アイトラーとは? わかりやすく解説

アイトラー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/28 02:06 UTC 版)

アイトラー古希: Αἴθρα, Aithrā)は、ギリシア神話の女性である。トロイゼーンピッテウスの娘で、テーセウスの母である。その名は「晴れた空」の意。長母音を省略してアイトラとも表記される。




  1. ^ a b c d e 『ギリシア・ローマ神話辞典』、p.6。
  2. ^ a b c d Grimal、p.23。
  3. ^ Grimal、p.98。
  4. ^ a b c Grimal、p.446。
  5. ^ アポロドーロス、三巻XV-6。
  6. ^ a b c アポロドーロス、三巻XV-7。
  7. ^ a b 呉茂一『ギリシア神話』、p.297。
  8. ^ 『ギリシア・ローマ神話辞典』、p.6。高津が記すところでは、アイトラーが犠牲を献げに出かけてポセイドーンに犯されたのは、その夜ではなく、前日の夕刻のことである。島の名は、ヒエラ(Hiera)あるいはスパイリア(Sphairia)であった。また、ポセイドーンとの話は、娘の評判を守るためピッテウスが造ったともされる。
  9. ^ 呉茂一『ギリシア神話』、p.298。ピッテウスが話を作ったとしているのは、プルタークが述べていることである。
  10. ^ アイトラーは、祖父ペロプス戦車の御者であった英雄スパイロスに犠牲を献げに行き、そこでポセイドーンと出逢ったともされる。
  11. ^ 呉茂一『ギリシア神話』、p.297。呉は、アイゲウスはこの出来事では「影の人物」で、主役は、アイガイア海の主神ポセイドーンであり、ポセイドーン・アイゲウスという神が実体だとも述べている。
  12. ^ Grimal、p.447。
  13. ^ 『ギリシア・ローマ神話辞典』、pp.160-162。
  14. ^ アポロドーロス、摘要I-23。アポロドーロスは、ペイリストスを、ペイリトゥースと呼んでいる。また攫ったヘレネーはこのとき、12歳であった。
  15. ^ a b 『ギリシア・ローマ神話辞典』、p.162。
  16. ^ 呉茂一『ギリシア神話』、p.308。ヘラーニコスによると、ヘレネーを誘拐したとき、テーセウスは50歳になって年甲斐もなく、ヘレネー誘拐などをした。
  17. ^ アポロドーロス、三巻X-7, 8
  18. ^ Pausanias, p.472, note 153。
  19. ^ アポロドーロス、摘要V-23。
  20. ^ パウサニアス、10巻25・8。
  21. ^ Grimal, p.363。
  22. ^ Pausanias、Vol.1, BOOK X, pp.431-432。グリマルの辞典の説明は、パウサニアースのこの部分を引用している。


「アイトラー」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アイトラー」の関連用語

アイトラーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アイトラーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアイトラー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS