機動戦士ガンダムSEED
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機動戦士ガンダムSEED | |
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ジャンル | ロボットアニメ |
アニメ | |
原作 | 矢立肇、富野由悠季 |
監督 | 福田己津央 |
シリーズ構成 | 両澤千晶 |
キャラクターデザイン | 平井久司 |
メカニックデザイン | 大河原邦男、山根公利 |
音楽 | 佐橋俊彦 |
アニメーション制作 | サンライズ |
製作 | 毎日放送、サンライズ |
放送局 | 毎日放送・TBS系列 |
放送期間 | 2002年10月5日 - 2003年9月27日 |
話数 | 全50話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
キャッチフレーズは 「“ 決闘(デュエル)・暴風(バスター)・電撃(ブリッツ)・盾(イージス)・攻撃(ストライク) 五機のガンダム現る!! ”」[1]。
概要
本作はサンライズ第9スタジオが「新しい世代に向けた、新たなスタンダードとなりうるガンダム」「新世紀(21世紀)のファーストガンダム」[2][3] を目指し制作された。ガンダムシリーズでは初のデジタル制作によるVTR映像のテレビシリーズである[4]。
タイトルには「種子」以外に「遺伝子操作」や「発端」という意味も含まれており[5]、さらに頭文字のSには「ガンダムズ」の意味もある[4][6]。なお、ガンダムシリーズの通例になっていた主人公の搭乗機=タイトルの法則にはなっておらず、その代わりに「SEED」と略記される未知の突然変異遺伝子の設定を反映している。また、サンライズの宮河恭夫とバンダイナムコゲームスの鵜之澤伸の案[7] によって、サンライズ原作のガンダム作品で初めてタイトルに「機動戦士」の冠語がつけられた。
過去の作品で複数のガンダムが敵軍・自軍に分かれて登場したのと同様、本作でも10機以上のガンダムが登場するが、本作の劇中では「ガンダム」という言葉を主人公のキラ・ヤマト個人が自らの搭乗機に名付けたペットネームとして描いており[8]、彼の搭乗したストライクガンダムとフリーダムガンダムに対して「ガンダム」と呼称された以外では、この言葉を劇中で用いていない。
映像ソフトは2003年3月28日からVHSビデオカセット版とDVD版の2種で全13巻がリリースされ、DVD版は累計140万枚以上の売り上げを記録した。2010年2月23日にはTV全50話のDVD-BOX、2011年2月25日には続編とスペシャルエディションの全作品を含めたDVD-BOXが発売された。
従来のガンダムシリーズのファンに加え、多くの女性層のファンも獲得した[3]。ガンプラ(プラモデル)の売り上げも好調で、小学生を中心に“第二次ガンプラブーム”を巻き起こした[3]。関連グッズ、同時期にメディアミックスで展開された『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』や『ガンダムSEED MSV』も人気を博した。2004年に東京アニメアワードでアニメーションオブザイヤー[注 1] とテレビ部門の優秀作品賞の2冠を受賞している。また、角川書店の『月刊ニュータイプ』2006年9月号で応募・集計された「最新最強ベストアニメ100」では、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』と共に第1位に選ばれた。2018年に行われた『発表!全ガンダム大投票 40th』では、第3位に選ばれている[9]。
従来のガンダム作品の版権管理は創通とサンライズが共同で管理されていたが、本作より製作局である毎日放送もそれに加わり、著作権表示は「©創通・サンライズ・毎日放送」「©2002 SUNRISE INC」だった。2010年以降は毎日放送が外され、SEEDシリーズの版権管理は従来通り2社での管理に戻る。
デジタル放送に移行してからの2011年10月に「HDリマスタープロジェクト」を発表。『機動戦士ガンダムSEED HDリマスター』としてリメイクされ、同年12月23日からのウェブサイト上インターネット動画配信を皮切りに、翌2012年1月1日からは衛星放送のBS11系列、1月3日からは地上波放送のTOKYO MX系列の2局でデジタルテレビ放送が、3月23日からはBlu-ray BOXシリーズがリリースされている。
作品のテーマ
この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2017年11月) |
監督の福田が公式サイトのインタビューにおいて2004年9月25日付で語るところによれば、『ガンダムSEED』シリーズ第1作は、「キラとアスランを主人公に据えて『非戦』というテーマを描いた」とのことである[10]。また、同年12月10日に同インタビューで、2作目『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』についてエグゼクティブプロデューサーの竹田青滋も、「前作から引き続き非戦ということを訴え続けるつもりである」と述べている。加えて竹田は、「再選を果たしたアメリカのブッシュ大統領がファルージャでの掃討作戦を展開し、ますます混迷を深めるイラク情勢」についても述べ、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』を観ることで「視聴者が世界情勢を少しでも自分の身にひきつけて考えてもらえるようになれば」とも語っていた。
なお、福田はストーリーやテーマ的なことは両澤が担当していたと語っている[11]。
注釈
- ^ 公開メディア別に最優秀賞を決定した年(2003・2014年)を除けばテレビアニメでは唯一の受賞。
- ^ HDリマスターでは「MBS」表記。
- ^ HDリマスターでは非表示。
- ^ a b 公式ウェブサイトのINFORMATION 「機動戦士ガンダムSEED HDリマスター 各話リスト」 では 「頭に0を置かないアラビア数字と半ないし全角スペース」(1 PHASE-01、10 PHASE-10、48 PHASE-50など)、同サイトのBlu-ray BOX情報やバンダイチャンネルの 「各話あらすじ」 などでは 「頭に0を置くアラビア数字と半角の終止符+一部英語」(01.PHASE-01、48.FINAL-PHASE)という文体で表記されている。なお、本編内では話数表記は廃止されており単なるサブタイトル表記のみとなっている。
- ^ TOKYO MXのもの。
- ^ a b HDリマスターでは未放送。
- ^ HDリマスターでは「平和の国へ」。
- ^ a b バンダイチャンネルなどのインターネット無料ライブ配信の最終話(2012年11月23日分)と、Blu-ray BOX最終巻に収録された編集版。イザーク・ジュールの衣装がプラント文官議員のものからザフトの指揮官級(『DESTINY』における白服)に変わっている、などの変更点がある。
- ^ DVD第13巻映像特典OVA[24]。
- ^ 本枠で放送されていた『ワガママ大百科』が遅れネットに降格してから9年半ぶりに同時ネット復帰となった。
- ^ 自社制作の『天才クイズ』を放送していた関係から、他の遅れネット局よりさらに30分早い17:00 - 17:30での放送。このパターンは『料理天国』を放送していた頃から踏襲されていた。
- ^ 有料の「月額1,000円見放題」サービス加入者に限り正午12:00 - 12:30間に先行配信を視聴できた。
- ^ a b c 劇中におけるタイトルロゴでの表記。完結編も劇中では「機動戦士ガンダムSEED -鳴動の宇宙-」と表記されている。
- ^ 2021年時点ではテレビ愛知・チバテレビでの放送実績がある。
- ^ スーパーロボット大戦シリーズデビュー作品。
- ^ 没データにより、登場作品には含まれていない(機体はストライクガンダムとイージスガンダムのみ)。
- ^ ストライクガンダムとイージスガンダムのみ登場。
- ^ 同ハードの『機動戦士ガンダムSEED』も発売予定をされていたが後に発売中止となった。E3 2004で映像出展をされた。
- ^ a b 機体のみ登場。
出典
- ^ “機動戦士ガンダムSEED”. 作品紹介. サンライズ. 2021年8月18日閲覧。
- ^ スペシャルインタビュー 福田己津央が語るガンダムSEED - ウェイバックマシン(2007年7月3日アーカイブ分)
- ^ a b c d “機動戦士ガンダムSEED FREEDOM:第3弾PVにMS続々 ライジングフリーダム、イモータルジャスティス 新勢力? 謎の編隊も”. まんたんウェブ (2023年10月5日). 2023年10月11日閲覧。
- ^ a b c d “歴代ガンダムで最も「アンチ」多かった? 新世紀のスタンダード目指した『SEED』誕生から20年”. マグミクス (2022年10月5日). 2024年1月30日閲覧。
- ^ 『ロマンアルバム 機動戦士ガンダムSEED ストライク編』 、スタッフインタビュー。
- ^ 『月刊ニュータイプ』2002年9月号、角川書店、18-19頁。
- ^ 『週刊ダイヤモンド』2012年5月12日号、ダイヤモンド社、[要ページ番号]。
- ^ 後藤リウ『機動戦士ガンダムSEED』 2巻、矢立肇、富野由悠季(原作)、角川書店〈角川スニーカー文庫〉、2003年、[要ページ番号]頁。ISBN 4-04-429102-0。
- ^ “発表!全ガンダム大投票 40th 投票結果発表!”. NHK (2018年5月5日). 2023年9月25日閲覧。
- ^ “福田監督インタビュー”. 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 公式. 2021年8月18日閲覧。
- ^ 『機動戦士ガンダムSEED 20周年記念オフィシャルブック』株式会社バンダイナムコフィルムワークス、2023年4月、117頁。
- ^ a b c 『機動戦士ガンダムSEED オフィシャルファイル メカ編vol.1』講談社、2003年2月、24頁。ISBN 4-06-334678-1。
- ^ a b メカニック&ワールド 2012, pp. 263–269.
- ^ 『機動戦士ガンダムSEED オフィシャルファイル キャラ編vol.4』講談社、2003年11月、28-29頁。ISBN 4-06-334807-5。
- ^ 『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY Re:Master Edition 5』KADOKAWA、2013年7月、163頁。ISBN 978-4-04-120791-8。
- ^ a b c メカニック&ワールド 2012, pp. 276–277.
- ^ 『グレートメカニックG 2019 SPRING』双葉社、2019年3月、84-85頁。ISBN 978-4-575-46514-3。
- ^ 『機動戦士ガンダムSEED RGB ILUSTRATIONS』角川書店、2004年8月、59,61頁。ISBN 4-04-853763-6。
- ^ メカニック&ワールド 2012, pp. 282–289.
- ^ 『ロマンアルバム 機動戦士ガンダムSEED ストライク編』徳間書店、2003年7月、105頁。ISBN 4-19-720226-1。
- ^ 『機動戦士ガンダムSEED オフィシャルファイル ドラマ編Vol.01』講談社、2003年7月、39頁。ISBN 978-4-06-334747-0。
- ^ 『機動戦士ガンダムSEED 20周年記念オフィシャルブック』株式会社バンダイナムコフィルムワークス、2023年4月、121頁。
- ^ 『メカニックデザイナーの仕事論 ヤッターマン、ガンダムを描いた職人』光文社〈光文社新書〉、2015年8月、174頁。ISBN 978-4-334-03874-8。
- ^ “バンダイビジュアル公式サイト”. バンダイビジュアル. 2016年10月8日閲覧。
- ^ 「TBS 春の番組改編 「土6」枠移動「日5」へ」『アニメ!アニメ!』、2008年2月6日。2021年8月18日閲覧。
- ^ 「土6アニメ、「地球(テラ)へ…」がTV放送後に無料BB配信」『AV Watch』、2007年4月5日。2021年8月18日閲覧。
- ^ 「ガンダム 40周年プロジェクト」本格的に始動!シネマ・コンサート他、各種イベントを展開! 2019年4月7日 機動戦士ガンダム40周年プロジェクト
- ^ “「ガンダム映像新体験TOUR」TCXで実施決定!DOLBY CINEMAでの上映日も公開!”. 機動戦士ガンダム40周年プロジェクト (2019年11月14日). 2021年8月18日閲覧。
- ^ 「『機動戦士ガンダムSEED』新プロジェクト始動。テレビシリーズの続編となる映画を福田己津央監督のもとで制作中、新作ゲームも開発決定!」『ファミ通.com』、2021年5月28日。2021年5月29日閲覧。
- ^ “映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』2024年1月26日に公開決定。シリーズ最新作、完全新作ストーリー”. ファミ通.com (KADOKAWA Game Linkage). (2023年7月2日) 2023年7月2日閲覧。
- ^ “劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」2024年1月26日に公開!第1弾PV&ティザービジュアルが公開に”. ORICON NEWS. (2023年7月2日) 2023年7月3日閲覧。
- ^ “「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」来年1月に公開、第1弾PVが解禁”. 映画ナタリー. (2023年7月2日) 2023年7月3日閲覧。
- ^ “Pフィーバー機動戦士ガンダムSEED機種情報”. 777パチガブ (2023年8月7日). 2023年8月7日閲覧。
- ^ 『機動戦士ガンダムSEED 公式ガイドブック 運命の再会』角川書店、2003年2月、87頁。ISBN 978-4-04-853596-0。
- ^ 『電撃ホビーマガジン』2003年11月号、メディアワークス、60頁。
- ^ (放送局への回答要請/青少年委員会/BPO(2015年5月13日閲覧、オリジナル のアーカイブ)
固有名詞の分類
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