生い立ち~アルゴスへ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 08:42 UTC 版)
「テューデウス」の記事における「生い立ち~アルゴスへ」の解説
オイネウスはアルタイアーの死後、ペリボイアを妻としてテューデウスが生まれたとされる。一説には、テューデウスはオイネウスとその娘ゴルゲーとの子であるともいう。成人したテューデウスは人を殺して国を追われ、アルゴスへ逃れた。殺した相手はオイネウスの兄弟アルカトオス、あるいは王位を狙う陰謀を企てたメーラスの息子たちだとも、さらにはテューデウスの兄弟オーレニアースだったともいう。 アルゴスの王宮でテーバイから来たポリュネイケースと争っているところを王アドラストスに見出され、二人はアドラストスの娘たちの婿となった。テューデウスはデーイピュレーと結婚し、二人の間にディオメーデースが生まれた。アドラストスは婿となった二人を祖国に戻すことを約束し、まずはポリュネイケースをテーバイに戻すため、将を招集した。 テューデウスはアドラストスに協力して将たちに参集を説いて回り、戦いに反対したアムピアラーオスの召集にも成功した。一説には、アムピアラーオスの妻エリピューレーにハルモニアーの首飾りを贈るようポリュネイケースに進言したのはテューデウスであったともいう。しかし、このことはアムピアラーオスの恨みを買う結果となった。
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