エンデュミオーン
エンデミオン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 08:02 UTC 版)
エルルナーヤ235世 男性、53歳。 エンデミオン大公国の第235代大公。 経済政策の失敗で傾いていた大公国の権威を維持するため、対ヤッハバッハでは連邦議院(ロンディバルト)を支持するが、それによってアイルラーゼンによる侵攻を招き、首都星攻防戦のさなかに降伏した。 息子二人は色黒で体格も良いが、大公は色白で痩せている。 アデルファ・エルルナーヤ 男性、26歳。 エンデミオンの第二王子で全軍の司令官。明朗快活、果断な将器の持ち主。防衛戦に通じ、長期にわたって戦線を維持する才に長ける。また、劣勢であっても勝負を捨てない勇敢さを持ち、旗艦が大ダメージを受けても一歩も引かない姿勢を見せた(父であるエルルナーヤ大公が降服宣言したことで、矛先を収めた)。その後、政治的駆け引きの結果としてユーリの配下となる(人質に近い立場)。 トリトロ・エルルナーヤ 男性、29歳。 エンデミオンの第一王子で白兵戦隊を率いる。「ブラッディ・ハイネス(血まみれ王子)」の異名を持ち、トリッキーな奇襲を好み、格闘術に長じる。王族とは思えないほど荒っぽく粗野な性格で素行も悪く、直属の臣下や弟アデルファなど一部を除いて概ね軽んじられているが、同時に戦場での武名も恐れられており、表立って批判する者は少ない。少々聞き取りにくい怪しい口調を用いる(本人曰く「エンデミオンの田舎出身の乳母の訛りがうつった影響」とのこと)が「粗にして野だが卑にあらず」の典型で、ユーリに敗れ捕虜となってなお王子としての誇りを捨てなかった。 シターエラ・ニニット 女性、32歳。 エンデミオン哨戒艦隊の指揮官。ウォロス星攻防戦でユーリに敗北(それ以外のルートではその勇猛さを伝え聞いて)、配下になりたいと願っていた。ハイヴァルトの戦いで一時的に配下となり、のちに観戦武官として正式にユーリの下で働くようになる。 マチス・バーロン 男性、27歳。 エンデミオン中央軍所属の中尉。ファラゴ少将指揮下にいたが、アンダルシア宙域に侵攻してきたメイヨー艦隊の前に敗北、乗艦を撃破され逃げ込んだ惑星ペガッサに取り残されていた。防衛艦隊を撃破しつつやってきたユーリに救助され、その下で働くこととなる。 ザバス・ザンブルグ 男性、65歳。 エンデミオン随一の造船業「オズロッソ財団」の総帥で、大マゼラン銀河のあらゆる機械技術に長じた優れた技術者。エンデミオンでは伯爵であり、国主エルルナーヤからの信頼も厚かった。「国ではなく技術に準じる」と称され、自身の開発した技術が有効利用されることだけを考えており、それにそぐわない存在は平気で切り捨てる。 斜陽であったエンデミオンから連邦最大勢力のロンディバルトへ鞍替え、そのロンディバルトがアイルラーゼンに敗北するとヤッハバッハに技術を持ち込もうとするが、ユーリの追撃を受け死亡した。 ジルバ・ザンブルグ 男性、41歳。 ザバスが妾に産ませた子。オズロッソ財団のCEOだが、父サバスの傀儡同然で実権はない。臆病かつ優柔不断な性格で、父の覇気も能力も受け継がなかったが、部下の心情を慮る優しさを持っており、配下を切り捨ててヤッハバッハに逃げ込もうとする父に堪忍袋の緒が切れて殺害、追撃してきたユーリに投降、のちに配下となった。 何かとマイナス思考な言動が目立ち、発言に「しかし…」とつくことが非常に多い。
※この「エンデミオン」の解説は、「無限航路」の解説の一部です。
「エンデミオン」を含む「無限航路」の記事については、「無限航路」の概要を参照ください。
- エンデミオンのページへのリンク