貴族・騎士団・宮廷とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 貴族・騎士団・宮廷の意味・解説 

貴族・騎士団・宮廷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 04:25 UTC 版)

デルフィニア戦記」の記事における「貴族・騎士団・宮廷」の解説

イヴンイヴ) 声 - 子安武人鳥海浩輔 ウォルのスーシャ時代幼なじみで、タウ山脈自由民。後にデルフィニア国王親衛隊隊長兼、独立騎兵隊長となる。シェラ少年であることを知る1人浅黒い肌と粉砂糖まぶしたような輝き金髪特徴馬が合わないバルロとはよく口げんかをし、“麦わら頭”と呼ばれているが、ルウに“蜂蜜色お兄さん”と呼ばれる。スーシャのに住むゲオルグ息子として育ってきたが、実はジル息子母親南方生まれだったため、顔立ち肌の色は母譲りらしい。花街女達の受けも良い色男である。即位以前からウォル知っているため、バルロやナシアスなど内戦時からの仲間の前では、国王であるウォルを「あの馬鹿」呼ばわりしたりもする。 シャーミアンがシェラ本性知ってしまった際に止めようとして斬られ、死に掛けるほどの重傷を負うが、リィの「奥の手」に命と左腕救われるその後シャーミアンが『押しかけ女房』としてプロポーズした際に、ウォル陰謀により彼女と婚約する当初貴族の名を嫌う彼としてはそれは不本意なことでしかなかったが、スケニア先住民族との戦いの中で人質として敵陣赴くと言い張ったシャーミアンに求婚し結婚リィ元の世界帰った後に長男エミール授かる。『紅蓮の夢』において次男サイラス長女イヴリン誕生している。 バルロ(ノラ・バルロ・デル・サヴォア) 声 - 安元洋貴 2歳年下ウォル従弟で、王座空白時代には次期国王最有力候補と見なされていたが、父を通して国王王子たち見ているうちに独特の価値観持っていたため、王冠固辞し続けていた頑固者でかなりの皮肉屋突如現れ王位継いだウォルを「従兄上(あにうえ)」と呼んで真っ先忠誠を誓う(ウォルからは「従弟どの」と呼ばれる)。そのため、クーデター中はペールゼン一味によって自分屋敷軟禁されていた。 ウォル同様、堂々たる体格持ち主で、国内随一の力をもつサヴォア公爵にしてティレドン騎士団団長15歳という異例若さ叙勲された少年期から騎士団武勇見せ、その名は隣国にも知れ渡り騎士団用兵は炎に喩えられる(ちなみに団旗には描かれている)。 非常に派手な女性関係をもっているが、その火を消すことも上手く後腐れ残さない中盤でロザモンドとの間に男女双子授かる出産後挙式)。 ファーストネームであるノラは、サヴォア家慣習則って付けられ女性の名前であるため、親し相手からは常にバルロと呼ばれている。 王冠望め血筋立場ありながら固辞し続けそれでいて王冠を使う者の様子窺っているところから、ルウから“狸寝入りの虎さん”と呼ばれるリィ元の世界帰った後に、過去に性の手ほどきを受けたレヴィン男爵夫人との間にできた庶子ブライスが、母親に連れられてバルロの前に現れる。ナシアスに彼そっくりな息子生まれてからは、自分がかつてナシアスに鍛えられたように彼を鍛えてやりたくてしょうがないらしい。 ナシアス・ジャンペール 声 - 西田雅一 ラモナ騎士団団長であり、バルロの親友でもあると同時に剣の師匠でもある。バルロやウォルより若干年長で、ボーンズ・ビィという土地地主一家出身父親は一応、卿の称号許されている)。リィ腕前認める、"美技"とまで謳われる鮮やかな剣術を誇る。親友のバルロとは異なり、とある事情から女性には奥手である。穏やかな物腰騙されがちだが、バルロも唸る鋼鉄意志と守るべき目的の為ならば騎士面子をも厭わない覚悟を持つ。 叙勲されたのは18歳の時。その前年出場した騎士団親善試合当時12歳のバルロと出会い、ある理由から彼に気に入られ個人的な剣の指導引き受けることになった。 そのため、コーラル一の郭にあるサヴォア公爵の屋敷に度々出入りすることとなり、サヴォア家執事カーサとも面識を持つまた、バルロの母・アエラ興味をもたれ、一夜相手にされかかるも、それを察したバルロによって何も知らないまま阻止されことがある後日レヴィン男爵夫人から事実知らされている)。 肩にかかる金髪と薄い水色の瞳という端麗な容姿持ち主で、ルウからは“戦うお花さんと言われるちなみにラモナ騎士団団旗は白い百合描かれている)。直感の鋭いところがあるアランナという妹(フリーセア商家嫁ぎ2児の母になっている)がいて、彼女に頭が上がらない(他にも弟妹がいる)。 中盤ラティーナ恋仲になり、紆余曲折の末に結婚したリィ元の世界帰った後に、長男エルウィン授かる。『紅蓮の夢』ではその後長女ジェラルディン誕生している。 ガレンス 声 - 藤沼建人 ラモナ騎士団の副団長巨漢リィ出会った当初リィ軽く見ていたが、リィとの立ち合い敗れた後は、リィ信奉者になる。 大柄頑丈、かつ騎士団随一怪力持ち主で、農民生まれであるため、元々は先代団長ロビンス従者一人だったが、一本多数の敵を蹴散らすことができるほどの力を持っていたことで、20代前半異例叙勲を受け、騎士となった叙勲時期はナシアスより後)。「自分は頭になって判断下すより、誰かの腕となって行動する方が性に合うと言って冷静なナシアスの判断重視する傾向にある。また、戦場ではナシアスを狙う攻撃を自らの体で受けて庇うことも多い。 ドラ将軍(エミール・ドラ) 声 - 高岡瓶々→白熊寛嗣 正式に伯爵の位を持つが、その実績と自らの性質より将軍称されるロア領主ウォル義父フェルナン伯爵親友であり、その歴戦経歴前国王であるドゥルーワでさえ目線同じくして話したと言われるほどである。デルフィニア一の頑固者で、ウォルリィはその振る舞いからよく落とされる一人娘のシャーミアンには少々甘い様子イヴンのことは、最初は「山賊風情の男」だと思っていたが、中盤見直し、娘と結婚して伯爵家を継ぐことを望む。リィ元の世界帰った後に、初孫として男の子授かる。 『紅蓮の夢』では当初原因不明の病により床に付いていたが、リィ激痛鎮めたことで回復し、戦に参加するアヌア侯爵 デルフィニア近衛兵団司令官。ペールゼン侯爵によるクーデターと、その後の経緯の中で一時的に大隊長だったサング司令官の座を奪われたが、司令官として人望は非常に厚くその後ヘンドリック伯爵就いたのちに再び司令官となる。 『紅蓮の夢』では病に臥せっていたが、リィの「おまじない」を受けたことで、ドラ将軍ほどの急激な速度ではないものの回復向かっている。 ヘンドリック伯爵 デルフィニアの有力貴族取らせて騎馬戦天下一品腕前で、内乱当時で既に齢50越えているにもかかわらずその名声衰え知らない騎馬戦ならリィとも張り合えるほど。アヌア侯爵とは親交深く一時的に近衛兵団司令官務める。『紅蓮の夢』では既に戦死しており、爵位息子受け継がれた。 ルカナン 近衛兵団第一軍第二連隊大隊長だったが、ペールゼンの内乱後は連隊長出世した若い頃に北の塔に勤務したことがあり、それが原因リィとシャーミアンと共に北の塔に囚われフェルナン伯爵救出参加することとなったそれなりに強いらしい。 ブルクス ドゥルーワ先王の代からその地位にあるデルフィニアの外交官風采ぱっとしないが、デルフィニア屈指の外交官である。ペールゼンのクーデター侍従長追いやられるが、内乱終息後宰相となる宰相としての手腕もさることながらリィジルのような正体知れない人物でも、その人格を認めて接す好人物である。かつては旅人などを装って近隣国へ赴き、直接交渉したこともあるということで、リィタンガ囚われた際は、同盟促すため自らサンセベリア赴いた。 めったに態度崩さないが、リィが「真の魔法街」の出入り自由にできるようになった聞かされたとき、腰を抜かしたカリン デルフィニア王室女官長ブルクスとともにドゥルーワ先王時代から奥の間仕切ってきた。ある意味ではウォルよりも城内での発言力は強い。ウォル誕生時王女付き女官で、ある事情から里下がりしていた。ウォル実母ポーラとは友人関係にあり、たびたび相談乗っていた。かなり気丈な婦人である。料理の腕もかなりの物。 ラティーナ・ペス(エンドーヴァー子爵夫人。後にジャンペール姓に変わる) 声 - 百々麻子 ウォルの元愛妾ウォルがスーシャにいた頃に知り合い婚約していたこともあったが、ウォル女心鈍さもあって破綻となる。今は二人とも“昔の事”と割り切っており、親し友人同士でもある。気取ったところがなく、植物育てるのが得意で、自分育てた葡萄葡萄酒作ったりもする。 ある事情から未亡人として王宮訪れ愛妾となるが、事件終息後愛妾辞す2度夫に先立たれている(1度脳炎で、2度目馬車はねられ時の怪我が元で)。それを指して死神憑き」と自嘲したこともあるが、後にナシアスと結婚し彼の子どもを産む。頭がよく、本質をきちんと見抜く目は年齢重ねて健在ロザモンド・シリル・ベルミンスター "西のサヴォア、東のベルミンスター"と並び称されるサヴォア公爵家と並ぶ国内屈指の貴族であるベルミンスター家公爵家庭の事情により、甥が成人するまでの間、一時的に爵位を預かるという誓約をしている)。ミドルネームシリル英雄の名前であり、父親である先々代公爵が、第一子として生まれた彼女を当初後継者として見ていたために(後に異母弟生まれ爵位はその弟が継いだ。甥はその異母弟の子供である)、武術叩き込まれ育った男装の麗人であり、女性からの人気をバルロと二分している。中盤ではバルロの子供を妊娠していることが判明男女双子出産した後、バルロと結婚する双子の名前は男の子がユーリー・ウルディス、女の子がセーラ・グウィネスという。長男ユーリーサヴォア公爵家の跡継ぎとして扱われ長女セーラは甥である次期ベルミンスター公爵婚約者となる。なお、ウルディスはサヴォア家慣習則って付けられ美姫の名前であり、グウィネス自身先例としてロザモンドが主張したため付けられ英雄の名前である。 リュミエント卿 ロザモンドの甥にして次期ベルミンスター公爵少年。『紅蓮の夢』では襲爵して初陣に出ることを願っていたが、彼に一門をまとめる力がまだないというロザモンドの判断により見送られている。なお、彼が襲爵望んだのは、ロザモンドをベルミンスター家から解放することで、双子両親を失う可能性を潰せると判断していたためである。 シャーミアン・ドラ 声 - 遠藤綾伊藤静 ドラ伯爵家一人娘はしばみ色の瞳やこぼれるような笑顔眩し麗しい少女動きやすさから男装していることが多い。外見似合わず幼い頃より父であるドラ将軍稽古つけられており、その辺一般兵などよりも腕前は勝るほど。ロアの者らしく乗馬にも優れ小隊率いて騎士として戦場にも赴き、時としてかなりのもする。 後にイヴン恋仲となるも相手貴族になる事を嫌う為、「爵位は私が継ぎます」と宣言し紆余曲折経て結婚将来ドラ伯爵となる予定で、リィ元の世界帰った後に息子授かる。『紅蓮の夢』では当初病で動けぬ父の代わりにロア衆を率いて参戦していた。 キャリガン・ダルシニ ポーラ・ダルシニの弟で、ティレドン騎士団騎士見習い団長であるバルロを尊敬している。直情的な性格で、いつも何かに飛び込んで良くも悪くも失敗する。バルロの庶子であり後輩に当たるブレイスとは、境遇似ていることもあり何かとよく面倒をみるリィ元の世界帰った無事に叙勲され、姉夫婦子供生まれた後は「キャリー叔父さま」と懐かれているアエラ姫(アエラ・ルシンダ・デル・サヴォア) ドゥルーワ王の妹にして、バルロの母である公爵夫人王妹として人々かしずかれていた頃の権勢忘れられず、「庶子国王認められない」「自分の子の方が王位にふさわしい」と、度々ウォルからの王位簒奪目論み、顔をあわせる度に彼を慕うバルロを罵る。そのため、バルロとはほぼ絶縁状態にある。中盤パラストとの密約発覚したため、密かに終身蟄居命じられサヴォア家領地にある屋敷事実上幽閉されることになったその後ウォル対し恨み持ったままで、ある日突然倒れて帰らぬ人となったその時状況聞いたリィは「頭の血管でも切れたかな」と推測している。

※この「貴族・騎士団・宮廷」の解説は、「デルフィニア戦記」の解説の一部です。
「貴族・騎士団・宮廷」を含む「デルフィニア戦記」の記事については、「デルフィニア戦記」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「貴族・騎士団・宮廷」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「貴族・騎士団・宮廷」の関連用語

貴族・騎士団・宮廷のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



貴族・騎士団・宮廷のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのデルフィニア戦記 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS