王族とその関係者
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「英雄伝説 軌跡シリーズの登場人物」の記事における「王族とその関係者」の解説
クローディア・フォン・アウスレーゼ(クローゼ・リンツ) 登場作:『空』P・「碧」・『暁』P・「閃IV」・『創』 声:皆口裕子 女王アリシアII世の孫。「FC」・「SC」では身分を隠して偽名クローゼ・リンツを名乗り、ジェニス王立学園に通う女学生として登場した。「SC」途中で次期女王となる決意を固め、王太女となる。 来歴 生まれて間もない頃(1187年)に両親を亡くし、祖母に引き取られて育つ。 《百日戦役》(1192年)の際、たまたま訪れていたルーアンで混乱に巻き込まれて保護者と離ればなれになり、戦役が終わるまでの数か月間をルーアンで孤児院を営む夫妻の世話になり、家族がどのようなものか知る。 「FC」の1年前(1201年)に、「クローゼ・リンツ」として身分を隠してジェニス王立学園に編入の形で入学。当時生徒会長だったレクター・アランドールらと知り合う。 「FC」 - ジェニス王立学園の2年生として在学中、エステルとヨシュアが学園に滞在することになり、行動をともにする。その間にヨシュアに好意を寄せるようになるが、エステルとヨシュアの互いの気持ちを知っているため、自らは一歩引いてエステルを応援する立場をとる。エステルらと一旦別れた後、女王生誕祭に合わせて王都に帰省したところでリシャールら情報部に囚われ、エステルらに救出され、自らの身分を明かす。 「SC」 - 「FC」の事件後、ジェニス王立学園で普段通りの生活に戻っていたが、ヨシュアを探す旅をしていたエステルに協力し、旅の仲間となる。デュナンと並ぶ王位継承順第1位であり、「SC」の物語の中で、自分が次期国王として相応しくないのではないかと思い悩み続けるが、エステルたちとの交流の中で決意を固め、略式ながら立太女の儀を経て王太女となる。 「the 3rd」 - 《影の国》事件に巻き込まれる。 「碧」 - 祖母アリシアの名代として「西ゼムリア通商会議」に出席するためにユリアとともにクロスベルを訪れる。会議に先立って、オリヴァルト皇子とともに特務支援課に接触し、会議を取り巻く事情を語り、《帝国解放戦線》と《反移民政策主義》によるテロが発生する可能性を密かに伝える。 「閃IV」 - リベール王国代表としてカシウスとともにパンタグリュエル号を訪れ、《千の陽炎》作戦への参加を承認する。 プロフィール 年齢:16歳(「FC」・「SC」)→17歳(「the 3rd」)→18歳(「碧」)→20歳(「閃IV」) 身長:160cm(「碧」) 誕生:七耀暦1186年10月11日(土) 出身:リベール王国・王都グランセル 人物 基本的には控えめで優しい性格の持ち主だが、時に大胆な行動を取り周りを驚かせることもある。女王候補として普段から国政などにも深い関心を示し、優れた洞察力を持っている。また友達であるシロハヤブサのジーク(声 - 浜本しおり)などの動物と話ができる。 戦闘ではユリアに手ほどきを受けた細身の剣(レイピア)による剣技とアーツで戦う。 ゲーム上の性能 オーブメントの属性が「水」であることとラインが一直線であることから回復系のアーツが組み易い。 アリシア・フォン・アウスレーゼ(アリシアII世) 登場作:『空』・『暁』 声:笹木綾子(『空』ドラマCD)→勝生真沙子(『空Evo』) リベール王国の女王で、第26代国王。60歳(「FC」・「SC」)。 40年以上に渡って王国を統治し、巨大な軍事力を誇る帝国と共和国に挟まれながらも、したたかな外交力で互角の立場を維持させている。慈愛をもって国政に励む姿から国民に慕われている。クーデターを起こしたリシャール、強盗と脱獄の罪を犯したカプア一家らに対し、国に貢献したという理由で恩赦を与えている。 《百日戦役》は裏面の事情を知らされていたが、苦悩の末、一日でも早い平和の実現のために停戦協定に応じた。《ハーメルの悲劇》については帝国とともに沈黙することになり、その後も後悔を抱えることになる。 『空』のリベール王国を取り巻く設定は『アップフェルラント物語』の影響があり、アリシアII世は同作のカロリーナ2世からのフィードバックが見られる。 デュナン・フォン・アウスレーゼ 登場作:『空』・『暁』 声:阪口大助 公爵。アリシア女王の甥であり、クローディアと並んで王位継承順第1位に位置する次期国王候補の一人。劇画雑誌を読むことが趣味でドーナツが好物。35歳(「FC」・「SC」)。 放蕩癖があり、わがままで思慮の足りない性格ゆえ、いつも執事のフィリップを困らせている。酒癖が悪く、酔った時にメイドに扮したエステルと出会い「夜伽」を命じたりしていた。 国王の座をチラつかされ情報部に利用されたものの、アリシアII世のことは君主としても伯母としても非の打ち所のない人物として尊敬している。クローディアのことは女王としての器がある可能性については認めつつ、公式行事などにも出ず、上に立つ者としての覚悟を示していないことに苛立ちを覚えていた。 「FC」では「劇中随一の愚者」というていで、王族でありながらエステルらからも軽口を叩かれるなどするが、「SC」では人が変わったかのように王城の政務に精励するようになる。 来歴 「FC」 - アリシアII世が、自分を差し置いて女王になる覚悟も固まっていない未熟なクローディアを次期女王に指名しようとしていることに納得しておらず、リシャールにそそのかされ、次期国王の座を餌に反乱の片棒を担ぐことになる。 「SC」 - 反乱の片棒を担いだ罰としてエルベ離宮で謹慎の身だったが、人目を忍んで抜け出したところをカノーネらに捕らわれ、人質同然の状態でリシャール救出作戦に同行させられる。デュナンとしてはもう懲りており、国王の座を約束されても情報部に協力するのは嫌がっていた。クローディアとエステルに叱咤され、次第に感化されていき、救出されてからは真面目に政務をするようになる。終盤、結社による王都襲撃の際には自ら兵を指揮して女王の楯となり、王族の意地を見せて男を上げた。この際、ブルブランとルシオラから「少々噂とは違っていた」、「少なくとも放蕩者には見えなかった」と評価を改められる。 『暁』 - 武闘大会におけるカシウス暗殺阻止作戦に乗り、無知を装いながら司会を務めたが相手が猟兵団であることから内心恐怖し続けており、作戦成功時には緊張の糸が解けたのか気絶してしまった。 「閃IV」 - 登場はしない。エレボニア帝国の帝都ヘイムダルで開催された第二次・西ゼムリア通商会議にリベール王国代表として出席したことが『帝国時報』で報じられている。 フィリップ・ルナール 登場作:『空』・『暁』P 声:麻生智久 デュナン公爵の教育係にして公爵の執事。公爵のわがままに振りまわされながらもその身を気遣い続ける苦労人。主人とは対照的に礼儀正しく、エステルらに対しても腰の低い態度を見せる。 かつては「鬼の大隊長」と呼ばれた元王室親衛隊の大隊長であり、5つの神技を操る《剣狐》とも呼ばれるレイピアの達人。老いてもなお実力は健在であり、実際の戦闘シーンはないものの、「SC」においてはグランセル城を襲撃してきた4人の《執行者》を相手に戦い、ヴァルターから「歯ごたえがあったのはあのジジイくらい」、ルシオラからは「なかなかの達人」と評されている。 「the 3rd」にて、《影の国》によって守護者として再現され、主人公たちに立ちはだかる敵として戦いを挑んでくる。秘技「エスメラスハーツ」の演出は普段の穏やかな性格とは想像もつかないほどに派手で、高威力を誇る。 ヒルダ夫人 登場作:『空』 声:大越多佳子 アリシア女王の信任厚いグランセル城の女官長。デュナン公爵の執事フィリップとは幼馴染みの間柄。「FC」でエステルたちを女王と引き合わせる仲立ちを行う。 セレスト・D・アウスレーゼ 登場作:「SC」(名が語られるのみ)・「the 3rd」(名が語られるのみ) リベール王家の始祖で、およそ1200年前の人物。《輝く環》を封印するため、仲間とともに《封印機構》を組織した。#隠者の庭園の住人も参照。
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リーヴスラシル・フォン・バルトロメウス(リーヴ) 声:上坂すみれ 登場作:『暁』P 天使のような微笑みと悪魔よりも腹黒い野心を持つベンチャー企業《エルフェンテック》の若き社長。リーヴと呼ばれている。 最新鋭の飛行船《エインセル号》でナハトたちをサポートする。企業家であると同時に貴族的な考えも持っており、「ミラ(金)は使うもの、貯めるものではない」という信条の持ち主。 商才というより博才があり、“リベールの異変”やクロスベルが起こった“教団事件”の際、各地の混乱に乗じて株取引で大儲けし、莫大な富を築き上げた。 正体は本名のとおり、レミフェリア公国の公女。アルバート大公の姪にあたる。最初は単なる悪徳社長だと思っていたナハトたちも、正体を知って驚きを隠せない程だった。 戦闘では導力ナックルを用いた独自の格闘技を使用するなど、かなりの武闘派である。 「閃IV」では登場しないが、ミルディーヌ公女と同い年であることと、幼少期はミルディーヌ公女とよく遊んでいて気が合っていたことが語られた。 アルバート・フォン・バルトロメウス 声:大川透(「「碧Evo」/「碧:改」)→綿貫竜之介(「閃IV」) 登場作:「碧」・『暁』・「閃IV」 レミフェリア公国の国家元首。亡き兄の先代大公から引き継ぐ形でレミフェリア大公となった。リーヴにとっては叔父にあたる。38歳(「閃IV」) 来歴 公国の医科大学で、セイランド(後のセイランド教授)、ヨアヒム・ギュンターとともに学ぶ。 「碧」の5年前(1199年)、レミフェリア大公である兄が毒殺されて崩御したことにともない、大公に即位する。この時に猟兵団《ニーズヘッグ》により細菌テロ事件が画策され、遊撃士アリオス・マクレインの協力もあって未遂に終わり、彼と知己を得る。 「碧」 - 西ゼムリア通商会議に出席するため、クロスベル市を訪れる。本会議ではクロスベル自治州の安全保障について問題視するオズボーンとロックスミスのことを警戒し、彼らと距離を置いて中立的な立場を取る。本会議を前に、公国がスポンサーをしている聖ウルスラ医科大学を視察しており、特務支援課とこの時に知り合うか本会議中に知り合うかはプレイヤーの任意となる。 「閃IV」 - エレボニア帝国政府からカルバ―ド共和国侵攻のため帝国軍の公国通過を認めるよう圧力を掛けられる立場となり、《千の陽炎》作戦についての会合のため、ミュゼに招かれパンタグリュエルを訪れる。 人物 親しみやすく温厚な性格をしており、一方で理屈っぽい一面もある。 遊撃士協会とは懇意にしており、特にアリオスとの縁が深いため、クロスベル来訪以前から彼を通じて特務支援課のことは知っていた。 ともに同じ医科大学で学んだセイランド教授とは旧知の仲で、彼女の手厳しい言葉にも慣れている。自身も医療免許を持っており、勉強熱心と自認し、セイランドがレミフェリアにいた頃はよく手術の見学をしており、現役の医師に見劣りしないほどの経験と技術を持っている。 交友関係は広く、ミュゼの父であるアルフレッド公子とも生前に親しくしていたという。 ジェローム・フォン・バルトロメウス 登場作:『暁』 伯爵。レミフェリアの三大製薬会社のひとつジェローム社の創業一族で重役。同時にジェローム社のクロスベル支社長。
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