テューデウス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 08:42 UTC 版)
テューデウス(古希: Τυδεύς, Tȳdeus)は、ギリシア神話に登場する人物である。長母音を省略してテュデウスとも表記される。 カリュドーン王オイネウスと、ヒッポノオスの娘ペリボイアの息子で、テーバイ攻めの七将の一人。メレアグロスの異母弟に当たる。トロイア戦争の英雄ディオメーデースの父。
- ^ アイスキュロスによればテューデウスが攻めたのはプロイティデス門であり、エウリーピデースによれば、ホモロイデス門となっている。
- ^ ロバート・グレーヴスによると、テューデウスの死の物語となった元の図像は、物語とは逆に、インドの『マハーバーラタ』でビーマが敵の血をすするのと同様、アテーナーはテューデウスの行為を嘉してメラニッポスの亡霊に神酒を注いでいるところではなかったかとする。敵の脳をすするのは、戦闘の技を高める行為として古くから行われ、もともとヘレーネス(古代ギリシア人)が自ら持ち込んだものである。これは後に野蛮な行為だと考えられるようになったが、ヘーロドトスの時代には、スキュティア人のあいだで実行されていた。
- 1 テューデウスとは
- 2 テューデウスの概要
- 3 参考書籍
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