインターネット経由でNHKの番組を視聴している世帯に対して、受信料徴収を含めたNHK受信料の制度改正を検討している[47][48]

総務大臣武田良太は2021年8月27日に行われた定例会見において、2022年春を目処にNHKと受信契約を結んでいない数千人を対象にNHK番組のインターネット配信を行う社会実験をするよう、NHKに要請する方針であることを明らかにした。テレビを保有していない世帯から受信料を徴収する可能性についてはこの時点では考えていないとしている[49][50]


注釈

  1. ^ NHKプラス開始以降も「放送同時提供」は継続されている。
  2. ^ 「放送同時提供」では地方局のローカルニュースやローカル報道番組を臨時で配信する場合がある(特に日本国内で大規模な豪雨・地震が発生した場合や台風接近時が該当)。
  3. ^ a b c 試験配信時は午前7時から翌日午前0時まで1日17時間程度[7]
  4. ^ a b ただし、配信時間外であっても国会中継録画と新閣僚の記者会見、衆議院参議院総務委員会におけるNHK予算審議の録画中継は同時配信されるほか、開始時刻が午前0時以前となっている一部の深夜番組(元々は配信時間内での放送が予定されていたが、ニュースやスポーツ中継の延長などにより、午前0時以降に繰り下げられた番組も含む)についても番組終了まで同時配信される。また、災害発生時や重要な選挙(国政選挙や東京都知事選挙など)の開票関連報道がある場合もこの限りではない[9]
  5. ^ a b c d 埼玉県千葉県東京都神奈川県
  6. ^ a b 見逃し配信についてはサイマル放送の時間外である深夜から早朝帯に総合・Eテレで放送した番組も対象となる[11]
  7. ^ 奈良県南東部などの山間部や東京都小笠原諸島などの離島といった地域が該当。なお、これらの地域はケーブルテレビが整備されているが、中継局が未設置のため、ワンセグ放送の視聴が困難な場合がある。放送区域内でも受信状態により、屋内でワンセグ・フルセグ機能掲載のスマートフォンでの視聴が困難の場合がある。
  8. ^ a b 突発的な大事件・大事故や災害発生などに伴う緊急ニュース放送時や、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催期間中は、申し込みの有無にかかわらず、契約確認をお願いするメッセージ無しで同時配信画面を視聴できる[12][13]
  9. ^ この同時配信時間前拡大により、総合テレビは平日の場合『NHKニュース おはよう日本・5時台』から、土日祝日・年末年始の場合午前5時の定時ニュースからそれぞれ同時配信されるようになったほか、Eテレは午前5時30分の放送開始から同時配信されるようになった[19]
  10. ^ また、2020年度の年末年始(2020年12月29日 - 2021年1月3日)にも一部の日を除いて総合テレビの同時配信終了時刻繰り下げの措置が行われた。また、2021年7月から9月にかけて、総合テレビの深夜枠を活用した「深夜のイッキ見!まつり」企画が放送されるのに伴い、総合テレビの同時配信時間を同企画を構成する番組群が終了するまで延長している[22]
  11. ^ 局ロゴは2020年3月30日の未明に、電子番組表(EPG)などにてリニューアルした新デザインを先行して使用している[23]
  12. ^ 「NHK G SUB」・「NHK E SUB」の表記で放送中のみ表示。
  13. ^ 無論、全国放送番組内のローカル枠での放送内容も関東地方もしくは関東甲信越ブロック向けの内容がそのまま見逃し配信される(主に『NHKニュース おはよう日本』や『ニュース シブ5時』などが該当)。
  14. ^ 震度6弱以上の地震や津波警報など。
  15. ^ チャプター機能は『NHKニュース おはよう日本』(7時台の全国ニュース枠のみ)、正午の全国ニュース、『NHKニュース7』、『ニュースウオッチ9』の4番組で対応している。また、NHKのインターネットのニュースサイト「NHK NEWS WEB」ではニュース項目単位の映像が掲載されているのに対し、NHKプラスでは番組単位で配信されているため、『ニュースウオッチ9』におけるキャスターコメントもそのまま視聴出来る。なお、オープニング・エンディングも原則ノーカットで配信されるため、正午の全国ニュースの最後に担当アナウンサーが「ここまで全国のニュースをお伝えしました」と言って締める場面や『ニュース7』『ニュースウオッチ9』のエンディングにおけるキャスター挨拶も視聴することが出来る。また、字幕についてもこれらの番組では映像と字幕が合うように修正した上で見逃し配信が行われている。
  16. ^ NHKオンデマンドでの有料配信も行われる番組では「[NHK+(プラス)][NHKオンデマンド]で配信します」に文言が変わる。
  17. ^ 札幌局仙台局名古屋局、大阪局、広島局松山局福岡局の7放送局。
  18. ^ 既に茨城県以外の関東地方で放送されている『首都圏ネットワーク』については前述の理由により、サービス開始当初から同時・見逃し配信の対象番組とされている。
  19. ^ NHK地域局発』(2020年9月28日から放送開始)や『ミッドナイトチャンネル』など[36]
  20. ^ ネット配信に関する許諾が得られなかった番組や他のサイトにて配信されている番組(NHK for School高校講座などが該当)、一部の再放送番組(なお、本放送から1週間以内でかつ本放送で同時・見逃し配信に対応した番組は再放送でも同時配信に限り配信される)、ネットによる配信が法律などで規定されていない番組(政見放送が該当(公職選挙法150条の規定により政見放送の配信はテレビ・ラジオに限定している為。この規定でNHKが利用している既存のラジオポータルサイト(らじる★らじるradiko)でも差し替えが行われている))[9][21][37]NHKワールド・プレミアムでもかぶせ放送が行われる場合もある。また、同時配信の対象時間帯に放送された番組であっても、同時配信が行われず見逃し配信にしか対応しないケースもある。
  21. ^ 総合テレビでは『ニュース7』『ニュースウオッチ9』『NHKニュース おはよう日本』『ニュース シブ5時』『列島ニュース』『首都圏ネットワーク』『サタデースポーツ』『サンデースポーツ』『国際報道2021』『週刊まるわかりニュース』『ニュース地球まるわかり』、Eテレでは『NHK手話ニュース』『NHK手話ニュース845』『週間手話ニュース』が該当(『国際報道 - 』について、NHKプラスでは火 - 土曜日未明に総合テレビで再放送されたものを放送終了後から見逃し配信でのみ配信している)。
  22. ^ その際、同時配信ではニュースと同様後述するオレンジ色の静止画風の映像を流して対応するほか、見逃し配信では一部映像・音声を編集した上で配信する(その場合、冒頭5秒間こうした旨を記述した一枚絵が挿入される)。
  23. ^ 選抜高等学校野球大会全国高等学校野球選手権大会甲子園高校野球交流試合の各主催新聞社(毎日新聞社朝日新聞社)の関連民放局(MBSテレビ朝日放送テレビ)がテレビ中継におけるネット配信権を独占的に保有しているため。この様な事情から、NHKプラスでは措置対象外のNHKネットラジオ らじる★らじるに誘導するようにした[39][40]
  24. ^ 一部楽曲が該当。
  25. ^ また、軽快なBGMをバックに、「現在放送中の番組は配信しておりません」という女声によるアナウンスもある。
  26. ^ 番組間の番宣スポットでも、NHKプラスで配信出来ない番組やBS波の番組の宣伝が放送される場合にこのフィラー映像でふたかぶせしている(ただし、BS波の番組宣伝でも一部はふたかぶせ無しでそのまま配信される)。
  27. ^ 音声のみ配信、映像・音声の双方が配信されない場合もある。
  28. ^ SD画質相当。
  29. ^ 二か国語、解説放送等あり。
  30. ^ 0.75倍速・標準速度・1.25倍速・1.5倍速・2倍速の5段階。
  31. ^ 重大ニュースや自然災害の発生時などを除く。また、Eテレの同時配信でも、大規模災害の発生による臨時の『NHK手話ニュース』が放送される場合には、その時間帯はメッセージが非表示となる。
  32. ^ 視聴することによって生じる通信料金を除く。
  33. ^ news every.』(日本テレビ)、『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日)、『Nスタ』(TBSテレビ)、『ゆうがたサテライト』と一部のアニメ番組など(テレビ東京)、『Live News it!』(フジテレビ)。

出典

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