guilty
「guilty」とは、罪を犯した・犯罪的・有罪のことを意味する英語表現である。
「guilty」とは・「guilty」の意味
guiltyは「有罪の~」という意味がコアとなる形容詞である。有罪という客観的な事実を表す使い方が多いが、主語の「罪を犯した認識がある」「うしろめたい」といった心理状態を示す用法もある。また、guiltyは名詞として「有罪」の意味を持つguiltから派生している。「guilty」のスラングとしての意味
guiltyはしばしば日本のインターネット上でスラング的に用いられることがある。「有罪」「罪深い」と意味合いで用いられるため、元々のコアイメージから離れている訳ではない。例えば深夜に夜食として高カロリーなもの食べるなどの背徳的行為や、抽選やガチャで貴重なものを簡単に引き当ててしまうような羨望の対象となる行為などがギルティとされている。「guilty」の発音・読み方
guiltyは「ギルティ」と発音し、アクセントの位置は先頭の「ギ」である。「guilty」の語源・由来
guiltyの語源は印欧祖語で「支払う」を意味するgheldhであると言われている。gheldhが「償う」という動詞のgieldanに変化し、さらに犯罪行為を示す古期英語の名詞「gylt」が誕生した。gyltがguiltに変化し、語尾に形容詞化のyが付帯してguiltyとなった。「guilty」の覚え方
日本語では窃盗することを「ぎる」と言うことがある。窃盗行為は犯罪であるため、「有罪の」を意味するguiltyと結び付けるとイメージで記憶しやすい。「guilty」の対義語
guiltyの対義語としては「無罪の」を意味する形容詞「innocent」が挙げられる。実際の会話などでは単純に打ち消しの語を付け足してnot guiltyとすることもある。「guilty」を含む英熟語・英語表現
「guilty of」とは
guilty of~の形で「~の罪を犯している」という言い回しになる。be動詞の後に続くことが多い。
「feel guilty」とは
guilty単体でも主語が罪の意識を持っている様子を表すことが出来るが、より一層この部分にフォーカスする場合はfeel guiltyという言い回しにすることがある。
「ギルティ感」とは
ギルティ感は日本における俗語的な言い回しであり、「悪いことをしているような感覚、背徳感」といった意味合いがある。法律上の犯罪行為に該当する訳ではないが、自分の健康を損なったり他者からの妬み・嫉みを買うような振る舞いを指すケースが多い。
「guilty pleasure」とは
英語圏では「人に明かせないようなうしろめたい、あるいは恥ずかしい楽しみ」のことをguilty pleasureと言う。例えば一般的にまったく人気のないコンテンツに熱中する、健康に悪いが味のよい食べ物や飲み物を摂取する行為などが該当する。
「guilty」を含む様々な用語の解説
「THE GUILTY(映画)」とは
THE GUILTYはデンマークで2018年に公開された映画作品である。誘拐を題材に扱ったスリラー系の作品であり、第91回アカデミー賞外国語映画賞で最終選考まで残るなど高い評価得ている。その人気からハリウッドでも注目が集まり、原作公開から3年という短いスパンにも関らず2021年にアメリカでリメイクされた。
「GUILTY GEAR」とは
GUILTY GEARは1998年に初めてリリースされた日本の格闘ゲームシリーズである。開発はアークシステムワークスが手がけ、ゼネラルディレクターとして同社の石渡太輔氏が就任した。派手な演出とコンボシステム・空中ダッシュの概念・ハードロックで統一されたゲーム内BGMなど斬新なこだわりが随所に見られ、2000年にリリースされたシリーズ2作目のGUILTY GEAR X(ゼクス)を契機に爆発的な人気を博した。2023年時点での最新作は2021年6月発売のGUILTY GEAR STRIVEである。
「Guilty Kiss」とは
Guilty Kissとは日本のメディアミックス作品である「ラブライブ!サンシャイン!!」内に登場するアイドルユニットである。メンバーは桜内梨子(CV逢田梨香子)・津島善子(CV小林愛香)・小原鞠莉(CV鈴木愛奈)で構成されている。略称は「ギルキス」、ファンネームは「Familiar(ファミリア)」である。
「guilty」の使い方・例文
・Everyone here was convinced that she is guilty of theft.(この場に居る全員が彼女が窃盗を犯したと確信している)・I can't judge that he is guilty or innocent.(私には彼が有罪か無罪か判断することが出来ない)
・My guilty pleasure was playing the video game at midnight.(私の密かな楽しみは深夜にビデオゲームで遊ぶことだった)
ギルティ
英語:guilty
「ギルティ」とは、「有罪」や「罪を犯した」といった言葉で用いられる単語だが日常会話では模範的な生活から外れた際に感じる罪悪感全般のことを意味する表現。例えばテラスハウスの番組中用語やラーメン二郎のファン用語、2chなどのネット掲示板やSNS上でのネット用語など、ジャーゴン的に用いられることもある。この際に用いられるギルティには「犯罪的な」というニュアンスが含まれており、強調表現としてとらえることが出来る。また「ノットギルティ(not guilty)」という形で「無罪」とする表現も存在するが、ニュアンスとしては「有罪と認めるだけの証拠がない」という消極的なニュアンスが含まれている。完全に潔白である、という確信のもとで「無罪」と表現する場合は「イノセント(innocent)」という英語が用いられる。
「ギルティ」の語源・由来
「ギルティ(guilty)」という英単語の語源については諸説あるが、ルーツを遡ると印欧祖語の「gheldh-」に行き着く。これは「支払う」、「利益になる」、「報いる」といった意味を持っていたが、やがてゲルマン祖語の「gieldan」に変化し、「支払う」の他に「返済する」「償う」といった意味を持つようになった。古英語の成立の時点でこの語からさらに派生したと考えられる「gylt」という表現が登場し、これが「犯罪行為」を意味する名詞となった。やがて現在使用されている「guilt(犯罪行為)」という形に変化した上で、これを形容詞化した「guilty」が「有罪の」「罪の意識がある」「罪を犯した」という意味に変わっていった。ちなみに、「guilty」と同じく「gheldh-」という印欧祖語をルーツに持つ英語には、「guild(組合)」や「geld(去勢する、無力化する)」、「yield(収益を上げる、降伏する)」、などが存在する。いずれも「支払う」「利益を上げる」といった金銭的な意味から枝分かれしていることが特徴である。派生した語のひとつである「geld」には、古英語においては「賠償金」や「解決金」などの意味を持っていたこともあり、ここから「賠償金を払うべき行為」である「guilt」、ひいては「guilty」に派生していった可能性も存在する。
「ギルティ」を用いた言い回し
2chを始めとするネット掲示板やSNSでは様々な「罪深いとされる行為」を記した投稿への決まり文句として「ギルティ」が用いられる。これは元々の意味である「犯罪行為」から派生して、「深夜にピザなどの美味しい料理の画像を公開する」、「ソーシャルゲームのガチャで当選確率が極端に絞られたレアを単発で引き当てる」などの行為も「犯罪的な行為である」として「ギルティ」認定されることが多い。また、リアリティ番組「テラスハウス」において、出演者の1人がそれまで深い仲にあった相手をあっさり切り捨てて別の相手に乗り換える様を「ギルティ」と呼ぶこともある。一方で、ラーメンチェーン店のラーメン二郎のファンの間では、ラーメン二郎で食事をする際に「マナー違反」とされる行為全般を指す言葉として「ギルティ」が用いられる。
漫画においては、さいとう・たかおの漫画「ゴルゴ13」において、主人公であるゴルゴの決め台詞の一つとして「ギルティ」がある。主に依頼主から「条件を満たしていた場合には殺害してほしい」という依頼を遂行したり、依頼主がゴルゴが定めたルールに抵触し抹殺対象となったりした際に発せられる台詞で、ゴルゴが入念に対象を確認、調査した結果対象が依頼における暗殺条件を満たしていると判断できた場合や、依頼主が明らかにルールに抵触したという確認が取れた場合に「有罪(ギルティ)」とただ一言発し、対象の暗殺に踏み切る。作品上では、「有罪」に「ギルティ」というルビが振られる形で表記される。
曲名や映画・アニメのタイトルに「ギルティ」が使われる場合もあり、東方神起の楽曲「Guilty」や、2018年にデンマークで公開されたスリラー映画「The Guilty」、プロダクションI.Gが制作したテレビアニメ「ギルティクラウン」がその代表例と言えよう。
ギルティですねとは
「ギルティですね」とは、何らかの行為、事象に対して「ギルティ」であることを認定する際に発せられる言葉である。また、「ギルティである」と感じた事象への感想として一言伝えられることもある。「ゲームでSSレアを2枚抜きしたよ」「それはギルティですね、絶対に許すまじ」のように、主に会話の中で使われることが多い。SNSのハッシュタグでも用いられるケースがある。基本的に批難のニュアンスが込められているが、相手の自慢話に対して使う場合は羨望などのニュアンスや、迂遠でありながら祝福のニュアンスも込められているケースも有る。
可愛すギルティとは
「可愛すギルティ」とは、「その可愛さは反則を超えて犯罪級である」という褒め言葉として用いられる言葉である。「可愛すぎる」と「ギルティ」を組み合わせたもので、SNS上などでは主にペットの画像やアイドルの画像、アニメキャラクターの画像と共にこの言葉を添えるケースも少なくない。褒め言葉として用いられることが多く、ギルティ単体で使用される批難のニュアンスは「可愛すギルティ」には一切用いられない。
ノーギルティとは
ギルティの頭に「ノー」をつけて、「ノーギルティ」とする表現もある。「ギルティではない」ことを意味する言葉だが、「ノーギルティ」は和製英語である点には注意されたい。英語での本来の表現は上記で挙げた「not guilty(ノットギルティ)」、および「innocent(イノセント)」が使用される。主な使用場面としては、「夜の9時くらいに小腹がすいてドーナツ食べちゃったけどギルティかな」「深夜帯ならともかくその時間帯ならまだデザートって言い訳が立つしノーギルティでしょ」といった形で他者の行いに対して「ギルティではない」ことを判定したり、「今回SSRを単発で引いちゃったけどダブってたからノーギルティだ」と、自らが「ギルティではない」ことを主張したりすることが挙げられるだろう。
「ギルティ」の使い方・例文
以下ではギルティの使われ方について、例文を挙げながら解説する。・「深夜の飯テロはギルティ」
美味しそうな料理や食べ物の画像をアップロードして見た人の空腹感を誘発することを「飯テロ」と呼ぶが、特に深夜帯やダイエット中の相手など、本来食欲を抑制すべき相手に対して食欲を誘発させることは特にWeb掲示板やSNSにおいて「罪深い行動」と冗談めかして語られることが多い。
・「二郎におけるギルティの一つはフライングコールだ」
ラーメン二郎の愛好家の中では、店のローカルルールに反することを「ギルティ」と呼称している。そのうちの一つに挙げられているのが「フライングコール」で、大きさを聞かれているにも関わらず「野菜マシマシ」などのトッピングについて注文(コール)することを指す。こうしたコールの誤りは「ギルティ」として糾弾される行為となる。なお、こうした「ギルティ」として糾弾される行為は半分ネタとして冗談交じりに語られる場合もあるため注意が必要となる。
・「あの娘にギルティを感じている」
テレビ番組「テラスハウス」で用いられた用法で、それまで相思相愛だった異性から別の異性に好意の対象をあっさりと切り替えてしまった際の表現である。それまで好意の対象だった女性に対しては好意を切り替えることに罪の意識を感じているという意味合いであり、「ギルティ」という英語の本来の意味にも沿った用例であると言えるだろう。
・「にんにくラーメンはギルティグルメだ」
ギルティグルメとは、食べてしまうことで高カロリーや口臭などに悩まされて後悔してしまうことがわかっているはずなのに美味しさのあまりつい食べてしまう、という料理を指す言葉である。例文にて示したにんにくラーメンは口臭やカロリーの高さに関して食べてしまったことの罪悪感を覚える点でギルティグルメとされる。他にも、肉を大量に盛り付けたメニューやボリューム満点のメニューなどは「ギルティグルメ」とされる傾向にある。
・「小麦粉を一切使わないのがギルティフリー・スイーツの特徴の一つだ」
上記のギルティグルメとは逆に、「食べても罪悪感を抱く必要がない」スイーツのことを「ギルティフリー・スイーツ」と呼ぶことがある。具体的には上記例文のように小麦粉を使わないことで糖質を抑え、糖質制限ダイエットを行っている人も安心して食べられるスイーツなどを指すことが多い。他にも、果物などの栄養価の高い食材を使うなど、いわゆる「健康志向」のスイーツを指す言葉と言えるだろう。
・「SSRを単発で引けた」「はい有罪(ギルティ)」
ソーシャルゲームのガチャにおける最高レアリティや、入手難易度の高いアイテムをあっさりと入手した人に対して「ギルティ」と返答する場合、「罪深いほどの豪運」に対する祝福、称賛、羨望のニュアンスも含まれている。ネット掲示板などで使用する場合、上述した「ゴルゴ13」でゴルゴ13が「有罪(ギルティ)」と発する場面を再現したアスキーアートが貼られるケースもある。
・「この時間に夜食を食べちゃったけどカロリーオフのお菓子だからノーギルティだよね」
この例文の場合、「通常はギルティとされる行為だが理由があるためギルティではない」ということをアピールする目的で「ノーギルティ」を用いている。文脈によってはあからさまにギルティな行為を屁理屈をつけてノーギルティと言い張るケースもあり、その際には「いやギルティだろ」というツッコミ待ちであることも少なくない。
・「A子の事が好きになっちゃったけどこれギルティ?」「いやノーギルティ。お前が元々好きだったB子はそもそも脈なしだよ」
上記の例文はある行為や事象がギルティかどうかを確認した際に、ギルティではないと返答するケースである。元々B子に対して好意を抱いていたが好意の対象をA子に乗り換えたことはギルティなのだろうか、と問いかけたのに対し、B子は質問者に対してそもそも好意すら抱いていなかったため相思相愛状態ではなく、ギルティには当たらない、と返答している。
・「今日うちのチームが負けたことに関してはあの投手がギルティだったと思う」
上記の例文は、文脈に応じて意味合いが変わる。「あの投手」が自分のチームの所属だった場合は自軍投手を指して「ギルティ」としているため、投手のプレーがまずかった、と反省、あるいはその投手を非難している。一方で「あの投手」が相手チームの所属だった場合は、相手チームの投手が「巧すぎる」ことを褒めているのか、「相手チームの投手が犯した反則行為」が影響して負けたと非難しているのかという2つの意味合いに分かれる。前後の文脈から判断して正しい意味合いで読み取る必要があるだろう。
・「お前の視線がギルティ」
こちらも前後の文脈に応じて意味が大きく変わる例文である。異性を口説いている場面で発せられた場合、「その視線が自分にとっては犯罪級に魅力的だ」という賞賛の意味になる。しかし、その一方で「お前」が年端も行かぬ少女などに対して劣情を含んだ視線を向けているケースでは、「お前のその視線から犯罪の匂いを感じる」と言った意味合いで、視線を向けることに対する非難のニュアンスが含まれる。前後の文脈や置かれている状況などによって全く異なるニュアンスとなるため注意が必要である。
ギルティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/05 14:11 UTC 版)
ギルティ(Guilty)は、英語で有罪の意味。以下のタイトルなどで使われている。
楽曲
- GUILTY (浜崎あゆみのアルバム) - 浜崎あゆみの9枚目のアルバム。
- ギルティ(Guilty) - バーブラ・ストライサンドのアルバム。
- ギルティ(Guilty) - ブルーのアルバム。
- GUILTY (GLAYのアルバム) - GLAYのアルバム。
- Guilty (鈴木雅之の曲) - 鈴木雅之のシングル。
- GUILTY (V6の曲) - V6のシングル。
映画・テレビ・ゲーム・漫画
- GUILTY GEAR - 2D対戦型格闘ゲームシリーズ。
- Guilty (ゲームブランド) - アダルトゲームのブランド。
- ギルティ/罪深き罪(英題:Guilty as Sin) - 1993年のアメリカ合衆国の映画。
- THE GUILTY/ギルティ(丁題:Den skyldige) - 2018年のデンマークの映画。
- THE GUILTY/ギルティ (2021年の映画)(英題:The Guilty) - 上記作品をリメイクした2021年のアメリカ合衆国の映画。
- ギルティ (テレビドラマ) - 2004年にドイツ、オーストリアで製作されたテレビドラマ『Die Rückkehr des Tanzlehrers』(英題:『The Return of the Dancing Master』)の邦題。監督はウルズ・エッガー。
- ギィルティ - 原作:狩撫麻礼、作画:中村真理子の漫画。
- ギルティ 悪魔と契約した女 - 関西テレビの制作によりフジテレビ系列で2010年10月から12月まで放送されたテレビドラマ。
- ギルティ〜鳴かぬ蛍が身を焦がす〜 - 丘上あいの漫画。『ギルティ〜この恋は罪ですか?〜』のタイトルで読売テレビ「木曜ドラマF」枠でドラマ化され、2020年4月2日より放送。
- ギルティー!! − 現役弁護士芸人こたけ正義感のギャグ。
関連項目
ギルティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 15:22 UTC 版)
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