ポルターガイストとされている事例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 06:58 UTC 版)
「ポルターガイスト現象」の記事における「ポルターガイストとされている事例」の解説
1661年 - 1663年、イギリスのテッドワースで起きたポルターガイスト現象。治安判事のジョン・モンペッソンは放浪者ドリールを逮捕し、ドリールから取り上げた太鼓を自分の屋敷に置いたが、それ以来太鼓の音が家中にこだまするようになった。さらに子供が空中に放り投げられたり、灰や排泄物がまき散らされたりするようになった、とされている。 1741年 - 1747年(寛保から延享年間)のころ江戸で起きた次のような事例が1839年(天保10年)ごろに出版された東随舎(とうずいしゃ)の手による『古今雑談思出草紙(ここんぞうだんおもいでぞうし)』に記述がある、とされている。評定所書役(現在の裁判所書記官に相当)の大竹栄蔵が幼少のころ、父親が池尻村(現在の東京都世田谷区池尻)の娘を下働きに雇ったところ、不思議な現象が起こり始めた。天井の上に大きな石が落ちたようなものすごい音がしたり、行灯がふいに舞い上がったり、茶碗や皿などの食器が飛んだり、隣の部屋に移動したりした。現象は次第にエスカレートし、ある日には、雇った男が台所の庭で石臼(いしうす)を使い玄米を精米中、一服している間に、石臼が垣根を飛び越え、座敷の庭へと移動していた。栄蔵の父は連日怪音が続いて困り果てていたが、ある老人が怪現象のことを聞きつけて大竹家を訪ね、もしも池尻村の娘を雇っているなら村へ帰したほうがいい、と助言し、それに従ったところ怪現象が止まった、とされている。 1818年 - 1829年(文政年間)に書かれた『遊歴雑記(ゆうれきざっき)』の記述。ある与力が池袋村(現在の東京都豊島区池袋)出身の娘を下働きに雇い入れたところ、家の中に石が降ったり、戸棚の中の皿・椀・鉢などがひとりでに外へ飛び出してこなごなに壊れたり、火鉢がひっくり返って灰かぐらになった釜の蓋が宙へ浮き上がるなどの現象が起きた、といった記述があるとされている。 1848年、ニューヨーク州の「フォックス姉妹事件」 1967年、ドイツの「ローゼンハイムのポルターガイスト」(Rosenheim Poltergeist) 1977年 - 1978年, 1980年、イギリス、ミドルセックス州で起きた「エンフィールドのポルターガイスト」 1981年、イングランド、バーミンガム、Ward Endの「ソーントン・ロード・ポルターガイスト」(Thornton Road poltergeist) 1984年8月、イングランドのチェスター近くのドドルストンで起きたポルターガイスト現象。コテージで発生した。騒音が起きたり、物体が飛んだりするという一般的なポルターガイスト現象が起きたうえに、「トーマス・ハーデンと名乗る霊のほか15の霊がコンピュータを通じて通信を送ってくるという現象も生じた。この通信はコンピューターを換えたり、ソフトをチェックしても続いた」という。 1990年以降、スコットランド、エディンバラの「マッケンジー・ポルターガイスト」(George Mackenzie参照可)。1990年からつい最近まで数百回におよぶ(まだ継続している可能性あり)。 1999年4月ごろから、岐阜県富加町の町営住宅団地で起きたとされるポルターガイスト現象。 2003年末からシチリア島で起きた現象(カンネート・ディ・カロニーア連続発火事件)。
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