移動娼館ジュエルパレスのメンバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 16:52 UTC 版)
「ガンドライバー」の記事における「移動娼館ジュエルパレスのメンバー」の解説
ダイヤ 本名 バチュラー・ピンカートン 推定24歳 身長174cm B92 W58 H84 ジュエルパレスの実質的オーナーにして、大統領とも交友を持つ高級娼婦。関西弁のような口調。 ジュエルパレスは彼女の「趣味と実益」を兼ねた情報収集の場であり、客の中には彼女の持つ情報目当てで来店する者もいるほど。 「金融街の台風の目」と噂されるやり手のディーラーでもあり、株や先物取引で莫大な利益を上げている。 あまり男受けしないのか恋人ができないことが悩みであり、その欝憤を商取引にぶつけている。 トパーズ 本名 バネッサ・デル・リオ 14歳 身長176cm B83 W56 H86 ジプシーであったが仲間を強盗に皆殺しにされ孤児となる。食い逃げをして15人がかりで捕縛され、コックをしていた保安官に保護される。 彼女を保護した保安官は夜に強盗に襲撃され、彼女の目の前で射殺されており、そのトラウマから暗闇で眠ることができない。 かなりの料理の腕を持ち、潜入作戦では中華料理店を営んでいた。彼女がジュエルパレスの厨房を担っているため、彼女がヒステリーを起こすとジュエルパレス内の栄養状態が一気に悪化する。 ジュエルパレスの自室にはドレス・帽子といった装飾品の他にサンドバッグやダンベルなども置かれており、サンドバッグは客に触られた時の憂さ晴らしなどに使っている。 南北戦争終結後は「ディックのかわいいお嫁さん」を目指すが挫折、興行師となりWWWショーの女性早撃ちガンマンとして全国巡業し、銀幕デビューする。 数年後にディックとの間に一児をもうけたが、同時期にルビーもディックの子を妊娠したため、互いに火花を散らしている状況。生まれた子はコミックス最終巻あとがきでルビーの子と一緒に姿が描かれている。 ルビー 本名 フランチェスカ・B・ロジャー 19歳 身長148cm B86 W53 H88 工学と物理学の博士号を持つ。 托鉢修道会の教会の図書館に熊のヌイグルミと一緒に捨てられ、修道会の孤児院で育つ。自身の捨てられていた状況をシスターに聞き、両親の思い出に近づきたいために図書館の本を読み漁っていた。大学学長の養父に引き取られ、大学へ進学、飛び級で博士号を取得する。「熱幅射理論」「光量子仮説」など画期的な考えを思いつくが、天才の存在を疎んじた大学関係者によりこれらの理論は公式発表されないままである。頭脳に目をつけられ、養父と共に北軍への「特殊なガンドライバーの研究」への協力を要請されるが、軍事産業への協力を悩んだ末に養父は自殺、彼女自身は逃亡してお尋ね者となっている。 捨てられていたに際に持たされていた熊のヌイグルミを現在も持っている。 ジュエルパレスの自室はドレスよりも書籍と機械部品などが溢れており、かなり散らかっている。 エンジニアとしての腕前は超一流であり、紅の神像の構造を理解し、取り外されていた紅の神像の両腕を完全に機能する状態に取り付けている。 ジュエルパレスII世号を設計するがジュエルパレス側の運営人数を考慮していなかったために人員不足となり、その責任をとらされて整備作業のときは整備庫に鎖で繋がれた状態で作業させられている。 南北戦争終結後は大学院へ復学、ノーベル賞の候補になるも「人格に問題アリ」と判断され落選。数年後にディックとの間に一児をもうけたが、同時期にトパーズもディックの子を妊娠したため、互いに火花を散らしている状況。生まれた子はコミックス最終巻あとがきでトパーズの子と一緒に姿が描かれている。 パール 本名 マリア・ルイーゼ 16歳 身長163cm B78 W53 H81 鷹の王家出身の母を持ち、アウトローの父親(ドク・ホリディー)に育てられた。ピアノ、読唇術、射撃など多彩な才能を持つ。 肌の色の違いはあるがアンナとよく似ており、ディックは彼女にアンナの面影を見た(パールの母もアンナを見てパールを思い出していた)。 父親に似たのか酒癖がかなり悪く、酔うとかなりガラが悪くなり、エメラルドを酒瓶で殴り倒してディックを寝室へ引きずり込んでいる。このことから登場時点では処女であるが、ディックを襲った後は処女であるか不明。 本当の父親はナポレオンIII世であり、自分の実の父親が合衆国を滅ぼそうとしている人物であることに苦悩している。 南北戦争終結後はジュエルパレスを退艦しドク・ホリディーの看護をしていたが、ナイチンゲールの話を聞き一念発起。看護婦として戦場を渡ることになる。 エメラルド ティートン・ラコダ族出身。男と間違えそうなほど筋骨隆々とした女性であり、時に150kg以上の負荷がかかるジュエルパレス号の方向舵を片手で平然と操っている。 かつては漆黒のへら鹿(ブラック・エルク)と呼ばれ、守護象ブラック・エルクの巫女であった(ブラック・エルクを名乗っていた当時は普通の女性の体形である)。 夫と死別した後にティートン・ラコダ族へ身を寄せていた(彼女はオガタラブラニアン最後の生き残り)。サッターによってティートン・ラコダ族に疫病が蔓延し、疫病を発症していない彼女がジェロニモへ助けを求める役目を任されることになる。(彼女が疫病を発症しなかったのは、幼少期にワッシュに両親を目の前で殺され、夫もワッシュの攻撃で失っており、ワッシュであるサッターを警戒して感染源に近づかなかったため。ただし、息子が感染していたために後に発症。ジェロニモの血を輸血することで回復している。) ジェロニモと合流しサッター砦に潜入、ブラニアン奴隷の一部の解放と守護象レッドクラウドの奪還に成功する。 ただし、ティートン・ラコダ族の解放には失敗したため1ヶ月後砦を襲撃することになるが、ジェロニモの「オレが戻るまで待て」という指示を無視して単身で砦を襲撃するもティートン・ラコダ族を人質にとられて投降、ジェロニモの到着によって助けられている。このときに守護象ブラック・エルクはサッターが運び出してしまい行方不明となる。 ジェロニモと行動を共にしていたため、幼少期のディックと面識がある(ディックは子供だったため覚えていない)。 南北戦争終結後に奇跡的に生きていたシュガー・レイと再婚。11人の子を儲ける。 コジャント・カースティン 本名 エリザベス・カースティン・タイラー 23歳 身長180cm B108 W53 H87 ラスベガスのフラミンゴという店のストリッパー。「ぞね」「ぜよ」「まっこと」という土佐訛りのようなしゃべり方をしている。名前の「こじゃんと」も土佐弁に由来し、「とても」「徹底的に」の意味である。ダイナマイトによる爆破を得意とし、「セクシーダイナマイト」と名乗る。 マフィアとのパイプを持ち、ディックを地下闘技場へ参加させる。地下闘技場以後の1年間ディックと行動を共にし賞金首退治を意図的に演出。ディックを男として成長させる。 ディックと会ってすぐにストリップを見せ、ディックと行動を共にするようになってからは暇があればディックと情事にふけようとするためディックが女性慣れする要因となっている。 彼女もジュエルパレスのメンバーであり、フラミンゴに居たのはマフィアの動向を探るためであった。 ブッチの戦いでピンチになったディックとブボウを助けるために身を投げ出し死んでゆく。 元大統領の娘だが、父は選挙に落選。借りた選挙資金を返済することができず自殺し、母親も後追い自殺した。妹とともに女郎屋に売られそうになったため逃げ出すが、妹は殺された。 妹を守れなかったことを悔やんでおり、ブボワに妹の面影を重ねていた。 原型となったのは読者投稿企画「8番目のドアの少女」に投稿されたキャラクター。ただし投降時には名前が設定されておらず、ビジュアルも大きく変更されている。投稿時の設定では幼少期に身売りさせられたが、持ち前の性格で馴染んで過ごすうちに恋人と出会って駆け落ち、しかし三日で捨てられてしまい、以後5年間放浪していたとある。ただし、これらの設定がどの程度本編に反映されているかは不明。 ブボワ 本名 不明 年齢不明 身長約87cm レクタホの街でディックと出会い、行動を共にするようになった少女。実際は出会ったのは偶然ではなく、ジュエルパレスからの要請によりディックを探していたため。 目の前で父親を殺されたショックで言葉を喋れなくなっているため、リアクションと表情で感情を表現している。 コジャントから芸で生きていけるように楽器を教えられたのでコジャントを師匠と敬愛している。 コジャントが死亡したショックによりしゃべれるようになり、ディックに活を入れた。 何故か多数の人種の言語を理解できるようで、レッドブラニアン各部族の通訳や日出る皇国語の通訳として活躍している。 原型となったのは読者投稿企画「8番目のドアの少女」に投稿されたキャラクター。外見と名前はほぼそのままで、年齢は7歳。髪留めのリボンは父に購入してもらった唯一のものだという。投稿時の設定では4歳の頃に父が母の浮気相手を殺害して賞金首となり、逃亡生活の末、目の前で賞金稼ぎに父親を殺され首を切り落とされてしまったとある。ただし、これらの設定がどの程度本編に反映されているかは不明。 ローズ 本名 不明 ジュエルパレスII世号のメカニック副主任。ただし、ジュエルパレスII世号の正規のメカニックは彼女とルビーの2人だけであり、2人で飛行船の整備・ガンドライバーの整備と弾薬補給・航空機の整備などの作業を全てこなさなければならない(他のメンバーも手伝ってはいるが、指示なしでは作業ができない)。 ルビーとは正反対の技術屋であり、機械の修理・保守点検を得意分野としている。父親が著名なガンドライバー製作者だったためガンドライバーのメンテナンス技術はルビーが舌を巻くほど。 「はんかくさい」「だべ」といった北海道弁のような口調。 アニー・スターレット 本名 不明 ジュエルパレスII世号の第一甲板を仕切る第一航空隊長。鷲の王家空軍で空の神様と呼ばれたエースパイロットを父に持ち、父直伝の操縦技術をもつ。 生まれつき右足に障害があり膝下は義足。赤ん坊のときに「悪い遺伝子は後世に悪影響を及ぼす」と医師に殺されそうになったことがある。 航空機を扱える人材は少ないため、ダイヤが秘密の外交ルートを通じて直接スカウトしてきた人材。 チロル・マカデミアン 本名 不明 両親はカルカッタの低カーストの地域の出身だったが、その地域は獅子の王家の植民地であったため強制移住政策により本国へ移住。その結果、彼女はロンドンで生まれ、獅子の王国の国籍を得ている。 アニーと同様にダイヤが秘密の外交ルートを通じて直接スカウトしてきた人材。 ウーピー 本名:ハリエット・タブマン メリーランド州の生まれの元逃亡奴隷。 ブルーブラニアン解放運動で活躍し、数多くの奴隷たちを奴隷制のない北部へ逃がしていた。 リンカーンの指示で奴隷解放運動に手を貸しているジュエルパレスの一員となる。バッファローソルジャー部隊を行動を共にするうち、レズリーと恋仲になった。 サファイヤ 本名:不明 読み切り版に登場した移動娼館ジュエルパレスの娼婦。外見はダイヤに似ているが、黒髪で、胸元に銃撃を受けた傷痕がのこっている。 バードの馴染みの娼婦で、「金」に目がなく、多額の「金」と引き換えに彼に賞金首の情報を教えている。またアンナ(ディックの母)の相手として、絶対に手を出さないであろうバードをあてがって身請け金をせしめるなど、したたかな女性。 アンナには「お姉さん」として慕われており、女性として、娼婦として様々なことを教え込んだ。また「どんな場所に行っても包丁とハサミと針と糸が使えれば生きていける」と、祖母からの言葉をアンナに託した。
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