存在論
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存在論(そんざいろん、英: ontology、独: Ontologie)は、哲学の一部門。さまざまに存在するもの(存在者)の個別の性質を問うのではなく、存在者を存在させる存在なるものの意味や根本規定について取り組むもので、形而上学ないしその一分野とされ、認識論と並ぶ哲学の主要分野でもある。
- ^ a b 『岩波哲学小事典』「存在論」の項目
- ^ a b c 後掲加藤
- ^ 『カテゴリー論』第4章
- ^ ハイデッガーは、存在(ある)と存在者(あるもの)とを明確に区別する。存在忘却とは、人間はもはや「存在(ある)」とは何かなどと問うこともなくなり、存在者(あるもの)としての自分に固執していること。(清水書院『用語集 倫理 最新第2版』195頁「存在忘却」)
- ^ 故郷喪失とは、存在者(あるもの)としての自分に固執し、本当の自分とそのよりどころ(つまり存在(あること))を見失って生きていること。「世人(ひと)」へ頽落(たいらく)していること。(清水書院『用語集 倫理 最新第2版』195頁「故郷喪失」)
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