貴族院論戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 21:34 UTC 版)
貴族院では、20日に審議開始。周布公平、渡正元、独法学者平田東助らが断行論を唱え、穂積陳重、加藤弘之らが延期論を主張。 議長伊藤博文については、公然延期説をリードしたとも(松岡康毅)、加熱する議会に翻弄され四苦八苦したともみられる(山口弘達)。 当時の新聞報道によると、長談義に消耗する貴族院で穂積陳重の演説は空気を一変させ、聴衆に深い感銘を与えたという。内容的には、法学士会意見書を敷衍したもの。 激論2日の後、104対62の大差で可決された。
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