民主党代表(みんしゅとうだいひょう)(DPJ President)
民主党の代表選挙規則に基づき、党所属の国会議員(または全国の党員)による選挙の結果、原則2年の任期で民主党の代表として選出される。ただし、前代表の任期途中における辞任の場合、新代表の任期は前代表の残りの任期となる。
民主党の党内組織は、代表の下に、選挙対策や党内運営の責任者となる幹事長をはじめ、政策立案や国会に提出する法案を決定する政調会長、国会の審議日程を調整するなど他党と協力して国会運営を担当する国会対策委員長などの役員を置いている。
また、民主党が政権を獲得したときにスムーズに政権移行ができるように「次の内閣」を組織していて、民主党代表は「次の首相」を兼ねる。「次の内閣」の“大臣”は、それぞれ担当省庁の政策を勉強し、政権獲得時にはそのまま大臣に格上げすることが予定されている。
民主党は17日、総選挙における敗北の責任を取って任期途中で辞任した岡田克也・前代表の後継となる新代表選出のための両院議員総会を開いた。国会議員192人による無記名投票の結果、2票差で菅直人・候補を破った前原誠司・候補が新代表に選出された。
(2005.09.20掲載)
民主党代表
民主党代表 (1998-2016)
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「民主党代表」の記事における「民主党代表 (1998-2016)」の解説
代代表代表選就任日退任日備考期1 菅直人 無 1998年4月27日1999年1月18日 第18回参院選を指揮し、自民党参議院過半数割れで橋本内閣を退陣に追い込む。参院で首班指名される。 1 地 1999年1月18日1999年9月25日 第14回統一地方選を指揮。代表選で鳩山に敗れ退任。 2 2 鳩山由紀夫 地地 1999年9月25日2000年9月9日 第42回衆院選を指揮し議席を伸ばす。 3 無 2000年9月9日2002年9月23日 第19回参院選を指揮し議席を伸ばす。 4 般地 2002年9月23日2002年12月10日 代表選後の幹事長人事や自由党との合併構想(民由合併)の表明により党内の求心力を失ったため、再選直後の辞任。 5 3 菅直人 議 2002年12月10日2004年5月18日 第15回統一地方選を指揮。自由党を吸収する形で民由合併。第43回衆院選ではマニフェスト選挙を打ち出し躍進。自身の年金未納問題による責任を取り辞任。 4 岡田克也 無 2004年5月18日2004年9月13日 民主党七奉行として初の代表。就任直後の第20回参院選で議席大幅増。 無 2004年9月13日2005年9月17日 郵政解散に伴う第44回衆院選で敗北し、責任を取り辞任。 6 5 前原誠司 議 2005年9月17日2006年4月7日 七奉行として2人目の代表。堀江メール問題による党内混乱の責任を取って辞任。 6 小沢一郎 議 2006年4月7日2006年9月12日 他党(自由党)党首の経験者として初の代表。 無 2006年9月12日2008年9月21日 第16回統一地方選、第21回参院選を指揮し後者で大勝、後の政権交代の布石となる。 7 無 2008年9月21日2009年5月16日 自身の献金問題のけじめのためと、次期総選挙に向けて挙党一致をより強固にするためとして辞任。 8 7 鳩山由紀夫 議 2009年5月16日2010年6月4日 小沢前代表を選挙担当の代表代行とし、第45回衆院選で圧勝し、民主党代表として初の首相となる。選挙後小沢代行を幹事長に転任させる。普天間基地移設をめぐる党内外の求心力の低下や自身の「政治とカネ」問題のけじめのため小沢幹事長と共に辞任。 8 菅直人 議 2010年6月4日2010年9月14日 第22回参院選を指揮し敗北。 般 2010年9月14日2011年8月26日 東日本大震災直後の第17回統一地方選を指揮。不信任案に同調する構えの党内反主流派に退陣の言質を与え可決回避。震災復興と福島第一原発事故の収束が一区切りとして辞任。 9 9 野田佳彦 議議 2011年8月29日2012年9月21日 七奉行として3人目の代表、初の首相。 般 2012年9月21日2012年12月25日 近いうち解散に伴う第46回衆院選で敗北し、責任を取り辞任。 10 10 海江田万里 議 2012年12月25日2014年12月15日 非七奉行・非トロイカとして初の代表。他党(市民リーグ)党首の経験者として2人目の代表。第23回参院選、第47回衆院選を指揮し後者で議席を伸ばす。しかし自身が、議席を失ったため辞任。 11 岡田克也 般議 2015年1月18日2016年3月27日 海江田前代表の辞任後、暫定代表を務め、首相指名選挙では代表代行として投票された。その後の代表選に出馬し当選。民主党(旧民主党含む)創設者以外の代表再登板は初めて。民進党結党により民主党としては最後の代表となった。 11
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