その他の部族
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オコエ(Okoye) 演 - ダナイ・グリラ 日本語吹替 - 斎賀みつき ワカンダの国王親衛隊“ドーラ・ミラージュ”の隊長を務める、ティ・チャラのボディガード。ティ・チャラの幼馴染みでもあり、皆からの信頼は厚く、自らもワカンダ王族に絶対の忠実を誓い、自ら戦線に赴いてブラックパンサーとしてのティ・チャラをサポートしつつ、彼の成長を見守っている。海外の人間や他の現代文明の武器に対して毒づいたり、潜入先で怪しまれたら先制攻撃を仕掛けるなど、若干横暴な性質も持ち、ティ・チャラから注意されることも稀にあるも、ワカンダ開国と聞かされて、オリンピック誘致やスターバックス開店を想像する一面も見せる。 凛々しく威厳ある振る舞いを崩さない生粋の女性戦士で、男顔負けの戦闘能力を持ち、ハイテク武器やツールの操作まで数多くの技能をマスターしている。描写 『ブラックパンサー』 冒頭のサンビサ森林では、ティ・チャラと共闘して任務中だったナキアを迎え、 ワカンダの王位継承の儀式でもティ・チャラの即位を祝福し、釜山でもユリシーズ・クロウの一味を相手に活躍するが、ウンジャダカが王位を乗っ取った際には、王族に忠実な立場ゆえに従わざるを得なくなってしまった。 しかし、ティ・チャラが復活して現れると、部下たちと共にウンジャダカへ反旗を翻して戦いを挑み、後に恋人であるウカビたちボーダー族を降参させる。 物語のラストでは、ティ・チャラたちと国際連合ウィーン事務局に趣き、ワカンダ開国宣言に立ち会う。 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』 本作でもドーラ・ミラージュ隊長としてティ・チャラと共に戦線に立ち、“アウトライダーズ”の侵攻からワカンダを守るために戦う。 ワカンダに来訪したアベンジャーズをティ・チャラたちと迎え、アウトライダーズとの戦地に赴く際には“ハルクバスター”を装着しながら転倒したブルース・バナー/ハルクに冷たい視線を向けたが、決戦の際には、アウトライダーズ相手にも善戦しただけでなく、ナターシャ、ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチと連携してプロキシマ・ミッドナイトと戦った。デシメーションの影響は免れたものの、ティ・チャラが塵と化して消滅する瞬間を目の当たりにしてしまう。 『アベンジャーズ/エンドゲーム』 本作では、ティ・チャラを喪ったワカンダを拠点に、治安維持活動を行い、ナターシャたちとも活動報告し合う戦友となっている。 クライマックスにおけるサノスの群勢との決戦の際に、ワカンダと繋がったゲートウェイからティ・チャラやシュリ、ワカンダ軍と共に登場し、アベンジャーズに参戦。大乱闘の中、コーヴァス・グレイヴを一突きで刺し倒したり、“ナノ・ガントレット”を運ばせるために多くの女性ヒーローたちとも共闘する場面も見せた。 トニー・スターク/アイアンマンによってサノスの群勢が消滅し、戦いが終わると、ティ・チャラやシュリと共にトニーの葬儀に参列する。 アヨ(Ayo) 演 - フローレンス・カサンバ 日本語吹替 - 織部ゆかり ドーラ・ミラージュの隊員の一人で、部隊のNo.2的存在。オコエ以上に厳しい表情と態度で身構えていることが多く、ワカンダ国外の人物にやや高姿勢な物言いをぶつけることがあるが、亡命したバッキーのディプログラミングに自ら助力するなど仁心も秘めた女性で、外国の屈強な男性軍人も圧倒できるほどの戦闘能力まで有している。描写 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』 本作ではオコエに代わってティ・チャラの護衛を任されており、ティ・チャラのスカウトに現れたナターシャを睨むように見つめていた。 『ブラックパンサー』 本作の序盤では、帰国したティ・チャラたちを迎えるラモンダとシュリの横に立ち、王位継承の儀式(2回目)では、観戦中にティ・チャラが挑戦者であるウンジャダカに追い詰められた際に、オコエに指示求めてティ・チャラの方が王に相応しいと考えていた素振りを見せた。クライマックスでは、オコエの指示を受けてティ・チャラの援護へ数人の隊員と向かい、激戦の最中にナキア・オコエ・シュリと共にボーダー族に追い込まれるも、ジャバリ族に救われた。 物語のラストではティ・チャラたちに同行し、ワカンダ開国宣言に立ち会う。 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』 本作でも、ワカンダを守るためにドーラ・ミラージュの一員としてサノスの群勢に戦いを挑む役割で登場。ティ・チャラやオコエたちと共にワカンダに来訪したアベンジャーズを迎えると、自身はマインド・ストーンの摘出手術を実行するヴィジョンとシュリの護衛に付く。サノスの群勢と自国の軍及びヒーローたちの激戦が開始されてから暫くすると、ラボに侵入してきたコーヴァスに挑むも、敗れてしまう。 『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』 本作ではヘルムート・ジモの脱獄を知り、彼を捕縛する目的で登場する。リガの町中に“キモヨ・ビーズ”を置いてバッキーを呼び込み、前国王のティ・チャカを死に追いやったジモへの憤りを隠さずに彼をワカンダに引き渡すよう迫るが、ジモを脱獄・同伴させている理由を聞くと、バッキーに8時間の猶予を与えた。 そして8時間後に、ジモを連行しようとするジョン・ウォーカー/キャプテン・アメリカ(2代目)からの管轄権の主張と馴れ馴れしい振る舞いに怒って乱闘となり、完膚無きまでにウォーカーたちや途中で止めに入ったバッキーを制圧。彼らの盾や左義手を取り上げなかった代わりに、ジモに逃亡されてしまう。この争いでバッキーとの間に溝が生じかけるも、後に“ソコヴィア”で結果的にバッキーからジモを引き渡され、彼に今回の件を懸念して「当分ワカンダに来るな」と忠告。去り際にバッキーからサム・ウィルソン/キャプテン・アメリカ(3代目)の新装備開発の依頼を受け、了承する。 エムバク(M'Baku) 演 - ウィンストン・デューク 日本語吹替 - 木村昴 ワカンダの山奥に棲み、長い間ワカンダ王家とは距離を置いてきたジャバリ族の族長。 一見頑迷で好戦的な硬骨漢だが、母国や同族への愛は誰よりも強く、決闘で自分の負けを認める潔さと借りはきちんとした形で返す義理堅さも併せ持つ。また他者の話の傍らで退屈そうに欠伸をしながら待つやや呑気な顔も見せ、子どももいるらしい。木製の杖を武器として愛用し、ハーブの力を失った状態のティ・チャラを苦しめるほどの戦闘能力も持つ。以前は古来より他部族から不当に扱われたことから王家を嫌悪していた。描写 『ブラックパンサー』 ティ・チャラの王位継承に反対の意向を示して、即位の儀式での決闘で彼と打ち合って善戦するが敗北し、ティ・チャラの温情で命は失わずに済んだ。 その後、ウンジャダカとの決闘で意識不明となったティ・チャラを、決闘で命を奪わなかった借りから介抱し、回復した彼らから援護を求められるも一度は拒否した。しかし、クライマックスでは部族総出で戦場に現れてナキアやシュリたちの窮地を救い加勢する。 事後は、ワカンダの評議会にジャバリ族の族長として参加し、ワカンダの国王に復位したティ・チャラを迎える。 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』 本作でも物語の後半にジャバリ族を率いてティ・チャラに協力。ティ・チャラとは「兄弟」と呼ぶほどの仲になっていた。サノスの軍勢を相手に激戦を繰り広げるも、同族たちがデシメーションによって消滅する様子に直面してしまう。 『アベンジャーズ/エンドゲーム』 クライマックスのサノスの群勢との決戦において、復活したヒーローたちや彼らと所縁ある大勢の戦士たちと共にゲートウェイから現れて参戦する。 ナキア(Nakia) 演 - ルピタ・ニョンゴ 日本語吹替 - 皆川純子 登場作品 - 『ブラックパンサー』 ワカンダのスパイ“ウォー・ドッグ”の一員として世界各国で活動している、ティ・チャラの幼馴染みの女性。かつてはドーラ・ミラージュに属し、ティ・チャラと恋人同士だったが、世界で虐げられる弱者を見過ごせず、彼らを救うため国外でスパイ活動に励むようになり、母国には戻らなくなった。そのためティ・チャラとは別れたものの、彼からは今もなお恋心を寄せられ、自身もティ・チャラへの未練を断ち切れないでいる。 明朗快活な性格で、ティ・チャラにはワカンダの文明を世界に広めるべきだと勧めても受け入れられずに不満を募らせることもあるが、父を亡くした喪失感や国王としての責務に苦悩する彼を支えようと向き合う優しさを見せる。スパイとしての使命感も強く、母国語だけでなく韓国語を披露したり、自ら溶接で仕上げた愛用の武器であるチャクラムでの戦闘は勿論、銃器の取り扱いや自動車の運転まで、非常に優れた実力や、エムバクにハーブを託して、倒されたティ・チャラの代わりにウンジャダカと戦って貰おうと提案する奇抜な発想力を持つ。 アフリカの奴隷商人らの動向を探り、誘拐・拉致されて移送中の黒人女性たちを解放するための内偵中に、ティ・チャカの葬儀と王位継承の儀式への参加を希望するティ・チャラの願いを了承し、内偵を完了させてワカンダに戻る。その後はティ・チャラたちと行動を共にしていき、釜山でのクロウを追う任務から、ワカンダを掌握したウンジャダカとの戦いまで奔走し、後者ではドーラ・ミラージュ時代の赤い防護服に身を包んで参戦する。 事後はティ・チャラと再び恋仲となり、出向いたウィーンの国連事務所でも彼と2人で手を繋ぎながらスピーチの場へ向かう。 ウカビ(W'Kabi) 演 - ダニエル・カルーヤ 日本語吹替 - 中井和哉 登場作品 - 『ブラックパンサー』 ボーダー族の族長にしてティ・チャラの親友であり、オコエの恋人。国を脅かし、両親を殺したクロウに憎悪同然の激しい怒りを抱いて自らの手で処刑することを願ったり、ティ・チャカが一貫し続けてきたワカンダの世界に対する閉鎖的な姿勢を懐疑的に捉えるなど、強硬派的な立場の男である。 儀式では親友としてティ・チャラを応援して彼が勝利すると喜び、後にティ・チャラからクロウの連行を約束されたが、取り逃してしまったと知らされると失望し、ティ・チャラに従うことに抵抗を覚え始める。そして、国境に現れたウンジャダカが差し出したクロウの亡骸を見て、ワカンダの変革を目的に彼と結託し、王位を奪われたティ・チャラに見切りを付けてしまった。更に国が変わるためには死者が出たとしても戦争が必要だと主張し、ウンジャダカのやり方を疑問視するオコエと袂を分かってしまう。 クライマックスでは、ウンジャダカの命令で先陣を切り、ボーダー族を率いてティ・チャラやドーラ・ミラージュと大乱戦を繰り広げるが、エムバクらジャバリ族の加勢によって追い詰められてしまい、最後の足掻きとしてエムバクを葬ろうとしたものの、立ちはだかったオコエとは戦えずに降伏する。 ズリ(Zuri) 演 - フォレスト・ウィテカー、デンゼル・ウィテカー(若年期) 日本語吹替 - 玄田哲章、後藤光祐(若年期) 登場作品 - 『ブラックパンサー』 ワカンダの王位継承の儀式を取り仕切る高僧で、ティ・チャカの側近でもあった長老的存在。ティ・チャラの良き教育係にして相談相手でもあり、豊富な人生経験からくる知恵を以ってして、彼に王の心得など数多くのことを教えてきた人格者である。父親の名は“バドゥ”。共同墓地で神秘のハーブの管理も担当している。若い頃はウォー・ドッグの一人で、ティ・チャカの命令で“ジェームズ”と名乗り、ウンジョブの動向を報告していた。そのため、ティ・チャカのウンジョブに対する秘密を共有し、現在に至る。 儀式の際にはティ・チャラにハーブの力の抹消と授与も行い、彼の王位継承を祝福した。しかし後にティ・チャラに彼の父の秘密を打ち明け、ワカンダに現れたウンジャダカが申し込んできた儀式の決闘も取り仕切るものの、ティ・チャラが殺されそうになると規則違反を覚悟で「殺すなら私を殺せ」と止めに入り、怒ったウンジャダカの一撃を受けて絶命する。 コリスワ(Xoliswa) 演 - サイデル・ノエル 登場作品 - 『ブラックパンサー』 ドーラ・ミラージュの隊員の一人。クライマックスでは、オコエたちと共にウンジャダカに白兵戦を仕掛けたが、ウンジャダカに取り押さえられ、咽喉を斬られて絶命する。 グリオ 声 - トレバー・ノア 登場作品 - 『ブラックパンサー』 シュリのラボで起動する人工知能。 詳細は「#グリオ」を参照
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その他の部族
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ドール族 ドールに住む人々。アディンのデルトラ建国以降に海から渡ってきた。黄金色の肌をしている。魔女テーガンの呪いにより嘆きの湖に住む生き物に変えられていた。族長はナニオン。 プリューム族 ピラ人系統。プリューム島に暮らす部族。ダークという怪物に毎年、生け贄を捧げている。安住の地を求めて、7人のプリューム族が地上へ旅に出たが、二度と戻らなかった。笛長はウォロン、後任はノルズ。ピラの笛の吹き口を渡してくれた。 オーロン族 ピラ人系統。真実を求める者たちと、幻想を求める者たち二派に分かれた。真実を求める者たちはいかだ集落で、幻想を求める者たちはオーロン島で暮らしている。いかだ集落の住民は手に刺青をしていて、水泳が非常に得意。大ウナギをペットのように操る。オーロン島の笛長はオーリス。ピラの笛の中心を一時期だけ貸してくれる。 ケラス族 ピラ人系統。ケラス島に暮らす部族。アリスという金髪の娘の子孫の血が混じっている者が何人かおり、金髪の持ち主がいる。ヒルを餌にしてツバサウオを釣っている。笛長はティラル。ピラの笛の先端をデルトラのベルトと一時期交換してくれる。
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