原作とテレビアニメとの相違点
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「21エモン」の記事における「原作とテレビアニメとの相違点」の解説
テレビシリーズおよび映画「21エモン・宇宙(そら)いけ! 裸足のプリンセス」は、当時の時代に合わせた若干のリニューアルが加えられている。 相違点21エモンやルナなど、登場人物のデザインが変更されている。 時代設定を2023年から2051年に変更(劇場版では2年後の2053年)。 原作では当初「1週間に1度しか話さない」設定のモンガーが始めから多弁となっている。 モンガーがテレポート以外の超能力を持たない(潜在的には持っている模様:36話より)。 カメキチが登場しない代わりに、同じポジションの新キャラクターとして、21エモンの同級生であり、ルナの恋人を巡って21エモンと敵対関係になるキャラクター・リゲルとその父親・マサカズなどが追加されている。 原作では準レギュラーであったカメキチが登場しない。 原作では優柔不断な21エモンを宇宙パイロット一筋に変更している(ただし家業や両親を思いやる描写を加え、原作のテイストを残している)。 原作では中学生らしい21エモンが、TVアニメ版では小学6年生に変更されている。映画版では中学生である。 原作では立体テレビを使って私室で授業を受けていて学校に行ってないが、アニメでは学校で授業を受けている。但し、補習授業は私室の立体テレビを使って受けている。 原作では一度しか登場しないスカンレーが幾度も登場し、物語において重要な役割を果たす。 原作ではロケットの所有者は購入資金を工面したゴンスケだが、アニメでは21エモンがウキキの木から進呈された金塊から20エモンが購入したものであり所有者は21エモン。また、形状は著しく異なっている。なお原作のロケットは、1話-12話までのエンディングに1カットだけ登場している。 その他、物語の半分以上が原作にないオリジナルストーリーで構成されている(一部「モジャ公」の原作からの流用もある)。 原作では無茶で成金だったリッチマンが愛嬌のある性格に変わっていたり、木星鉱山強制収容所の所長・監督などの極悪人が登場しないなど、アニメ版の登場人物は、全般的に原作より親しみやすい好人物に変更されている。
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原作とテレビアニメとの相違点
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「ブラック・ジャック (テレビアニメ)」の記事における「原作とテレビアニメとの相違点」の解説
※()内はモデルとなった原作。 「医者はどこだ!」 デビィは生還の種明かしをした後、ニクラの追跡をまくため国外逃亡の前に、再びブラック・ジャックによる整形手術を受けることになる。 「U-18は知っていた」 U-18がブラック・ジャックを本人かどうかを調べる100の質問で「本名は?」と聞かれた時に適当にはぐらかしているところが、はっきりと「間黒男だ!」と名乗っている。 U-18がブラック・ジャックに「重要度の高い映像情報」として見せたのはただの中性的な顔立ちの人間だったのが、ワットマン博士最愛の亡き娘マリーになっている。そして彼女にも引退宣言をするが、この映像のおかげで初心に返り「これからも支えていって」と断られている。 「オペの順番」 イリオモテヤマネコの罠に付けていた餌が、ヒョウタンツギからカエルに変わっている。また、船で怪我人が出たのは、密猟者が銃を乱射した為ではなく、ケージから脱走したイリオモテヤマネコが船で暴れて揺れた為に変更されている。 訴訟が取り下げられた後、ピノコがお祝いでカレーをイリオモテヤマネコの前に置いて物語が終わるのが、島に返すところまでが描かれている。彼女の言葉「もっと増えるのよ」も逃がした直後にいっている。 「ひったくり犬」(万引き犬) ラルゴは死なず、(漫画版では死んでしまっていたが)この回以降ブラックジャックの元で飼われることとなる。詳しくは後述の登場人物を参照。 「ある教師と生徒」 久男の事故の原因が、自ら車に飛び込むことによる自殺未遂から目眩によって虚ろな状態の所を車に轢かれた不慮の事故に変更されている。 「白いライオン」 ルナルナの治療をブラック・ジャックに依頼するのはアンゴラ共和国の外交官から、ルナルナが来園してからずっと世話をし続けている善良な老飼育員になっており、彼のルナルナへの想いにブラック・ジャックが根負けし引き受けている。 ピノコにルナルナの病気の正体と今後を語る場所が居間からオペ室になっており、写楽も同席している。彼女達が手術をすればもうルナルナに会えなくなるのは嫌だとルナルナを抱いて部屋に立て籠った時のブラック・ジャックの説得が、まだピノコの出生が明らかになる前だったので分かりやすいものになっている。 「奇跡の腕」(二つの愛) 明の死亡原因が交通事故から火災に変更され、わずかに腕に火傷の跡も残っているように追加された。 「もらい水」 おばあさんがいた建物が壊れ大勢の怪我人が出た理由が「朝方に大地震」から「夜中に大雨で土砂崩れ、電車が土砂に巻き込まれる」に変更。原作ではブラック・ジャックがおばあさんを心配して近くの旅館に泊まったが、アニメ版では一旦帰宅するものの土砂崩れのニュースを見たラルゴがおばあさんの危機を察知するという内容になっている。 また、原作ではブラック・ジャックの台詞で終わっているが、アニメ版ではその台詞でおばあさんの息子夫妻が今までの振る舞いを反省し、ブラック・ジャックと共に手術をし意識を取り戻すまで描かれている。 「シャチの贈りもの」(シャチの詩) トリトンは死亡しない。原作では漁場を荒らしていたのはトリトンだが、アニメ版では別のシャチが荒らしておりトリトンはそのシャチから漁場を護っていたことになっている。 「海賊の腕」 一ノ瀬和男は和登、本間久美子の同級生になっており「イッチン」のニックネームは幼なじみの女の子、古河敏江だけが使っている。 「偽りのウェディング」(かりそめの愛を) 原作ではミチルと久磨の結婚式で終わっていたが、アニメでのエピローグは後日再会したミチルから来月に結婚する報告を受けるところで終わっている。 「声を失ったアイドル」(悲鳴) 朝戸レイが一ノ瀬と同様、和登、久美子の同級生の設定。また、彼女の声を失う原因が、友人達からのもらい笑いから合唱の練習で発声したことに変更されている。 「メールの友情」(ハローCQ) アマチュア無線ではなくパソコンでのチャットに変更されている。原作では手術を開始するところで終わったが、アニメ版では完治した二人のやり取りが追加されている。 「山手線の哲」 指の切断が事故に変更されている。哲が元マジシャンだったという設定も追加された。 哲が友引警部からスッたのが、彼の警察手帳からブラック・ジャックの逮捕状になっており、職場に忘れたのかもと勘違いし慌てて「Tom」を出たため、哲がやったことと気づいていない。 「春一番」 角膜の提供者の死因が殺人から事故に、手術後に見える男の正体が殺人者から提供者の恋人に変更される。そのためストーリー途中で男の正体を予想する内容も、原作では「もしかして男は運命の人では」と、アニメ版では「もしかして提供者は男に殺されたのでは」と逆の展開になっている。 「土砂降りのち恋」(土砂降り) 清水きよみが助かる。 「ナダレという挑戦」(ナダレ) ナダレに襲われた人は死亡していない。ナダレは撃たれた後、森に消える(生死不明)。 「そろばんの天才」(なんという舌) サリドマイドから指欠損症に変更される。 「最先端ルームの悲劇」(地下壕にて) 原作では口約束の報酬を反故にされブラック・ジャックが皮肉を言って終わっていたが、アニメ版では口約束の証拠があったので、冒頭の未払いの医療代金と共に報酬を手に入れている。 「命を生ける花」(命を生ける) 原作では手術のために移植用の遺体を用意したが、アニメ版では「世界中から情報を集めた」と言うだけで遺体や手術法などには一切言及されていない。また、家元達への説得にピノコの生い立ちの一部が語られ、祝賀会にはピノコに連れられてブラック・ジャックも立ち会っている。 「揺れる手術室」(震動) 旦那のイタズラの事故から、腹部解離性大動脈瘤に変更されている。 「病院ジャック」 病院占拠の目的が日本政府への要求から身代金目的(および病院に対しての復讐)に変更。重症患者は全員助かり、犯人のボスも逮捕後には改心している。 「岬の家は未完成」(やりのこしの家) 棟梁の白血病の原因が、原爆によるものと明言されていない。 「イルカと強盗団」(海のストレンジャー) イルカの生死については明言されていない。 「戦争はなおも続く」 戦争に行った患者の安否が明らかにされていない。 「文化祭の用心棒」(帰ってきたあいつ) ジョーズが死亡せず、彼も大穴高校の生徒になっている(和登達とはクラスが違う)。 「雪原のヴァイオリン」(ストラディバリウス) エスキモー関連の描写を全面的にカット。飛行機の航路や不時着場所など地名に関する明言もされていない。 「人面瘡の本音」(人面瘡) 依頼人は崖から転落するがブラック・ジャックが助け、その1年後に裁判を受ける。 「ロッカーのゆりかご」(赤ちゃんのバラード) クリスマスの出来事に変更され、終盤にマギーがピノコへユニコのマグカップをプレゼントするシーンが追加されている。 「ブラッククイーン」(ブラック・クイーン) クリスマスからフィアンセの誕生日に変更される。 「二人のピノコ」(ふたりのピノコ) ロミが死亡せず、作中内の病気が架空の金属による中毒症に変更。また公害あるいは公害病といった台詞・描写も全面的に差し替えられており、ロミの写真も医療雑誌にあった公害病患者の写真から、ロミが子供服のモデルをやっていた頃の写真に変更。 上記のほか、挙げていくと多数になる。このように、ゴールデン帯で放送するには厳しい表現が抑えられ、原作では死亡する人物が大幅に削減し、オペでの臓器露出も大部分がカットされている。また、原作で倫理的に問題のあると思われるキャラクターの言動や、病気や人物に関する説明の箇所にある言葉が、変更されたり削除されたりしている。 物語の進み方が現在進行形型から、ブラック・ジャックがピノコに自分の過去として語ったり思い出にふけるなど回想型に変更されている話もある。 ブラック・ジャックとピノコの孤独が色濃く描かれているのに対し、写楽や哲などが彼らの親友、友人になっている。また、ブラック・ジャックが1人だった話には、ほとんどピノコが登場している。
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