ヒッポノオスの娘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 16:12 UTC 版)
このペリボイアは、アカイア地方のオーレノスの王ヒッポノオスの娘である。アルタイアー死後のカリュドーン王オイネウスと結婚し、テューデウスの母となった。 ペリボイアの結婚については諸説ある。叙事詩『テーバイド』によるとオイネウスがオーレノスを攻略した際に戦利品として得た。ヘーシオドスによると、ペリボイアはアマリュンケウスの子ヒッポストラトスに処女を奪われたため、怒ったヒッポノオスは娘を殺してもらうためにオイネウスのもとに送った。しかしオイネウスは彼女を殺さずに妻として迎えた。あるいはペリボイアの処女を奪ったのはオイネウスであり、彼女が子を身ごもったためオイネウスのもとに送られた。さらに別の説によると、ペリボイアは軍神アレースの子を身ごもったために、オイネウスのもとに送られ、オイネウスの妻となってテューデウスを生んだという。ヒュギーヌスは『テーバイド』と同じく戦争捕虜としている。
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