反主流派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 14:07 UTC 版)
西オアシスの現政権と敵対する組織だが、組織と呼ぶにもお粗末な状態らしい。暗黒時代の科学技術で砂漠を緑化して環境を改善させることを提唱している。アニメ版では裏便利屋組合と言う組織に変更された。 亀井戸(かめいど) オアシス政府軍の情報部に所属する軍人。手段を選ばない冷酷な性格でオアシスでは絶対の効力を持つ契約書も平気で破る。穏健な海堂とは反りが合わない。 海堂勝(かいどう まさる) 声 - 遠近孝一 オアシス政府軍の特殊部隊に所属していたが、何らかの原因で自分が信じていた政府に失望し、砂漠を放浪していた。二枚目で正義感の強い理想主義者。軍でも一部の優秀な兵士にしか教えられない、徒手格闘技の訓練を受けており、強靭な肉体と素手でも高い戦闘能力を持つ。あさり、しじみ姉妹を助けたことで行き倒れた所を砂ぼうずに助けられ、その代償を人身売買で払わされそうになったが、姉妹が原因で砂ぼうずを酷い目に遭わせてしまう。その腹いせに男色家の人買いに売り飛ばされた。その後、実は密かに監視していた政府の反主流派に救出され軍隊に戻り、反政府活動に参加することになる。砂ぼうずを、自分とは正反対の人間だが自分が間違った時には正してくれる気がする、と評している。軍では夏子の上官だが、アニメではその立場は弱かった。 貝塚薫(かいづか かおる) 声 - 大木民夫 遺跡発掘を行う宝探し人で「人生ゲーム社」の社長。56歳。砂ぼうずを自分の若かりし頃と重ねて高く評価している。10年前に未知の白骨都市を発見するが番人のロボットに襲われ、長年の友人2人を殺され命からがら持ち帰ったメモリデータから「人生ゲーム」を再現して商品化し大儲けする。それ以降、何度も雇った人間で番人を打倒しようとしており、砂ぼうずによってその目論見は成功。番人を倒して捕獲しようとしたのは、秘密裏に暗黒時代のテクノロジーを研究するためだった。そして現オアシス政府を快く思っておらず、反主流派に砂ぼうずとともに加担する。その後、砂ぼうずの裏切りで大滝派に研究所を襲撃され拉致された。アニメ版では砂漠に選挙法を導入しようとクーデターを企てる裏便利屋組合の影の支配者と言うことになっており、暗黒時代の地殻兵器を使って、研究所を襲撃してきた砂ぼうず達を葬ろうとした。 川口夏子(かわぐち なつこ) 声 - 皆口裕子 川口家の長女。18歳。冬夫、秋夫の妹であり、春夫の姉。冷静な性格だが兄弟想いで、兄や弟を反主流派の活動に巻き込むのを嫌がっていた。砂ぼうずを灌ちゃんと呼ぶ幼馴染だが、少女時代に砂ぼうずに何度も性的悪戯をされたために彼を酷く憎んでいる。努力の末、オアシスの学校に入学し軍の下士官(軍曹)になるが、オアシス生まれの多いオアシス政府、軍では砂漠の出身と言う身分から差別的な扱いを受ける。その後、反政府思想に共鳴して反主流派の属する特殊部隊で活動していた。特殊部隊では海堂と同じく徒手格闘技の訓練を受けている。用済みの小砂や砂ぼうずを囮に利用したり、敵勢力の村の住民を虐殺に加担するなど冷酷な面も持つ。 アニメ版では、勘の鋭い灌太=砂ぼうずを高く評価および警戒の対象としていて、反政府に入ってからは灌太と睨み合うことが多くなる。幼少の頃は、彼女も他の兄弟達と同じく灌太の後ろをついていった1人でもある。 土露沼(どろぬま) 警察官で砂ぼうずとは旧知の仲の中年刑事。砂ぼうずの弱みを握っているらしく、表沙汰に出来ない事情のある事件の解決に協力させるなど狡猾な人物(逆に砂ぼうずも土露沼との関係を利用して窮地を凌ぐこともある)。砂ぼうずと共謀してマシンガン三兄弟を反主流派に取り込むために嘘の情報を流すなど反主流派の人間としても活動している。
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