エウリュテーとは? わかりやすく解説

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エウリュテー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/18 06:41 UTC 版)

エウリュテー古希: Εὐρύτη, Eurytē)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してエウリュテとも表記される。主に、

の2人が知られている。以下に説明する。

ニュムペーの1人

このエウリュテーは、ニュムペーの1人で、海神ポセイドーンとの間にハリロティオスを生んだ[1]。一説によると、ハリロティオスの母はバテュクレイアという名前である[2]

ヒッポダマースの娘

このエウリュテーは、ヒッポダマースの娘で、ポルターオーンとの間に5人の息子オイネウスアグリオスアルカトオスメラース、レウコーペウス、1人の娘ステロペーを生んだ[3]ヘーシオドスの『名婦列伝』によると、彼女が生んだ子供はオイネウス、アグリオス、アルカトオス、メラース、ピュロスである[4]

息子たちのうちオイネウスはカリュドーンの王位を継承し[5]、娘のステロペーは河神アケローオスとの間にセイレーンを生んだ[3]

脚注

  1. ^ アポロドーロス、3巻14・2。
  2. ^ ピンダロス『オリュムピア祝勝歌』第10歌83行への古註。
  3. ^ a b アポロドーロス、1巻7・10。
  4. ^ ヘーシオドス断片10。
  5. ^ アポロドーロス、1巻8・1。

参考文献




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