トムソム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/28 15:57 UTC 版)
トムソム | |
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豚肉のトムソム | |
発祥地 | タイ王国 |
関連食文化 | タイ料理 |
提供時温度 | 温製 |
主な材料 | 魚介類、チリペースト |
その他お好みで | カピ、シャロット、コリアンダー、タマリンド、ヤシ糖、魚醤 |
類似料理 | トムヤム |
トムソム (タイ語:ต้มส้ม) は、タイ発祥の酸味のあるスープ。魚介類や鶏肉が入れられることが多い。
名称
トムはタイ語で「煮る」、ソムは「酸っぱい」をそれぞれ意味する[1]。
歴史
トムソムはタイ北部でよく作られる[2]。チュンポール・ジャンプライによれば、タイ語の「ソム」は伝統的に酸っぱいもの全般を指す言葉として使われてきた[1]。
材料
タイのシェフであるボー・ソングヴィサヴァによると、トムソムのスープにはタマリンドやビリンビ、ニッパヤシの酢、ローゼルの花などの酸味のある食材のほか、唐辛子ペーストやシュリンプペースト(カピ)、コリアンダーの根、魚醤、エシャロットが用いられる[1]。エビや魚などの魚介類や、鶏肉などの肉類は、調理の終盤過程で加えられることが普通である[1]。
調理方法
食材を煮込んでスープを作り、その後しばしばふるいやチーズクロスで濾される。直前に細かく切った魚介類や鶏肉は提供する直前に加え、火が通るまで煮込む[1][2]。
提供
トムソムは食事や食事の一部のほか、アハーン・カップ・クレーム(おつまみ)として食べられる[2]。
関連項目
脚注
- ^ a b c d e Grachangnetara (7 March 2019). “Thai Soups Explained: Tom Kha, Tom Yum, Tom Kloang and Tom Som”. Michelin. 6 March 2021閲覧。
- ^ a b c Ricker, Andy; Goode, J. J. (2017) (英語). POK POK The Drinking Food of Thailand: A Cookbook. Potter/Ten Speed/Harmony/Rodale. pp. 57–59. ISBN 9781607747741 2021年3月6日閲覧。
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