ポルタ・スペキオサと回廊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/20 22:25 UTC 版)
「パンノンハルマの大修道院」の記事における「ポルタ・スペキオサと回廊」の解説
中世において、聖堂に続く主要な入り口の一つが、ポルタ・スペキオサ(Porta Speciosa, 華麗な門)だった。回廊から聖堂へと繋がるその門は、13世紀に精巧に作り上げられたものである。マーチャーシュ王の治世にあたる1472年に、今日の回廊が作られた。礎石の一つに残る碑銘からすれば、その工事は1486年に終わったようである。工事はおそらくヴィシェグラードの王立土木工房(the Visegrád Royal Workshop of Construction)の職人たちによって指揮された。 回廊に囲まれた小さな中庭は、パラディスム(Paradisum, 楽園)とも呼ばれており、聖書の描く楽園の地上での模倣を隠喩的に表現したものである。中世にはここでハーブが育てられていた。
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