オイネウス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/09 22:44 UTC 版)
オイネウス(古希: Οἰνεύς, Oineus)は、ギリシア神話におけるカリュドーンの王で、ポルターオーンの息子[1]、アルタイアーの夫、そしてメレアグロス、トクセウス、テュレウス、クリュメノス、(メレアグリデスの1人)メラニッペー、デーイアネイラの父親である[2][3][4]。彼は、ディオニューソスから学んだワイン作りをアイトーリアに伝えた。彼の兄弟アグリオスの息子たちが彼を退位させたが、ディオメーデースはオイネウスをカリュドーンの王位に返り咲かせた[5]。また彼は、ディオメーデースによってアルゴスの地に葬られた。彼は、「カリュドーンの猪」を退治できる英雄を探すためにメレアグロスを送り出した。この猪は、オイネウスが収穫祭でアルテミスを礼拝することを忘れたため、カリュドーンを荒らし回っていた。
オイネウスは、ヒッポノオスの娘ペリボイアとの間にテューデウスをもうけた[6]。しかし、テューデウスはアイトーリアから追放され、そしてアルゴスに関する神話に現れる。
系図
脚注
参考文献
固有名詞の分類
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