SDガンダム GGENERATION ETERNAL
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/01 06:56 UTC 版)
ジャンル | ガンダムシミュレーション |
---|---|
対応機種 | iOS / Android |
開発元 | バンダイナムコエンターテインメント アプリボット |
運営元 | バンダイナムコエンターテインメント |
運営開始日 | 2025年4月16日 |
『SDガンダム GGENERATION ETERNAL』(エスディーガンダム ジージェネレーション エターナル)は、バンダイナムコエンターテインメントより配信されるiOS/Android用アプリゲーム[1][2]。2025年4月16日[3]サービス開始。基本プレイ無料(アイテム課金制)。アプリボットとの共同開発[4]。
家庭用作品同様のシミュレーションゲームのシステムを採用。開発やスカウトなど、家庭用相当のシステムを導入しつつ、オート操作など、一部でスマートデバイスに最適化されている。参戦作品や収録シナリオなどはアップデートにより順次追加されていく[2]。
登場作品
- 登場声優の扱い
-
原作での担当声優が死去、もしくは引退、長期休養しているキャラクターの声の扱いが本作ではキャラクターによって異なっているが、ほとんどは新たに起用した代役による新録とせずにライブラリー音声を使用している。
- カガリ・ユラ・アスハは劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』にて同役を演じた森なな子に変更された[5]。
開発
元々SDガンダム GGENERATIONシリーズは家庭用ゲーム機を中心に展開されており、スマートフォン向け作品も2作品存在していた。一方、中国や韓国などから良質なスマートフォン向け作品が供給され、家庭用作品に近い作風が受け入れられるということから、あらためて、シミュレーションゲームとしての「ジージェネ」をスマートフォンに展開できるのではないかということで今作の開発は始まった。また、「ジージェネ」シリーズは収録作品数の膨大さを特徴とするのに加え、ガンダムシリーズは毎年のように新作が出ていることから、基本無料ゲームとの相性が良いのではないかという考えもあった[6]。
開発に際しては「遊べるガンダム大図鑑」というコンセプトが立てられ、基本無料というシステムの中で「手軽に遊べる」「シナリオに加え、多くの実装ユニットやキャラクターを揃えて部隊を組んで楽しめる」という2点をずらさぬよう注意が払われた[7][8]。一方、スマートフォン向け作品としては、「いかにして選択数を減らすか」「情報量が多いシミュレーションゲームとして必要な情報の優先順位は何か」ということを整理したうえで、開発チーム内での話し合いや各種テストを通じて調整が図られた[7]。たとえば自軍の戦艦の扱いの場合、クローズドベータの時点では従来のようにマップに出撃してユニットを収容できる仕様となっていたが、製品版ではサポーター[注 1]に変更された[6]。
また、基本無料という性質上、ファンだけでなく、「ガンダムシリーズは知っているがどれを見たらわからない」という者も遊ぶことが想定されている[7]。直近の「ジージェネ」作品では、どの参戦作品からプレイするかはプレイヤー任せだったものの、作品によっては難易度に大きなばらつきが生じるという問題が生じていたため、今作では序盤で選択できる作品を限定し、その後は作品の幅を広げるという形式が取られた[6]。また、各作品に介入する形でシナリオを実装することが決まったものの、従来の方法ではスマートフォンの画面で表示するには小さすぎることが判明した[7]。全編CGやスチル起こしでは全体の制作物量を考えると難しいため、最終的にはアニメーションを利用する形が取られた[7]。
作品選定
シナリオ参戦作品については、アニメ化作品を中心に選定する方針が取られ、実装に差異してはなるべく間が空かぬよう調整が図られた[7]。
また、機体のみ参戦の作品については、なるべく新規作品を取り入れる方針が取られた。それ以外の作品については、シナリオ参戦作品のタイミングを精査した上で、なるべくファンに人気のある作品を実装する方針が取られた[7]。
反響
ファミ通のエムエス西本は、ネットワークテスト版のレビュー記事の中で、従来のシリーズ作品に劣らぬ魅力的なユニットを多数実装しつつも、アプリゲームの強みである手軽さを兼ねそろえた作品であると評している[9]。
箭本進一は「4Gamer.net」に寄せたテスト版[注 2]のレビュー記事の中で、工夫してユニットを集めていく過程の楽しさを評している[10]。
今作は、Sensor Towerによるスマホゲームの国内収益ランキング(2025年4月17日~4月23日)にて首位を獲得した[11]。
脚注
注釈
出典
- ^ ジージェネポータルサイトより
- ^ a b 『Gジェネ エターナル』に“ジークアクス”が参戦決定。サービス開始当初から70のガンダム作品から500機以上の機体が登場、ファミ通.com
- ^ “バンダイナムコENT、『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』のサービス開始日が4月16日に決定! アプリの事前ダウンロードは4月14日より開始!”. gamebiz (2025年4月3日). 2025年4月4日閲覧。
- ^ “アプリボット、バンダイナムコENTと「ジージェネ」シリーズ最新作『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』を共同開発中”. gamebiz (2025年2月21日). 2025年4月4日閲覧。
- ^ "『機動戦士ガンダムSEED BATTLE DESTINY REMASTERED』原作版から「カガリ」の声優が変更と公式回答!森なな子さんの新録ボイスを収録". Game*Spark. イード. 22 May 2025. 2025年6月1日閲覧。
- ^ a b c “「SDガンダム ジージェネレーション エターナル」開発陣インタビュー :「ガンダム」シリーズを学べる教科書としての「ジージェネ」をスマートフォンで楽しめるように”. Gamer (2025年3月28日). 2025年5月5日閲覧。
- ^ a b c d e f g ““遊べるガンダム大図鑑”―『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』先行プレイレポ&インタビュー”. インサイド (2025年3月13日). 2025年5月4日閲覧。
- ^ “『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』開発陣インタビュー。初期実装される参戦作品やユニット数は? マップ上でも機体が動きまくる戦闘演出のこだわりは?”. 電撃オンライン (2025年2月22日). 2025年5月4日閲覧。
- ^ a b エムエス西本 (2025年1月24日). “【Gジェネ エターナル】『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』先行レビュー。プロトタイプケンプファー登場! 知る人ぞ知る名機に期待が高まる。ネットワークテストからわかったことをお届け”. ファミ通.com. 2025年5月5日閲覧。
- ^ a b “[プレイレポ]ありとあらゆるガンダム作品を網羅し,「SDガンダム ジージェネレーションエターナル」はどの世代のファンも心に刺さる”. 4Gamer.net. Aetas (2025年3月12日). 2025年5月4日閲覧。
- ^ “スマホゲームのセルラン分析(2025年4月17日~4月23日)。今週の1位は「Gジェネ エターナル」。1月~3月のパブリッシャ別国内収益ランキングも”. 4Gamer.net. Aetas (2025年5月1日). 2025年5月4日閲覧。
外部リンク
SDガンダム GGENERATION ETERNAL
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 23:25 UTC 版)
「SDガンダム GGENERATION」の記事における「SDガンダム GGENERATION ETERNAL」の解説
『SDガンダム GGENERATION ETERNAL』(エスディーガンダム ジージェネレーション エターナル)は、近日配信予定のiOS/Android用アプリゲーム。
※この「SDガンダム GGENERATION ETERNAL」の解説は、「SDガンダム GGENERATION」の解説の一部です。
「SDガンダム GGENERATION ETERNAL」を含む「SDガンダム GGENERATION」の記事については、「SDガンダム GGENERATION」の概要を参照ください。
- SDガンダム_GGENERATION_ETERNALのページへのリンク