idling
「idling」の意味・「idling」とは
「idling」とは、エンジンを稼働させているが、特に何もしていない状態を指す英語の単語である。自動車のエンジンをかけたまま停車している状態や、コンピュータが稼働しているが特定の作業を行っていない状態など、機械や装置が動作可能な状態にあるが、実際の作業や活動を行っていない状況を指す。「idling」の発音・読み方
「idling」の発音は、IPA表記では /ˈaɪdlɪŋ/ となる。IPAのカタカナ読みでは「アイドリング」となり、日本人が発音するカタカナ英語の読み方では「アイドリング」となる。この単語は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。「idling」の定義を英語で解説
「idling」は、"The act of allowing an engine to run without engaging it in any work or activity"と定義される。つまり、エンジンを稼働させているが、それを何らかの作業や活動に使用していない行為を指す。「idling」の類語
「idling」の類語としては、「loafing」、「lazing」、「lounging」などがある。これらの単語も同様に、何もしていない、怠けている、といった意味合いを持つ。「idling」に関連する用語・表現
「idling」に関連する用語や表現としては、「idle speed」、「idle time」、「idle process」などがある。これらはそれぞれ、エンジンのアイドル時の速度、アイドル状態の時間、アイドル状態のプロセスを指す。「idling」の例文
1. The car has been idling for a while.(その車はしばらくアイドリングしている)2. Idling wastes fuel and pollutes the environment.(アイドリングは燃料を無駄にし、環境を汚す)
3. The computer is idling, waiting for the next command.(コンピュータはアイドリング状態で、次のコマンドを待っている)
4. The factory machines are idling due to the power outage.(工場の機械は停電のためにアイドリングしている)
5. The engine was idling while he went into the store.(彼が店に入っている間、エンジンはアイドリングしていた)
6. The system is idling until the data is loaded.(システムはデータが読み込まれるまでアイドリングしている)
7. He was idling on the couch all day.(彼は一日中ソファで怠けていた)
8. The truck was idling at the traffic light.(トラックは信号でアイドリングしていた)
9. The factory was idling due to the strike.(工場はストライキのためにアイドリングしていた)
10. The computer is idling until the user logs in.(コンピュータはユーザーがログインするまでアイドリングしている)
アイドリング
アイドリングとは、アイドリングの意味
アイドリング (英: idling)とは、いつでも動き出せる状態を維持しつつ、動かず待機している状態のことである。特に自動車のエンジンを始動させてアクセルを踏まずにおく状態を指すことが多い。自動車におけるアイドリングは「暖機運転」とも呼ばれる。暖機運転は、特にエンジン始動直後のエンジン温度上昇を目的としたアイドリング状態維持を指すことが多い。エンジンやエンジンオイルはある程度の作動温度で最適に駆動するよう設計されており、冬期の寒冷地のように外気温の低い環境下ではエンジン始動直後では本来のエンジン性能が発揮できない場合があるため、エンジンをかけてしばしアイドリング状態を維持するとよいとされてきた。ただし、最近では暖機運転をしなくても十分なエンジン性能が発揮できる自動車が増えてきている。自動車に関する「アイドリング」は、駐停車中あるいは信号待ちで停止している間にエンジンがかかっている状態を指して用いられることが多い。アイドリング状態はエンジンが稼働しており、わずかながら燃料を浪費している。不要なアイドリングを止めてエンジンを停止させることで、燃費向上が図れる。アイドリングの状態にせずエンジンを停止する取組みや機構は「アイドリングストップ」と呼ばれる。最近の乗用車ではアイドリングストップ技術が搭載され、信号待ちのわずかな間もエンジン停止・再始動が容易に可能となっている車種が多いが、新型車の中には搭載していない車種(ヤリスなど)もある。なお「アイドリングストップ」は和製英語である。
アイドリングの語源
アイドリングは、英語の動詞 idle(アイドル)に接尾辞を加えて動名詞化した語である。idle は「怠けている」「遊んでいる」という意味合い、転じて「エンジンが空回りしている」という意味合いがある。あるいは、動ける状態であえて動かずその場に留まっている状況をアイドリングと呼ぶ場合もある。たとえば一輪車の場合、乗ったままバランスを取りながらその場に留まる技術をアイドリングという。コンピュータシステムにおいては、CPU が演算処理に使用できる性能を余している状態や、プリンタが印刷できる(命令待ちの)状態をアイドリングまたはアイドル状態という。
アイドリング
アイドリング

アイドリング (idling) は、機械・設備・人員などが、主目的(推進など)に貢献せず、しかし稼働に即応できる様態を維持していること、あるいはそのための動作である。何もしていない状態を表す「アイドル(idle)」の現在進行形で、単にアイドルとも空ぶかしともいう。
同じ目的であるが、電子回路や磁気記録回路において、動作の基準としてあらかじめ回路に付加しておく電圧・電流・磁気等はアイドリング、アイドルとは言わずにバイアスと呼ばれる。
機関
機関(エンジン)のアイドリングとは、無負荷状態で最低限度の回転数で稼動し続けている状態をいう。発生したエネルギーはエンジン内部の摩擦に拮抗しつつ、また潤滑・冷却のための循環ポンプ駆動などのために消費される。一般に動力機関が組み込まれた機器が、その主目的のために動力が使用されていない状況をアイドリング、アイドル状態と呼ぶ。 自動車の信号待ちなどのアイドリングは燃費悪化や環境汚染の原因の一つとみなされ、アイドリングストップシステムが開発、搭載されている。
コンピュータシステム
コンピュータシステムでは、待機状態を指してアイドル状態と呼ぶ。一般的にアイドル状態にあるコンピュータシステムは、システムを構成する回路や機器への電力供給がなされているが、情報処理が行われておらず、待機電力を消費している状態と言える。
CPUにおけるアイドル状態
CPUにおける処理が停止しており、何らかのトリガによって稼働状態に遷移できる状態をアイドル状態と呼ぶ。一般的にCPUは稼働状態に比べてアイドル状態での消費電力は非常に小さい(ゼロにはならない)。継続して行われるべき処理がなく、また、停止状態から稼働状態への遷移に必要な時間的なロスよりも、CPUを稼働状態においたままの消費電力の無駄が問題となる場合、アイドル状態を積極的に利用する利点がある。多くのCPUアーキテクチャでは、停止命令(halt命令等)によってこの状態に遷移する。
オペレーティングシステムとファームウェアは協調して動作し、実行すべきプログラムの有無や、周辺機器との入出力の有無などを監視し、必要に応じてCPUをアイドル状態と稼働状態の間で遷移させる。
ネットワークにおけるアイドル状態
ネットワークにおけるアイドル状態とは、ネットワーク媒体上でキャリア信号等を除き、有効な通信が行われていない状態を指す。要求される通信量がネットワークの提供する帯域幅や速度に対して十分に少ない場合、アイドル状態にある時間が長くなる。
多くの機器がネットワークを用いた通信を要求しているにもかかわらず、アイドリング時間が減少せずにネットワーク帯域が有効に消費されない状況が発生することがある。このような状況を発生させないためには、ネットワークトポロジ、接続されているデバイスのネットワーク制御アルゴリズム、コリジョンドメインの粒度等を適切に設計する必要がある。
一般作業工程
機械加工工程においては、被加工品の持ち替えなどのために、連続加工工程の間に無加工状態を入れることをアイドリングを呼称することがある。例えば、金属のトランスファー複合プレス加工の場合、治具持ち替えなどのために一見、被加工部品に対し何もしていないような工程を設定する場合がある。勿論その工程には目的がある(応力緩和・精度維持・捨て加工の準備など)が、動力計算に反映されないところからアイドリングと呼ばれる。
電子回路
電子回路で動作の基準としてあらかじめ付加しておく電圧・電流・磁気のこと。この場合は一般的にバイアスと呼ばれる。
関連項目
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