ドローン (ギリシア神話)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 09:00 UTC 版)
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ドローン(古希: Δόλων, Dolōn)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してドロンとも表記される。トロイア人エウメーデースの子[1]、あるいはエウメーロスの子[2]。トロイア戦争で戦ったトロイアの戦士。
『イーリアス』2日目の夜、ヘクトールが兵士たちにギリシア軍の偵察する者を求めたとき、ドローンはアキレウスの戦車と馬を報酬にもらうという条件で買って出た。そこでドローンは毛皮をまとってギリシアの陣地に向かったが、その夜、ギリシア軍もディオメーデースとオデュッセウスをトロイア軍の偵察に向かわせた。ドローンは自分に気がついたディオメーデースとオデュッセウスが近くに身を潜めていることに気づかずに通り過ぎ、背後から襲われた。ドローンはギリシア軍の方向に逃げて陣地にもぐりこもうとしたが捕らえられ、トロイアの援軍のあらゆる情報を明かした後で殺された。ディオメーデースとオデュッセウスはドローンの武具を剥いでアテーナーに捧げ、ドローンの情報に従ってトロイアの救援にやってきたばかりのトラーキアの武将レーソスを討った[3]。
なお、エウリーピデースの悲劇『レーソス』では、ドローンがしゃべったのはヘクトールの寝床の場所で、レーソスの情報をもたらしたのはアテーナーとなっている。
脚注
参考文献
「ドローン (ギリシア神話)」の例文・使い方・用例・文例
- 「インパクトローン」は「タイドローン」の反対の意味を持つ和製英語である。
- ドローンワークと同様の刺繍
- 偵察用飛行ロボット「ドローン」が,残っているスカヴを見つけだして滅ぼすために地球を巡回している。
- ジャック・ハーパー(トム・クルーズ)はドローンを修理するため地球に配置されている。
- フェイスブックがネット接続用ドローンを試験予定
- 世界最大のSNS会社であるフェイスブックが,自社の大型ドローン「アクイラ」の作業が完了したと先日発表した。
- フェイスブックは,このような地域では,インターネット接続の提供にドローンや人工衛星を使う方が,従来のインフラを整備するよりも簡単で費用がかからないと考えている。
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