イオレーとは? わかりやすく解説

イオレー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 16:51 UTC 版)

イオレー古希: Ἰόλη, Iolē)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してイオレとも表記される。ヘーシオドスの『名婦列伝』ではイオレイア古希: Ἰόλεια, Ioleia[1]。オイカリアの王エウリュトスの娘で、イーピトス、クリュティオス[2][3]、トクセウス、モリオーンと兄弟[4]ヘーラクレースデーイアネイラの子ヒュロスの妻となり、クレオダイオス[5][6]、アリスタイクメー、エウアイクメーを生んだ[7][注釈 1]


注釈

  1. ^ パウサニアースもエウアイクメーに関して、ヘーシオドスの『大エーホイアイ』の説として同様の伝承に触れている[8]

脚注

  1. ^ ヘーシオドス断片23。
  2. ^ ロドスのアポローニオス、1巻。
  3. ^ ヒュギーヌス、14話。
  4. ^ シケリアのディオドロス、4巻37・5。
  5. ^ ヘロドトス、6巻52。
  6. ^ パウサニアス、3巻4・10。
  7. ^ ヘーシオドス断片189a。
  8. ^ パウサニアス、4巻2・1。
  9. ^ ソポクレース『トラーキースの女たち』354行への古註(カール・ケレーニイ『ギリシアの神話 英雄の時代』邦訳、p.230)。
  10. ^ アポロドーロス、2巻6・1。
  11. ^ ソポクレース『トラーキスの女たち』。
  12. ^ シケリアのディオドロス、4巻31・1-31・2。
  13. ^ アポロドーロス、2巻7・7。
  14. ^ シケリアのディオドロス、4巻37・5-48・5。
  15. ^ ソポクレース『トラーキースの女たち』。
  16. ^ セネカ『オエタ山上のヘルクレース』207行-224行。
  17. ^ ヒュギーヌス、35話。


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