タルピオス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/20 17:58 UTC 版)
タルピオス(古希: Θάλπιος, Thalpios)は、ギリシア神話の人物である。エーリス地方の双生児の英雄モリオネの1人エウリュトスと[1][2]、オーレノス王デクサメノスの娘テーライポネーの子[3]。同じくモリオネのクテアトスの子アムピマコスとともにヘレネーに求婚した[2][4]。
ホメーロスによると彼らはアガステネースの子ポリュクセノス、アマリュンケウスの子ディオーレースとともにエーリス地方の軍勢を率いてトロイア戦争に参加した。エーリスの軍勢は40隻であり、各武将はそれぞれ10隻ずつ率いた[1]。パウサニアース、クレーテーのディクテュス、プリュギアのダレースはホメーロスと同様に4将の名前を挙げて40隻の軍勢を率いたとしているが[5][6][7]、アポロドーロスはアムピマコスと仲間の武将たち(欠名)で40隻を率いたとしている[8]。ヒュギーヌスはアムピマコスが10隻を率いたとしているが、タルピオスの言及はない[9]。
アムピマコスとともにトロイア戦争を戦い抜き、木馬作戦に参加した[10]。
系図
脚注
参考文献
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