庭とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 場所 > 空間 > の意味・解説 

てい【庭】

読み方:てい

[音]テイ(漢) [訓]にわ

学習漢字3年

[一]テイ

にわ。「庭園庭前径庭校庭石庭

家族の中。「庭訓(ていきん)/家庭

宮廷禁中。「掖庭(えきてい)・禁庭

[二]〈にわ〉「庭石庭先裏庭中庭箱庭

名のり]なお・ば


にわ〔には〕【庭】

読み方:にわ

屋敷内で、ある広さをもって空けてある地面草木植えたり泉水築山設けたりする。「—の手入れ」「—を造る」「—をいじる」

物事行われる場所。神事・行事などの行われる場所。「学びの—」「いくさの—」「祭りの—」

家の中土間

波の平らな海面

武庫(むこ)の海の—良くあらしいざりする海人釣舟の上見ゆ」〈万・三六〇九〉

[下接語] 石庭内庭裏庭奥庭教えの庭(こけ)庭・小庭裁きの庭戦いの庭造り庭坪庭中庭箱庭平庭広庭学びの庭露地


作者芥川龍之介

収載図書芥川龍之介全集 5
出版社筑摩書房
刊行年月1987.2
シリーズ名ちくま文庫

収載図書芥川龍之介全集 第9巻 トロツコ 六の宮の姫君
出版社岩波書店
刊行年月1996.7

収載図書ザ・龍之介芥川龍之介全一増補新版
出版社第三書館
刊行年月2000.7

収載図書大活字版 ザ・龍之介全小全一
出版社第三書館
刊行年月2006.7

収載図書芥川龍之介全集 第9巻 トロツコ六の宮の姫君
出版社岩波書店
刊行年月2007.9


作者中谷孝雄

収載図書尾崎士郎/中谷孝雄
出版社新学社
刊行年月2004.9
シリーズ名近代浪漫派文庫


作者ロウラ・ストダート

収載図書庭の小径
出版社BL出版
刊行年月2005.1


作者鈴木由香里

収載図書アンネのばら小さな物語
出版社杉並区立中央図書館
刊行年月2006.3


作者國中

収載図書風景画の窓
出版社れんが書房新社
刊行年月2007.5


作者太宰治

収載図書太宰治全集 8
出版社筑摩書房
刊行年月1989.4
シリーズ名ちくま文庫

収載図書太宰治全集 8
出版社筑摩書房
刊行年月1990.8

収載図書太宰治全集 9 小説 8
出版社筑摩書房
刊行年月1998.12

収載図書大活字版 ザ・太宰治全小説全二冊 下巻
出版社第三書館
刊行年月2006.10


作者ポール・ボウルズ

収載図書優雅な獲物
出版社新潮社
刊行年月1989.6


作者室生犀星

収載図書あにいもうと詩人別れ
出版社講談社
刊行年月1994.9
シリーズ名講談社文芸文庫


作者山本彩

収載図書愛のソナタ
出版社鳥影社
刊行年月1996.5


作者岩瀬成子

収載図書大きい家 小さい足
出版社理論社
刊行年月1997.11


作者山本文緒

収載図書ファースト・プライオリティー
出版社幻冬舎
刊行年月2002.9

収載図書ファースト・プライオリティー
出版社角川書店
刊行年月2005.6
シリーズ名角川文庫


作者森内俊雄

収載図書恐怖特急
出版社光文社
刊行年月2002.11
シリーズ名光文社文庫


作者庄司肇

収載図書庄司肇作品集 第4巻 医療小説集
出版社作品社
刊行年月2003.4


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/13 19:53 UTC 版)

(にわ)は、住宅などの施設の敷地内に設けられた、建造物のない広場である。

概要

植物草花を植えたり、などを配して花壇として住民の安らぎや慰みとして利用されることが多い。住宅敷地内の狭い空間に設けられる庭を「坪庭英語版(つぼにわ)」と、またその本格的で大規模な物は、「庭園(ていえん)」と呼ばれることもある。現代においては、室内庭園、全く植物を用いない庭(平庭)、なども、「庭」と称されることもある。 西日本など地方によっては屋外の庭をソトニワ、屋内の土間をニワと呼ぶ場合があるが、ニワとは本来敷地内で作業を行うための実用的な空間を指す言葉であり、そこで行われる諸々の作業を庭仕事と呼んだ[1]

一戸建て住宅の庭は、荷物収納のための倉庫や、農家であれば納屋が設けられたり、幼い子どもの遊び場となって三輪車などが放置されたり、あるいは洗濯物を干すための物干し台が設置されたり、家の中では果たすことの出来ない生活上の様々な用途に活用されている。また年間の様々な行事を行うための場所としても大切な役割を担っている。例えば、新年を迎えるにあたっての準備としての餅つき学校への入学時の家族そろっての記念写真、端午の節句鯉のぼり夏休みのビニールプールでの水遊びなどが挙げられる。また、犬小屋や自家用車の駐車場などが庭に存在する場合もある。

農業が盛んな地域においては、庭は農畜産業を行う場所という側面もある。

一戸建て住宅の庭は、隣家との間を生垣コンクリートブロックで囲まれて、個人の私有地を形成している。

隣家の庭と区切られた裏庭

特定の場所、地域に土地鑑があることなどを指して俗に「自分の庭」というように表現することがある。

語源

英語

英語で「庭」を意味する語である"yard"と"garden"は由来を同じくし、ゲルマン祖語の"gardô"や"gardaz"まで遡る。その後古英語では"geard"に変化し、最終的に現在の"yard"となった。一方古フランク語では"gardo"、さらにアングロ=ノルマン語では"gardin"となり、後に現代英語の"garden"やドイツ語の"garten"に変化したとされる。古ノルド語の"garðr"や、フランス語の"jardin"も、元を辿れば同じ語源である。英語で「取り囲むこと」などを意味する"girdle"や、法廷を意味する"court"も語源を同じくする関連語である。

"yard"や"garden"には多くの派生語が存在し、庭がある施設の種類や庭の用途に関連付けられている。今は死語となっているものや使用頻度が低いものもある。派生語の例としては、 courtyard(中庭)、barnyard(納屋の周辺の庭)、hopyard(ホップ畑)、graveyard/churchyard(墓地)brickyard(煉瓦製造所)、prisonyard(刑務所の庭)、rail yard(車両基地)、 junk yard/wrecking yard(解体屋)、stableyard(厩舎の庭)などが挙げられる。

諸国の庭

日本

坪庭

坪庭とは、主に京都町家や庵に見られる1~2ほどの小規模な庭を指す[1]。家が密接する町家の構造は採光や通風、換気の問題が生じるため、解決方法として隣家との間に家の一部を切り取ったような裏庭を設け、坪庭と呼んだ。「坪」の由来は、平安時代寝殿造に見られた「壺」と呼ばれる建物に囲まれた前庭であると言われている[1]。坪庭は町家建築が発達する近世前期に生まれた。平安時代の町割りでは、家同士の裏庭は境のない共有スペースだったが、室町時代頃から徐々に塀などで境界を隔てるようになった。

坪庭には灯籠飛び石など、茶室の庭先と共通するアイテムが配置される場合が多く、その造園思想は茶庭から取り入れられたと考えられる[1]借景の余地のない坪庭の作庭には、家の中の様々なアングルからの鑑賞を考慮することが求められたが、従来の庭園形式に囚われない自由さもあった[1]

現代においては、換気や通風といった実用面よりも、その小規模さが日本の住宅事情とマッチしており、気軽な作庭が楽しめることで人気を集めている[1]

古代ペルシャ

イランにあるゴレスターン宮殿のカリムハニの隅からは、庭園を見渡すことができる

ペルシャの王は、王室の庭でマジャリ(ペルシア語: مجلس)として知られる豪華なパーティーを開催した。パーティーには、王のお気に入りの詩人や音楽家が参加し、ワインが提供された。また、アッバース朝カリフは、宮殿庭園の建設に出資した。アル・マウディによると、カリフのアル・カヒルは彼の庭にハーブダイダイを植えた。この光景は、パーティーに関連するに綴られている[2]

英語圏

今日の北アメリカオーストラリアでは、庭は敷地内において家屋などの建物を取り囲んでいる場所全体を指し、しばしば「植物の手入れが行われる場所」としての 「庭」とは別のものとされる。庭は通常芝生または遊び場で構成されており、家屋からみて前の庭は前庭と呼ばれ、後ろの庭は裏庭と呼ばれている。裏庭は前庭に比べてよりプライベートな場所であることから、家族のレクリエーションにおいて一般的な場所である。庭の広さは地域によって異なり、人口密度の高い都心部では多くの場合非常に狭いか、存在しない。一方、郊外では、庭はより広く、子供用の遊び場やプールなどが設置されていたり、中庭が存在していたりする場合もある。

イギリス英語では、一般的に「庭」と呼ばれる芝生などが生えた場所は"garden"と呼ばれ、さらに前庭 (front garden) と裏庭 (back garden) に分けられる。"garden"の中にある舗装された部分は"patio"と呼ぶことが多い。一方"yard"は、倉庫や職場の建物に隣接する土地、または建物間の土地、および建物に隣接する未耕作地によく使用される。

北アメリカでは、"garden"は野菜、ハーブ、花、または観賞用植物を植えた部分のみを指す。"garden"と"yard"は完全に同義ではないが、花壇や菜園が"yard"と呼ばれる場所の中にある場合もある。

オーストラリアでは、"portable yard"や"mobile yard"と呼ばれるスチール製の移動式の小屋が、仮設の家畜飼育所を作る時に使用される[3]

移動式の牛舎
オーストラリアニューサウスウェールズ州ウォルカ英語版の牧草地で飼育されている牛

関連項目

脚注

  1. ^ a b c d e f 森隆男(編)『住の民俗事典』 柊風舎 2019年 ISBN 978-4-86498-061-6 pp.283-286.
  2. ^ Palaces, Pavilions and Pleasure-gardens: The context and setting of the medieval majlis”. Middle Eastern Literatures. 2020年2月8日閲覧。
  3. ^ Livestock Handling Made Easy, Arrow Farmquip, 2008.
  • Delbridge, Arthur, The Macquarie Dictionary, 2nd ed., Macquarie Library, North Ryde, 1991

外部リンク

  • Hurst. “Beef cattle yards for less than 100 head”. NSW Department of Primary Industries, State of New South Wales. 20190605閲覧。 エラー: 閲覧日が正しく記入されていません。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/19 06:01 UTC 版)

The Naoshima Plan「水」」の記事における「庭」の解説

三分一直島本村集落家々調べていくと、本村旧家には家の南北続き間設けられ、どの家にも続き間の南と北に庭があるという間取り共通点があることがわかった。同じ造り家々風の向き沿って建てられており、風が家の続き間抜けて次の家、また次の家と抜けていく構造になっている

※この「庭」の解説は、「The Naoshima Plan「水」」の解説の一部です。
「庭」を含む「The Naoshima Plan「水」」の記事については、「The Naoshima Plan「水」」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「庭」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

出典:『Wiktionary』 (2021/07/06 08:18 UTC 版)

名詞

  1. にわ。家など建物周囲又は内側にある露天平らな土地

発音(?)

熟語


※ご利用のPCやブラウザにより、漢字が正常に表示されない場合がございます。
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence. Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.

「庭」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



庭と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「庭」の関連用語

検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



庭のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの庭 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのThe Naoshima Plan「水」 (改訂履歴)、アニメ版星のカービィの用語一覧 (改訂履歴)、ピグライフ (改訂履歴)、SISTERS 〜夏の最後の日〜 (改訂履歴)、光源氏物語本事 (改訂履歴)、ピアノの森の満開の下 (改訂履歴)、太閤山荘 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
漢字辞典
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence.
Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Distributed under the Terms of Use in http://www.unicode.org/copyright.html.
Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS