桃太郎とその仲間たち
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「新桃太郎伝説」の記事における「桃太郎とその仲間たち」の解説
※武器を一切装備できないキャラクターを除いて、各キャラクターは専用装備の他に刀も装備できる。ただし、浦島のモリ連続攻撃のような特殊効果は発生しなくなる。また、術が使えないキャラクターに技の最大値が上昇するアイテムを使用しても技の最大値は上昇しない。 桃太郎 本作の主人公。愛と勇気の子。 かぐや姫を救うべく月の宮殿に駆けつけたものの、立ちはだかるダイダ王子との戦いに敗れ、全ての力を奪われ放逐されてしまう。人間界に再び迫る危機を防ぐべく、決意を新たに旅立つ。ゲーム中では一切喋らない。 術は各地に住む仙人との修行によって覚え、他のキャラクターのように段が上がることによる習得はしない。ゲーム中最強の術「鹿角の術」を使うことができる。前作での最強の術である「だだぢぢの術」は物語の冒頭でしか使うことができない。前述のように、一部例外を除き桃太郎の体力が0になると他の仲間が生き残っていても全滅扱いになるが、戦闘中であれば崑崙の玉があれば回避できる。専用装備は剣・刀、胴(鎧)。最強の装備品は「勇気」の名を冠している。日本晴に強く、苦手な天気は無い。 イヌ、サル、キジ(ポチ、モンタ、キーコ) 桃太郎のお供。プレイヤーが好きな名前をつけることもできる。デフォルト名はアニメ版の『桃太郎伝説』が初出(アニメ版のモンタは「紋太」表記)。 前作同様にきびだんごを与えることで仲間になり、さらに今作では戦闘中にきびだんごを与えると毎ターンサポートしてくれるようになる。また、お供にエサ(イヌまっしぐら、サルらっきょ、キジ豆)を与えると頭の良さ・好奇心・身のこなしのパラメータが上昇し様々な特技を覚える。パラメータが最大に達すると記念アイテムを貰える。お供の攻撃力は桃太郎の攻撃力に比例する。 金太郎 金太郎の村に住む元気な少年。 術は使えないが力持ちで、会心の一撃が出る確率が最も高く設定されている(32分の1)。段が上がると、技の代わりに体力を消費して3種類のすもう技(張り手、つっぱり、頭突き)を使えるようになる。専用装備はまさかり、腹掛け。最強の装備品は「希望」の名を冠している。日本晴に強いが日照りに非常に弱く、一切の行動ができなくなってしまう。夜叉姫を除く伐折羅王一族を直接名前で呼ばず、第二王子のアジャセ王子を「笛吹きの兄ちゃん」、第一王子のダイダ王子を「眠たそうな目の兄ちゃん」、伐折羅王を「夜叉姫の父ちゃん」と呼ぶ。 浦島太郎 浦島の村で暮らす心優しい漁師。ゲーム中では「浦島」と表記される。 非力で体力が低く打たれ弱いが、モリを装備すると2回(敵の隠しパラメータである「段」が浦島より低い場合は最高4回まで)連続攻撃ができる。回復系の術が得意。釣りをした時に高価な魚を釣ることが多い。専用装備はモリ、着物。最強の装備品は「正義」の名を冠している。荒天には滅法弱く、苦手とする天気が雨・雷雨・日照り・雪の4つと全キャラクター中最多。 夜叉姫 鬼族を束ねる地獄の王・伐折羅王の娘。伐折羅王と人間の娘の間に生まれたハーフで、ダイダ王子、アジャセ王子の腹違いの妹。 好戦的な性格で、伐折羅王の元を抜け出して桃太郎に戦いを挑んでくるが、桃太郎の慈しみの心に触れて改心し、力こそ全てと妄信し戦いのみに明け暮れる鬼族の生き方を正すべく、行動を共にするようになる。 敵全体に会心の一撃を与える「流れ星の術」や、相手のステータスを下げる術が得意。『II』に登場した分身の術は本作では削除されており、敵対時、味方時いずれも使用できない。専用装備は杖(他作品ではかんざし)、ふりそで。最強の装備品は「愛」の名を冠している。 雪に強いが日照りに特に弱く、体力が激しく減少していく。城の檜風呂に入浴する際に着物を脱ぐことがある。伐折羅王戦の際に夜叉姫を連れていると、伐折羅王が序盤の一定ターンで攻撃をためらう。 銀次 前作で「スリの銀次」と呼ばれ恐れられていた、希望の都の料亭「い志ゐ」の若旦那。今ではスリから足を洗い、すでに妻帯者である。力を失って月から飛ばされた桃太郎のもとにいち早く駆けつける。 専用装備は包丁、着流し。一度に4本までの包丁を同時に装備することができ、使う包丁の種類によって体力回復・2回攻撃・敵の防御力を下げるなどの追加効果を得ることができる。段が上がると正義のために再び盗みの技を使うようになる。日本晴に強く、日照りに弱い。 ゲーム序盤では度々パーティーに加わっては離脱する。行く先々の村の宿などで待機している場合があるが、必ずしも仲間に加える必要はない。城が完成した時点で初めて常時仲間にすることが可能となる。 あしゅら えんまの懐刀と呼ばれる鬼で、知力に優れる。美しいものが何より好き。えんま投獄後、伐折羅王の命で希望の都を恐怖に陥れていたが、桃太郎に懲らしめられて改心。間違った方向に進んでしまった鬼族を正すため桃太郎に味方する。 専用装備はバラ、絹。足の防具が装備できず、若干打たれ弱いのが欠点だが、はやさが全味方キャラクター中最高であり、かげぬいの術、まほろばの術、かりそめの術など専用の個性的な術を使うことができる。得意な天気は存在せず、時化に弱い。 えんま大王 伐折羅王の配下。ゲーム内では「えんま様」と表記される。前作で鬼族の王として桃太郎と戦った末に改心し、その後は鬼と人間との共存を目指していたが、伐折羅王の怒りを買い投獄されてしまう。 技以外のすべてのパラメータが高く、高度な術を使いこなす。全キャラクター中唯一の2回行動が可能。専用装備は独鈷、衣。得意な天気・苦手な天気が共に存在しない。 風神・雷神 前作で桃太郎と戦ったえんまの配下。投獄されたえんまの汚名をすすぐべく伐折羅王の配下となった後、カルラにそそのかされて再び桃太郎たちと戦うことになるが、再びこらしめられ桃太郎の仲間になる。 風神は回復系の術が、雷神は火炎系と雷系の術が得意。パーティーに風神と雷神の両方がいると雷神の使える術が増えるほか、風神雷神を除く敵味方すべてに大ダメージを与える「合体」が使えるようになる。風神の口癖は「ぴゅるるるるぅ」、雷神は「ぐゎらり ぐゎらり」。専用装備は金棒(風神のみ)、腰巻き。風神は雨、雷神は雷雨に強く、時化には共に強い。風神は日照り、雷神は雪に弱く、この場合は双方とも術が使えなくなってしまう。 ましら 猿(ましら)の名の通りサルの姿をした鬼。本人曰く1940年にリバピールという所で生まれ、「だきしめない」「知らずに湯!」「Yesだぜ!」という曲をヒットさせた。ほほえみの村で配下のブルーモンキーズとともにケタ外れに音痴な歌で村人を苦しめていたが、桃太郎にこらしめられて自分が音痴であることを自覚、その後は改めて真面目に音楽を志す。桃太郎の城が完成すると同時に駆けつけ、仲間になる。 画面上に表示される鍵盤を3つ押し、その組み合わせによって攻撃するという一風変わったキャラクター。その種類はナチュラル攻撃、アルペジオ攻撃、スタッカート攻撃など様々。武器は装備できないが、パーティー中一番攻撃力の高い者と同じ攻撃力になる「フォルテシモ攻撃」や、ターンが経過するごとに味方全員の攻撃力が上がり続ける「クレッシェンド」、そのターンでは味方を行動不能にしてしまうもののみなせんたんの術に相当する効果を得られる「ブレス攻撃」など強力な技を多数持っている。専用防具は胴丸で、「ハ」「ニ」「ホ」「ヘ」「ト」「イ」「ロ」の音名を名前に冠している。全キャラクター中で唯一日照りを得意とし、雨に弱い。 寝太郎 寝太郎の村で橋の上に横たわって眠り続け桃太郎の行く手を塞ぐ巨体の持ち主。桃太郎の城が完成すると仲間に加わる。 基本ステータスが非常に高いが、巨体のため武器や胴の防具が装備できない。また戦闘中はほとんど寝ているが、低い確率(16分の1)で目を覚ました際は通常攻撃が全て会心の一撃になり、「かばう」コマンドで味方全員をかばうことができる。雪に強いが、日照りの時は気持ちよすぎて全く起きなくなってしまい、体力が減少していく。 でか太郎 非常に高い身長を持つ巨人。プロレスラーのジャイアント馬場がモデルで、馬場同様「アッポ〜!」を口癖とする。北国の庵に住んでいるにも関わらずふんどし一丁で、桃太郎たちに重要アイテムである「かぎなわ」を渡す際にも、庵の裏の池に入って探す豪快振りを見せる。桃太郎の城が完成すると同時に仲間に加わる。 その高身長ゆえに武器や胴の防具を装備できないが、本来であれば命中率が25%低下する空中の敵に対しても問題なく攻撃可能。打撃は敵の防御力を無視し、1〜自分の攻撃力までの完全にランダムなダメージを与える。雪に強いが日照りの際には動けなくなってしまう。 はらだし 3枚の舌をもつ黄色いコンニャクのような妖怪。はらだしは種族名で本名は里吉。言葉の語尾に「っちゃ」をつける。サルカニの村南にあるはらだしの里に住んでいたが「お腰につけたきびだんご」をトカゲのしっぽと勘違いしており、それと引き換えに桃太郎の仲間に加わる。近い種族である妖怪のびろーんの言語を研究していたため、理解することができる。 そのヌルヌルの身体ゆえに敵の通常攻撃をほとんど受け付けない(一部例外あり)。またゲーム中屈指の強力な術「尻出しの術」や女湯を覗ける「まるだしの術」を使うこともできる。 レベルの上がり方が他のキャラクターと異なり、経験値が一定に達すると一気に5段ずつレベルアップする。唯一の専用装備にへそだしの刀(七支刀)があり、「はらだしのお茶」という専用回復アイテムがある(他の仲間が飲むと不味くて腹を壊し体力が減少する)。雨に強く日照りに弱い。 福の神 神々の里に住む神様。さくまあきらがモデル。「ウヒャヒャ」や「〜のぢゃ」など、仙人と同じ口調で話す。人気度が高い場合に仲間となる。 術が使えない上にステータスも低めだが、絶好調になると戦闘中に得られるお金が2倍になる。専用装備は錫杖、袈裟。錫杖にはそれぞれ術の効果が宿っており、攻撃時に一定確率で術が発動する。得意な天気・苦手な天気はともに存在しない。 フィールド上でエンカウントした際には桃太郎たちにお金を与える。 貧乏神 神々の里に住む神様。『週刊少年ジャンプ』の読者コーナー「ジャンプ放送局」でさくまらと共に仕事をしていた榎本一夫がモデル。申し訳程度ではあるが、術を使うことができる。 貧乏神には好きな名前をつけることができるが、「えのん」「えのもと」「えのっぴ」のいずれかにすると歩くたびにお金が減っていき絶好調になると減る額が倍になるいう役に立たない隠し要素がある。 専用装備は錫杖、ふんどし。得意な天気は無いが、雷雨が苦手で戦闘から逃げ出してしまう。 99段まで育てるとキングボンビーに変身するが術が使えなくなり、巨大化により一切の装備ができなくなってしまう。ただし、貧乏神の時に苦手だった雷雨の天気が逆に得意になる。 敵として登場する際には桃太郎たちのお金を毎ターン1両ずつ盗んだ末に逃走する。 天の邪鬼 神々の里に住む神様。『週刊少年ジャンプ』の元編集者で初期の「ジャンプ放送局」も担当していた鳥嶋和彦がモデル。次々に要求される無理難題を全てクリアすると仲間になる。偏屈な性格であり、後ろ向きに歩く。 通常攻撃はできず、段の上昇により覚える「梅」「竹」「松」「特」の特殊攻撃を行う。初期の攻撃こそある程度役立つものもあるが、上位のものほど攻撃内容が極端になりパーティーが大きな被害を受けることもある。ステータスは全キャラクター中最低。雨、雷雨に弱い。 敵として登場する際には「ヘイ!ヘイ!」という口癖とともに叶えてほしい願い事を桃太郎たちに提示するが、「眠りたくない→しばらく宿屋に泊まれなくなる」などと曲解して桃太郎たちに不利益を与える。 ユキだるま 雪だるまの姿をした女の子。ゲーム内では「雪だるま」と表記される。斎藤由貴がモデル。北国のフィールドでたまに出現し、パーティーにちょっといいことをして去っていく。アイテムの「風鈴」を持っていると仲間にすることができる。 天の邪鬼と同じく戦闘中の攻撃が全て特殊攻撃となる。敵味方双方に影響を与える行動が多い。高い段になると低確率で身体から氷の刃を撃ち出し、敵全員を一撃で倒すことがある(ボスキャラクターにはこの攻撃を行わない)。能力は天の邪鬼よりわずかに高い程度で、攻撃力は能力アップの仙豆を使わない限り一切上がらない。雪に強いが日照りには特に弱く、体力が激しく減少していく。 黒河童 湿地帯「鬼の爪痕」に現れ、旅人のお金や持ち物を根こそぎ奪って逃げていく妖怪。口癖は「カパッパ」。キュウリが大好物で、道具袋にキュウリがあると何よりも先に盗む。キュウリを食べている間にこらしめると仲間になってくれることがある。 武器や防具は装備できないが、若干の術が使え、段が上がるにつれて数々の有効な特殊攻撃を覚える。特に低確率で発生する「相手の尻子玉を抜く」攻撃はどんな相手でも一撃で倒すことができる(ボスキャラクターには発動しない)。一方、攻撃された際に腕が抜けたり皿の水がこぼれたりして、その戦闘の間だけ攻撃力が低下することがある。雷雨に強く日照りに弱い。 といちや お金や道具を預かる業務を営むといちやグループの一員。城が完成した後にといちやに多額の現金を預けていると3万両と引き換えに仲間になる。 全ての行動にお金が必要。仲間が使える術であればほぼ全て使うことができる(鹿角や流れ星、あしゅらの使う術などは不可)が、強力な術ほど高額になる。ただし絶好調の時は半額になる。日本晴に強く日照りに弱い。
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