エンジン停止
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/16 04:53 UTC 版)
複数のエンジンを装備した航空機ではアイドリング状態でも燃料消費量が無視できないため、高度その他の条件を満たせばエンジン停止を行うこともある。これにより単位時間当たりの燃料消費量を下げることが可能となるが、これは航続距離を最長とするための航法とは異なる。すなわち、ロイター状態では速度が低く、高度もとれないので、この状態で巡航しても、その間に飛行できる距離は必ずしも最長とはならない。 プロペラ機ではエンジンが対応している場合、停止後にプロペラ角をフルフェザー(風とブレード面をほぼ平行)にすることで、抵抗を抑えることが可能なため有効であるが、ターボファンエンジンは停止しても内部のファンが内部に流入した空気で回転し抵抗となるためエンジンを停止せず出力を絞るだけに留める。
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