オイカリアの王とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > オイカリアの王の意味・解説 

オイカリアの王

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 20:29 UTC 版)

エウリュトス」の記事における「オイカリアの王」の解説

エウリュトス系図ヘーシオドス名婦列伝』より) アポローン プロノエー ラーオトエー ポルターオーン エウリュテー メラネウス ストラトニーケー オイネウス エウリュトス テューデウス デーイオーン クリュティオス トクセウス イーピトス イオレイア アポローンの子メラネウスポルターオーンの娘ストラトニーケーとの間に生まれた息子で、オイカリアを治める王。ヘーラクレース弓術教えたエウリュトスの弓術はアポローンから授けられたという(「エウリュトスの弓」の節参照)。 ヘーシオドスの『名婦列伝』では、エウリュトスにはイーピトス、デーイオーンクリュティオストクセウスの4人の息子があったとするヒュギーヌスではピュローンの娘アンティオペーを妻として、息子のイーピトスとクリュティオスアルゴナウタイであるとする。 以下はアポロドーロスに基づく。エウリュトスは、彼と彼の息子たち弓術負かした者に娘のイオレーを妻に与えると公言していた。これを聞いたヘーラクレースは妻のメガラーイオラーオス与え自分イオレー求めてオイカリアで弓術合戦挑んだ結果ヘーラクレースの勝ちだった。なお、この試合エウリュトス殺され、後はエウリュトスでなく息子たちの話だとする説もある。 エウリュトス息子イーピトスは約束どおりイオレーヘーラクレース与えるよう主張したが、エウリュトスその他の息子は、ヘーラクレース以前狂気襲われてわが子を殺したことをあげつらいイオレー子供できれば同様に殺人犯すおそれがあるとしてこれを拒んだヘーラクレース怒ったが、このときは引き下がったその後エウボイア島エウリュトスの牛が盗まれる事件起こった。実はアウトリュコス仕業だったが、エウリュトスヘーラクレース弓術合戦腹いせにしたことではないか疑った息子のイーピトスだけはヘーラクレース弁護しティーリュンスにやって来て盗まれた牛をともに探すようにヘーラクレース誘ったヘーラクレースはイーピトスを歓待したが、再び気が狂ってイーピトスを城壁から投げて殺した。このことが原因ヘーラクレース病気取り憑かれ神託によってオムパレー奴隷とされ、エウリュトス殺人代価を払うことを命じられた。しかし、エウリュトス受け取り拒否した年季明けたヘーラクレースは、トロイアエーリスピュロス次々攻略しエウリュトスへの復讐のためにオイカリアをも襲った。このとき、アルカディア人、トラーキースのメーリス人、エピクネーミスのロクリス人ヘーラクレース味方をし、エウリュトスと息子たちはみな殺されイオレー捕虜となったイオレーのことを知ったヘーラクレースの妻デーイアネイラは、ネッソスの血を塗った下着ヘーラクレース贈った。これにより、ヘーラクレース最期迎えることになる。

※この「オイカリアの王」の解説は、「エウリュトス」の解説の一部です。
「オイカリアの王」を含む「エウリュトス」の記事については、「エウリュトス」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「オイカリアの王」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「オイカリアの王」の関連用語

オイカリアの王のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



オイカリアの王のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのエウリュトス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS