野坂鉄嶺とは? わかりやすく解説

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野坂参三

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/12 23:26 UTC 版)

野坂 参三(のさか さんぞう、1892年明治25年〉3月30日 - 1993年平成5年〉11月14日)は、日本政治家共産主義者衆議院議員(3期)、参議院議員(4期)。コミンテルン(共産主義インターナショナル)日本代表、日本共産党第一書記議長名誉議長などを務めたが[1]大粛清時代に同志の山本懸蔵らをNKVDに讒言密告して死刑に追いやっていたことが最晩年になって発覚し、日本共産党から除名された[2]。初名は小野 参弎(おの さんぞう)。中国では岡野 進林 哲とも称した。ペンネームは野坂鉄嶺、野坂鉄など。


  1. ^ 野坂参三名誉議長略歴”. rnavi.ndl.go.jp. 2019年1月7日閲覧。
  2. ^ a b c d e “野坂参三氏除名を発表 戦前の同志告発など理由 日本共産党”. 朝日新聞東京夕刊: p. 1. (1992年12月28日) 
  3. ^ シネマの天使編(33)”. 産経新聞 (2011年3月25日). 2011年4月17日閲覧。
  4. ^ 日本ニュース戦後編第4号|NHK戦争証言アーカイブス
  5. ^ 竹前栄治『日本占領―GHQ高官の証言』中央公論社、1988年
  6. ^ a b c “共産党、野坂名誉議長を解任 「戦前、同志をスパイ告発」”. 朝日新聞東京朝刊: p. 1. (1992年9月21日) 
  7. ^ 木俣正剛 (2021年1月6日). “共産党の伝説・野坂参三を倒した、お金に全く興味がない2人の記者”. ダイヤモンド・オンライン. 2022年2月2日閲覧。
  8. ^ “野坂参三共産党名誉議長の解任に関する文書<要旨>”. 朝日新聞東京朝刊: p. 2. (1992年9月21日) 
  9. ^ a b “野坂氏旧ソ連に政治情報提供十分あり得ること-外交評論家、沢英武さん”. 産経新聞東京朝刊: p. 2. (1992年12月29日) 
  10. ^ a b “野坂氏への弔詞、共産党は欠席 参院本会議”. 毎日新聞東京夕刊: p. 1. (1993年11月26日) 
  11. ^ a b “参院が故野坂氏に弔辞 共産は反対、本会議欠席”. 産経新聞東京夕刊: p. 2. (1993年11月26日) 
  12. ^ 第128回国会参議院会議録第7号” (PDF) (平成5年11月26日). 2020年3月21日閲覧。
  13. ^ 高井誠「人物ファイル 野坂参三」『萩ネットワーク 78号』、萩市役所広報課内 萩ネットワーク協会、2007年11月、11頁、2024年3月9日閲覧 
  14. ^ 『人事興信録 第15版 下』1948「野坂参三」
  15. ^ 中国英学史(下) ―島根・広島・山口池田哲郎、『英学史研究』〈第6号〉 1973
  16. ^ a b 野坂参三「風雪のあゆみ(第4部) 15 ビューロー時代から日本脱出まで」『前衛 日本共産党中央委員会理論政治誌』第475号、日本共産党中央委員会出版局、1982年2月、226頁、NDLJP:2755908/114 わたしの二人の兄――長兄の葛野友槌と次兄の小野梧弌」とある。
  17. ^ 『人事興信録 9版(昭和6年)』「葛野友槌」
  18. ^ 『人事興信録 第15版 上』1948「小野梧弌」
  19. ^ 佐野令三『人事興信録』第8版、昭和3(1928)年
  20. ^ 松本弘造『人事興信録』第8版、昭和3(1928)年
  21. ^ 『戦後期左翼人士群像』増山太助、つげ書房新社、2000、p52-54
  22. ^ 『戦後期左翼人士群像』p137
  23. ^ 「解説座談会 野坂参三は何重スパイだったのか 立花隆/小林峻一/加藤昭」、小林峻一、加藤昭 『闇の男 野坂参三の百年』文藝春秋社、1993年、ISBN 4163479805、189-210ページ。
  24. ^ 伊藤律「三重スパイ 野坂参三」『文藝春秋』72巻1号、1994年1月、文藝春秋社、310-329ページ。 ※伊藤律による1981年10月25日付の手記を公開したもの。
  25. ^ 「野坂参三、三重スパイ説をめぐって」、ジェームス・小田『スパイ野坂参三追跡』彩流社、1995年、ISBN 4882023555、9-68ページ。
  26. ^ 「8. 四重スパイ・野坂参三」「9. 愛される共産党」西鋭夫、岡崎匡史『占領神話の崩壊』中央公論新社、2021年、ISBN 978-4-12-005453-2、566-574ページ。


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