全国保険医団体連合会とは? わかりやすく解説

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全国保険医団体連合会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/29 13:38 UTC 版)

全国保険医団体連合会
正式名称 全国保険医団体連合会
略称 保団連
所在地 東京都渋谷区代々木二丁目5-5新宿農協会館
代表 竹田智雄(会長)
設立年月日 1969年1月26日
関連団体 全国労働組合総連合(全労連)、中央社会保障推進協議会
ウェブサイト hodanren.doc-net.or.jp
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全国保険医団体連合会(ぜんこくほけんいだんたいれんごうかい、略称 保団連(ほだんれん))は、日本保険診療医であることを加盟資格とした任意団体。各都道府県の保険医協会(保険診療医の希望者らで組織された任意団体・民主団体)に自主加盟する保険医[注釈 1]で構成された民主団体による連合組織である。

概要

1961年に国民皆保険制度が導入されると、一部の都府県に保険医協会・保険医会が設立された。そして、1969年1月26日に、東京、神奈川、愛知、京都、大阪、福岡の1都2府3県の6協会(6団体)・個人会員あわせて10,116名で全国保険医団体連合会(初代会長・中野信夫)が結成された[1]。 

保団連を構成する「保険医協会・保険医会」は、保険医療を行う医師歯科医師らが任意で加盟する団体である。各都道府県ごとに全51保険医協会・保険医会が設立されている[2]

保団連は、全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)、日本医療福祉生活協同組合連合会(医療福祉生協連)、日本医療労働組合連合会(医労連)、新日本医師協会(新医協)と連携し、5団体で医療団体連絡会議(医団連)を結成している。

保険医協会

ドイツにも「保険医協会」(Kassenarztliche Vereinigung)と翻訳できる組織が存在するが、これは公法上の社団法人で疾病金庫から給付金を交付される公的機関であり、ドイツの保険医は自動的に加盟させられる強制加入団体である。

政治活動や主張

全労連の定期大会祝電メッセージを寄せている[3]

2015年には機関誌「月刊保団連」にて、日本の集団的自衛権に反対し、「『(日本国憲法)第九条』の国」から 「日米安全保障条約(安保)」体制に基づいて、米国に従属し、米国と共に世界中で侵略戦争をする「『安保』の国」に改めようとしている」とした[4]

2017年3月6日に保団連内の「非核平和部長」の名で保団連として共謀罪への反対を表明[5]

2018年には保団連として、原発ゼロのアピールを採択した[6]

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ 主に保険診療を行う開業医師ら。

出典

  1. ^ 保険医協会・保団連とは”. 全国保険医団体連合会. 2023年6月21日閲覧。
  2. ^ 保険医協会・保団連とは - 全国保険医団体連合会” (2022年4月6日). 2025年7月29日閲覧。
  3. ^ 第18回定期大会祝電・メッセージ一覧”. www.zenroren.gr.jp. 2024年6月7日閲覧。
  4. ^ 月刊保団連 8月号”. hodanren.doc-net.or.jp. 2023年6月22日閲覧。
  5. ^ https://hodanren.doc-net.or.jp/news/teigen/170306_seimei_kybz.html
  6. ^ 原発ゼロ目指しアピール採択─保団連”. Dentwave.com(デントウェーブドットコム). 2023年6月13日閲覧。
  7. ^ (2)連合との共闘及び勢力拡大を模索する全労連”. www.npa.go.jp. 警察庁. 2025年4月10日閲覧。

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