ポルターオーンの子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/17 07:46 UTC 版)
このメラースは、カリュドーンの王ポルターオーンとエウリュテー(ヒッポダマースの娘)の子で、オイネウス、アグリオス、アルカトオス、ピュロスと兄弟である。ただし、この兄弟についてアポロドーロスもほぼ同じ名前を挙げているものの、ピュロスの代わりにレコーペウスを挙げている。彼らはオイネウスの王権を簒奪したために後にテューデウスに滅ぼされた。アポロドーロスでは王権を簒奪したのはアグリオスの息子たちである。 散逸した叙事詩『アルクマイオーニス』によると、メラースはペーネウス、エウリュアロス、ヒュペルラーオス、アンティオコス、エウメーデース、ステルノプス、クサンティッポス、ステネラーオスの父であり、彼の息子たちはオイネウスを陥れようとしたためにテューデウスに殺され、テューデウスはアルゴスに亡命した。
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ポルターオーンの子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/15 05:47 UTC 版)
このアグリオスは、アイトーリアにあるカリュドーン王ポルターオーンの子。アグリオスには、ポルターオーンの後を継いで王となるオイネウスのほかに、アルカトオス、メラース、レウコーペウス、ステロペーという兄弟がいる。また、テルシーテース、オンケーストス、プロトオス、ケレウトール、リュコーペウス、メラニッポスの6人の子を持つ父親でもある。 テューデウスが殺人を犯したとき、アグリオスはこれを糾弾し王国から追放した。さらにアグリオスの息子たちはオイネウスを退位させて幽閉し、父を王位につけたが、その後ディオメーデースとアルクマイオーンがテルシーテースとオンケーストスを除くアグリオスの息子たちを殺し、オイネウスを助け出した。ヒュギーヌスはディオメーデースはステネロスとともにオイネウスを助けたとし、追放されたアグリオスは自殺したとしている。アポロドーロスはこれをトロイア戦争前の出来事としている。 ギリシア北西部のアグリニオ市はアグリアスの名からとられた。
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