画王とは? わかりやすく解説

パナソニックのテレビブランドの変遷

(画王 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/17 03:34 UTC 版)

パナソニックのテレビブランドの変遷(パナソニックのテレビブランドのへんせん)では、パナソニック(旧:松下電器産業を含む)で発売された全てのテレビブランドを示す。パナソニック(ナショナル)のテレビブランドの変遷は以下である。




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画王(がおう)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 06:22 UTC 版)

パナソニックのテレビブランドの変遷」の記事における「画王(がおう)」の解説

1990年10月発売発売当初キャッチコピーは「画王生誕。」「BS時代の新・テレビジョン」。 「パナカラーイクス」の後継ながら同社カラーテレビ事業30周年節目ふさわしく、全く新しコンセプト発売された。ブラウン管平面に近づけた「スーパーフラット&ブラックマスク」、従来ドームスピーカーよりも容積コンパクト化しながら低音域を従来以上に再生する「重トーンドームスピーカー」(29型・33型に採用)、明るさ自動調整する「カメレオンAI」などからなる新技術多く導入した。なお1992年発売の「VS20/VS25/VTS25/VTS30シリーズ」は、特殊な亜鉛材をスピーカーコーンに塗布して音の歪みを防ぐ「ウィスカ重トーンドームスピーカーシステム」を採用している。 デザイン面では「ノイズレスデザイン」のコンセプトの元、画面両側を特殊シート覆いスピーカー意識させないシンプルなデザイン特徴とした。このシンプルなデザインは「画王」シリーズだけでなく、以降パナソニック製大型テレビのデザインアイデンティティとして受け継がれる。 さらに、当時家電業界ではタブーとされていた漢字2文字濁点入れたネーミング特徴だった。津川雅彦が「画王国」の王に扮しテレビじゃ画王じゃ!」と叫ぶテレビCM話題集め、そのネーミングと共に強いインパクト与えた。このCMは「特定企業製品が王を自称する、画王というネーミングは、そのイメージから公正な競争阻害する」というクレーム同業者から寄せられ新聞でも取り扱われたが、結局はCMマイナーチェンジすることで決着した前述の「テレビじゃ〜」というコールなくなった)。 後に漫画わ〜お!ケンちゃん』に津川雅彦演じる「画王国」の王がモデルガオーと言う王様登場している。 CMには他に西岡千恵子流石組レイナトウカイテイオーなどが出演し南流石振り付け担当したCMソング乗せた踊りで大画面テレビ楽しさアピールした西岡などが歌うCMソングCD化シングル『画王生誕。』『画王の国からポイポイポイ』、ミニアルバムとっても画王な物語』)されている。 発売後の年末までに20台、1年で約100万台を売り上げ累計生産台数300台を記録する大ヒットモデルとなった多機能高画質高音質盛り込みながら比較的手の届きやすい価格衛星放送チューナー搭載29型「TH-29VS10」で20万円切っていた)を実現していたこともヒットつながり1989年発売された「バズーカ」(東芝)と合わせ画面テレビ市場二分する存在となる。他のライバル機種としては「キララバッソ」(ソニー)や「帝王」(三洋電機)などが挙げられるバリエーションとしては43型のプロジェクションテレビ「画王43」や、前ブランドの「パナカラーイクス ARBRE」と同様にキャビネット部にマホガニー使用した木目調の「純木画王」も存在したその他に25型・29型・33型といった大型テレビデオが「画王」のブランド名称で販売されたり(小型モデルは「2SHOT(ツーショット)」の名称だった)、画面サイズ16:9の「ワイド画王」も後年登場している。なお、ビデオデッキは「録画王」「ビデオ画王」の名称で販売されていた。こちらのCMには鈴木保奈美出演している。なおプロジェクションテレビはアンダースピーカーを採用し画面台座一体化していたため、AV機器別売りラック横に置く方式収納していた(このためレギュラーサイズブラウン管テレビより広い設置空間を必要とし、床面機器重さに耐えられるよう補強する必要があった)。 1991年には、初のアナログハイビジョンMUSE方式テレビ「TH-36HD1」が発売される36型で450万円と非常に高価だった。また当時自社生産していた衛星パラボラアンテナリフレクタ反射鏡)の表面に「画王」ロゴ描かれていた(TA-BS6035/6035E/6045のみ)。 1992年発売の「TH-14JS1」は、BSアナログチューナー内蔵テレビとして当時業界最小モデルだった(本体内蔵スピーカーモノラル)。14型のBSアナログチューナー内蔵機は本機のみで、以降BSアナログ内蔵機は21型以上の中型大型モデルのみとなった1993年には「ZS1シリーズ」としてモデルチェンジ29型「TH-29ZS1」のみ発売)。翌1994年発売の「GF1シリーズ(TH-29/25GF1)」が画王シリーズ最終モデルとなった余談であるが、松下電器提携していた韓国の亜南電子(旧・亜南電器および亜南・ナショナル)も「画王」(ただし読み方は「ファーワン(화왕)」)ブランドテレビ販売していた。 なお「日清ラ王」の商品名はこの「画王」から拝借したのである25型以上の大型上位機種(VS25/20シリーズなど)は映像オフ加えスターダストメニュー搭載しており、夜空で星が瞬いているかのような画面演出可能だった翌年以降モデルよりスターダストメニューは廃止され映像オフメニューのみ存続)。 本シリーズよりチャンネル設定方法大幅変更され、(先代パナカラーイクス」までのアナログ選局式から)「1位と10位の数字変化連動して画面切り替わる選局方式」に変更(TH-14V3を除く)。これにより電波の弱い地区環境でも目的アナログUHFチャンネル確実に呼び出せようになった本体チャンネル設定ボタン収納前面操作パネル内にあり、設定時は選局音量ボタン設定表示書換ボタン兼用移動の際パネル急に飛び出すのを防ぐ白色ロックレバーが右前入力端子扉内に付いていた)。画面色合い色の濃さ明るさシャープネス・黒レベル調整も(先代パナカラーイクス」までの本体前面扉内アナログダイヤル式から)「リモコンメニュー画面調整する方式」へと改められている。「表示書換」では、放送の無いチャンネル数字を「0」表示させる順送り選局時にスキップし放送のあるチャンネルのみを映し出せるようになっている先代パナカラーイクスシリーズまでは1位数字を0表示させただけではスキップできず、必ず10位数字も0表示させ「00」としなければなかったが、画王以降のシリーズは「1位数字を0表示させるだけでスキップ可能」となった)。音量表示前作パナカラーイクス」まではバーのみの表示だったが、「画王」以降のシリーズからは「数字バーによる音量表示」に改められて現在に至っている。また上機種は「サラウンドレベル調整機能」も搭載前作パナカラーイクスシリーズ以前機種アナログUHFチャンネルの手設定方法本体前面扉内にも書かれていたが、本シリーズ以降取扱説明書のみへの表記改められて現在に至っている。

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