あかまつ‐かつまろ【赤松克麿】
赤松克麿
赤松克麿
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 21:08 UTC 版)
赤松克麿は、従来のマルクス主義的インターナショナルが人類闘争の歴史を「階級的」にのみ認識して、これを「民族的」あるいは「国民的」に捉えないことを指摘した。この主張によれば、国際間には資本家と労働者との「階級的」利害の不一致のみがあって国と国の民族的・国民的利害の不一致は存在しないことになる。また「万国の労働者よ、団結せよ!」という『共産党宣言』のスローガンは、既存の世界に万国の労働者が団結すべき客観的条件が欠如していることから実現不可能であるとも指摘した。いずれの諸国の労働者も国家・国民という立場を離れることはできないのだからナショナルは肯定しなければならず、まずは一国において社会主義を実現する。ナショナルという手順を踏んでインターナショナルを目指すべきと説いた。これが赤松の「国家社会主義」である。その後、赤松は日本主義を提唱した。
※この「赤松克麿」の解説は、「国家社会主義」の解説の一部です。
「赤松克麿」を含む「国家社会主義」の記事については、「国家社会主義」の概要を参照ください。
赤松克麿と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- 赤松克麿のページへのリンク