番組関係の出来事
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「1974年のテレビ (日本)」の記事における「番組関係の出来事」の解説
1月 3日 - TBS系で、1971年と1972年に「年1回・不定期」で放送されていた芸能人対抗運動会番組を、この年から正月番組に変更、タイトルも『新春オールスター大運動会』となる。 6日フジテレビ系「カルピスこども劇場」枠でヨハンナ・シュピリの小説「ハイジ」を原作としたテレビアニメ『アルプスの少女ハイジ』が放送開始( - 12月29日)。 NHK大河ドラマ第12作『勝海舟』が放送開始( - 12月29日)。放送中に主演(勝海舟役)の渡哲也が急病で降板、松方弘樹に交代した。 16日 - TBS系水曜劇場枠で向田邦子脚本・小林亜星主演のホームドラマ 『寺内貫太郎一家』(第1シリーズ)が放送開始( - 10月9日)。 2月 16日 - 毎日放送・NET(現・テレビ朝日)系で仮面ライダーシリーズ第3弾『仮面ライダーX』が放送開始( - 10月12日)。 19日 - フジテレビ系『火曜ワイドスペシャル』で、苗場スキー場を舞台に、ゲーム・コント・歌で構成したバラエティ番組『オールスター雪の祭典』をこの日から開始( - 1986年2月4日) 3月 4日 - NET(現・テレビ朝日)系昼のワイドショー『アフタヌーンショー』の司会が、この日より馬場雅夫(当時NETアナウンサー)から川崎敬三(俳優)に交代。川崎は1985年10月18日の最終回 まで担当。 7日 - 日本テレビ系『木曜スペシャル』 において『驚異の超能力! 世紀の念力男ユリ・ゲラーが奇蹟を起こす!』を放送。同番組では4月4日にもユリ・ゲラーの特集が放送され、超能力ブームのきっかけとなった。 9日 - TBS系『8時だョ!全員集合』のエンディングにおいて、ザ・ドリフターズのリーダーいかりや長介が、同グループのメンバー荒井注の脱退ならびに志村けんが正式加入する旨を発表。荒井は30日放送を最後に降板し、翌4月6日放送より志村が加入。 22日 - NHKの放送開始50年を記念し、世界の文化遺産・史跡を取材して人類の過去・現在から未来を探ろうとするドキュメンタリー番組『未来への遺産』が放送開始(1975年12月まで概ね月1回放送)。 23日 - NET(現・テレビ朝日)、MBSと瀬戸内海放送(香川)で放送してきた学校放送番組が終了。小学校4年生社会科の『みんなの東京』(NET)、『四年生の社会科→(1974年4月から)わたしたちの近畿』(MBS)を残し、1959年の開局以来続けてきた学校向け教育番組からは撤退する。民間放送教育協会制作の2番組は継続し、2022年現在も1番組が放送中。 30日『8時だョ!全員集合』で荒井注最後の出演の日となったこの日、同じTBS系にて1968年1月3日から放送されていた国際プロレス中継番組『TWWAプロレス中継』が終了。後述の東京12チャンネルでの再開まで半年間、国際プロレス中継自体が空白となる。 NET系土曜20時枠、前半の特撮ドラマ『キカイダー01』と、後半のアニメ『キューティーハニー』がそろって終了、2年近くに亘る特撮・アニメ2本立て編成に幕。 31日NHK総合の歌謡番組『ステージ101』が4年3か月の歴史に幕。 TBS系の日曜19時台前半の武田薬品工業一社提供枠『タケダアワー』が、この日終了の『隠密剣士 突っ走れ!』をもって、16年強の歴史に幕。 毎日放送制作・NET系のクイズ番組『ダイビングクイズ』がこの日で終了、10年の歴史に幕。 4月 1日NHK、新年度の番組編成開始。連続テレビ小説第14作『鳩子の海』放送開始( - 1975年4月5日)。 総合テレビで朝の主婦向け生活情報番組『奥さんごいっしょに』放送開始( - 1980年4月3日)。 総合テレビで平日夜9時台にニュースワイド番組『ニュースセンター9時』を放送開始( - 1988年)。初代キャスターには磯村尚徳を起用(編集長も兼任)、「ちょっと、キザですが…」の枕詞で人気を博す。 日本テレビとTBS、新聞と放送局の資本統一の一環として開局以来放送してきた読売・朝日・毎日の新聞3社による3社ニュースの放送を取りやめ、日本テレビは『読売新聞ニュース』、TBSは『毎日新聞ニュース』に一本化する。 日本テレビ系で平日朝8時台に子供番組『カリキュラマシーン』(宍戸錠、常田富士男、岡崎友紀ほか出演)、昼13時台にトーク番組『おしゃれ』(資生堂一社提供。初代司会者は三橋達也)と、2本の帯番組が開始する。 フジテレビ系の歌謡番組『夜のヒットスタジオ』は前年秋から続いたゲスト輪番制司会を廃止。その間、番組から一旦外れていた芳村真理がこの日の放送より司会に復帰。さらにコメディアンの三波伸介と女優・歌手の朝丘雪路が2代目の芳村のパートナー役として司会に加わる。「夜のヒットスタジオ#番組の挫折とバラエティ色の強化(1973 - 1976)」および「三波伸介 (初代)#エピソード」も参照 3日 - 日本テレビ系の『水曜ロードショー』の放送時間が、21:30〜22:55から現在の『金曜ロードショー』と同じ21:00〜22:55と30分拡大した。 4日フジテレビ系で『第10回オールスター春の紅白大運動会』を放送。開催10回を記念して初の2時間番組となったが、通常の『火曜ワイドスペシャル』ではなく、木曜20:00 - 21:55に放送、この後10月1日には『火曜〜』で「第11回」が放送されるが、『大運動会』の春秋開催はこの年を以て、1978年まで中断する。 NET系の木曜10時枠で『ザ・ボディガード』が始まる。以後3年間に亘り、千葉真一主演のテレビドラマを放映していく。 6日 - NET系土曜8時枠が2年9か月ぶりに1時間枠に復帰、この週よりドラマ枠とし、その第1弾として『めしはまだか!』を放送開始( - 9月28日)。 7日NHK総合の日曜18時台で、若者向け歌謡番組『レッツゴーヤング』が放送開始。1986年4月6日まで12年続いた。 TBS系にて、服部時計店(SEIKO、現・セイコーホールディングス)一社提供の音楽番組『サウンド・イン"S"』が放送開始( - 1981年3月)。 毎日放送制作・NET系にて、東洋リノリューム(現・東リ)一社提供によるクイズ番組『東リクイズ・イエス・ノー』が放送開始。司会は俳優の児玉清( - 1975年3月30日)。 12日 - TBS系金曜19時台前半枠で、円谷プロダクション製作のウルトラシリーズ第7弾『ウルトラマンレオ』が放送開始( - 1975年3月28日、全51話)。以後、ウルトラシリーズは1979年開始の『ザ☆ウルトラマン』(アニメ)まで4年間のブランクを要することになる。 13日 - 日本テレビ系で、フィンガー5をレギュラーにした公開バラエティ番組『時間だヨ!アイドル登場』を開始、当初は土曜13:30だったが、半年後に土曜夕方(17:30。一時期日曜12:15の時もあり)に移動、フィンガー5渡米後はずうとるびが引継ぎ、1979年3月31日まで5年続いた。 30日 - フジテレビ系『火曜ワイドスペシャル』で『オールスター春のバレーボール大会』を放送、また10月15日には同枠で『第4回芸能人選抜! 秋の紅白バレーボール大会』を放送、この秋大会より冒頭のエキシビションとして、かつて名を轟かせた女子バレーチーム「元:東洋の魔女」と男子芸能人選抜チームのバレーボール勝負が行われる。なおこの大会も『大運動会』同様、1978年まで春秋開催は中断。 7月 4日 - フジテレビ系にてコンテスト音楽祭番組『FNS歌謡祭』がこの日より開催。初代司会は小川宏と吉永小百合。この年と翌1975年は上下期制で、1976年より年1回に変更、1990年を以ってコンテスト形式を廃止し、翌1991年よりステージショー形式に変更、2022年現在も継続中。 21日(日曜日) - 日本テレビ系で前日20日に放送予定だった『オールスターゲーム・第1戦』(後楽園球場、日本テレビ制作)が雨天中止に伴いこの日の18:30 - 20:55に変更、これに伴い、TBS系でこの日放送予定だった『同・第2戦』(阪急西宮球場。朝日放送制作)は、翌22日(月曜日)の19:00 - 20:55に変更した。この結果、21日は18:30の『NOWヒットパレード』を始め、『全日本歌謡選手権』(よみうりテレビ制作)・『侍ジャイアンツ』(同)・『われら青春!』の計4本、22日は『YKKアワー キックボクシング中継』・『ブラザー劇場 若い!先生』・『水戸黄門・第5部』の計3本がそれぞれ休止、日本テレビ日曜18:30枠番組と『水戸黄門』はいずれも初の休止となった。なお朝日放送は、翌1975年3月31日からの腸捻転解消でNET系列に変更されるため、これがTBS系列での最後のオールスター中継となった。 8月 5日 - フジテレビ系『夜のヒットスタジオ』が放送300回を記念して、大磯ロングビーチから特別公開生放送。 9月 23日 - 東京12チャンネル(現・テレビ東京)で国際プロレス中継番組である『国際プロレスアワー』が放送開始。前述のTBSでの撤退から半年ぶりに国際プロレス中継が復活した( - 1981年3月28日)。 10月 1日 - 中部日本放送(現・CBCテレビ)で中京ローカル初のローカルワイドニュース番組『CBCニュースワイド』放送開始( - 1999年3月27日)。 2日 - TBS系で大映テレビ制作・坂上二郎主演による刑事ドラマ『夜明けの刑事』が放送開始。以後『新・夜明けの刑事』→『明日の刑事』とタイトルを変えながら1979年10月まで続いた「日の出署シリーズ」が始まる。 4日NET系にて石森章太郎原作の特撮ロボットコメディドラマ『がんばれ!!ロボコン』放送開始( - 1977年3月25日)。 朝日放送(現・朝日放送テレビ)制作・TBS系でクイズ番組『霊感ヤマカン第六感』が放送開始。当初の司会は野末陳平で、1977年よりフランキー堺に交代した( - 1984年10月)。 TBS系で大映テレビ制作のドラマ『赤い迷路』が放送開始( - 1975年3月28日、全26回)。宇津井健、山口百恵らが主役を務めた「赤いシリーズ」が始まる。 5日朝日放送・TBS系土曜19時台前半枠で、園山俊二原作の原始時代を舞台としたギャグアニメ『はじめ人間ギャートルズ』が放送開始( - 1976年3月27日)。 フジテレビ系でこの日より、19時30分台の帯番組『クイズグランプリ』と『スター千一夜』の土曜放送を廃止し、20時枠と統合した90分バラエティ番組『オールスター90分』放送開始( - 1975年3月29日)。以後1980年9月終了の単発学園ドラマ『土曜ナナハン学園危機一髪』まで90分番組が継続、『欽ちゃんのドンとやってみよう!』 といったヒット番組を生み出す。 6日フジテレビ系日曜18時台前半枠にて、川崎のぼる原作・タツノコプロ製作のホームギャグアニメ『てんとう虫の歌』が放送開始( - 1976年9月26日、全104話)。 よみうりテレビ・日本テレビ系にてテレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト』第1シリーズ放送開始(全26回、- 1975年3月)。当時は26話で打ち切りとなったが、その後再放送や映画化などで人気となり、テレビアニメも第3シリーズまで制作された。 19日 - 毎日放送・NET系で仮面ライダーシリーズ第4弾『仮面ライダーアマゾン』放送開始。仮面ライダーシリーズでは腸捻転時代では最後の作品となる( - 1975年3月29日)。 12月 31日TBS系で『第16回日本レコード大賞』放送(19:00〜20:55)。大賞は森進一の「襟裳岬」。 第25回NHK紅白歌合戦が放送(21:00〜23:45)。同紅白に出演したザ・ピーナッツの、現役最後のテレビ出演となった。 日本テレビ系で上記の『第25回紅白』の対抗番組として、コント55号メインのバラエティ番組『コント55号の紅白歌合戦をぶっ飛ばせ!なんてことするの!?』を放送、1977年まで計3回続く。 NET系では『レコ大』の対抗番組として、美空ひばりのワンマンショー『さよなら'74 にっぽんの歌大全集 美空ひばりオンステージ』を新宿コマ劇場から生中継した。 31日 - 1975年1月1日未明 - 民放各社恒例による服部時計店(現:セイコーホールディングス)一社提供の年越し特番『ゆく年くる年』を放送。この年は東京12チャンネル(現・テレビ東京)が初めて製作を担当。
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