メタルギアシリーズの登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/11 15:15 UTC 版)
敵対人物
アウターヘブン関係者(MG)
- ショット・ガンナー(復刻版ではショット・メーカー)
- 元スペツナズ。ライアット・ガンの名手。秘密の独房の番人をしている。
- マシンガン・キッド
- マシンガンの使い手。元SAS(スペシャル・エアー・サービス)の隊員。
- アーノルド (復刻版ではブラッディ・ブラッド)
- アウターヘブンが開発したTX‐11型、サイバロイド。無敵の体を持つと言われるが、ロケットランチャーで倒す事が可能。
- カワード・ダッグ (復刻版ではダーティ・ダック)
- 元過激テロ・グループ「エッグ・プラント」のリーダー。ブーメランを武器とする。「卑怯者(カワード、ダーティ)」の異名に相応しくジェニファーの兄と捕虜2人、そして正面から進むと開く落とし穴を盾にスネークと戦うが、本人の耐久力は低い。
- ファイヤー・トルーパー
- 元GSG-9(グレンツ・シェッツ・グルッペ9)の隊員。火炎放射器を小銃のように扱う。
ザンジバーランド関係者(MG2)
- ランニング・マン
- 昔はバルセロナオリンピックで名を馳せた短距離ランナー。100mを9秒69で走る。ドーピングにより選手生命を絶たれ傭兵となる。後にヨーロッパのテロリズムに参加する。爆薬技術に精通し、超人的な足の速さを活かして自身を囮として追わせ、追跡者を道中に仕掛けたブービートラップで葬る戦術を得意とする。フランスでは過激テログループのLES ENFANTS TERRIBLES(恐るべき子供達)のサブリーダーを務めた事もある。SEK(西ドイツ国内テロ特殊部隊)の間では「ランニングマン」として恐れられている。スネークに敗北後、「チーターが蛇に負けた」の言葉を残し息絶える。
- ウルトラボックス(復刻版ではフォー・ホースメン)
- 密室専門の暗殺部隊。元SAS、GSG-9(グルンツシュッツグルッペ)、UDT(水中爆破工作チーム)のエリート達の集まり。エレベーターの加重力を利用する。
- レッド・ブラスター
- 旧ソ連のルムンバ大学で特殊工作まで学んだ暗殺専門エリート。スペツナズ(ソ連陸軍特殊部隊)を経て爆発物による破壊工作を得意とし、グレネードの名手でもある。
- プレデター(復刻版ではジャングル・イーブル)
- 元偵察(レックス)コマンド部隊出身のハンター。アンブッシュの専門家でジャングルでのゲリラ戦を得意とし、ベトナムや南イエメンではたった一人で2個中隊を全滅させたといわれている。
- ナイトサイト(復刻版では、ナイト・フライト)
- 北ベトナムでグリーンベレー以上にジャングル戦に長けたといわれる伝説のゲリラ部隊「ウィスパーズ」の生き残り。完全無音の銃(ウェイ・ション・ショウ・チャン)で攻撃してくる。最新のカモフラージュシステムにより、特殊装置を用いても目視することはほぼ不可能。
FOXHOUND(MGS)
- バルカン・レイブン
- 声 - 堀之紀/Peter Lurie
- 登場作品:『MGS』
- FOXHOUND隊員。年齢は30代[3]。身長210 cm[3]。ネイティブ・アメリカンとイヌイットの混血[3]で、ミラーの弁によればアサバスカン族とされる。額にワタリガラス(レイブン)の痣があり、全身にペトログリフィスの入墨を施している[3]。バルカン砲をも振り回す怪力と、それを背負ったまま走れる体力、シャーマンとしての超自然的能力を有し[3]、本来、戦闘機に搭載されるM61A1機関砲を個人携行用に改造したものを武器にしている。アラスカ大学卒。
- アラスカのブルックス山脈等、人跡未踏の奥地で罠漁師(トラッパー)として狩りをするのが趣味[3]。フェアバックスで開催される世界エスキモーインディアンオリンピックに毎回出場しており、棒引きや四人運びなどの先住民族の競技で連続優勝している(ミラーの弁によれば四人運びの競技で、合計六人もの大人を運んだという)。
- 最初はM1戦車に乗り込み地雷原でスネークに挑むが手榴弾により戦車が破壊されたため、撤退するがスネークを泳がせるためにわざと負けた[4]。その後、スネークを戦士と認め、地下倉庫でガトリングなどの銃火器で戦いを挑むが爆弾や遠距離ランチャーを利用したスネークの戦法に敗れる。真実の断片を語った後、自らの部下であるカラス達に亡骸を食わせた。
- 本人の強さと生身でのボス戦はレイブンの死角と隙を突いて攻撃するのだが、ベノム兵とスナイパー・ウルフと比べて格段に反応が鋭く簡単に見つかったり反応される上、ガドリング砲を持っているため、真っ向勝負では勝ち目がない。
- 『MGS2』では、フィギュアとして登場。撃つと永遠に弾をばら撒き続ける。レイブンの影を見た直後にオタコンにCALLすると驚く2人の姿が見られる。
- サイコ・マンティス
- 声 - 曽我部和恭(『MGS』)、飯塚昭三(『MGS4』)、家中宏(『MGS2バンドデシネ』)/Dung Stone
- 登場作品:『MGS』『MGS4』『MGSV』
- FOXHOUND隊員。年齢は30代。身長190 cm[5]。強力な念動能力と読心能力[5]、対象の視界を操作する能力を持つ。他人の思念が入り込むのを防ぐ為、常時ガスマスクを着用している。
- ソ連時代のロシアにて生まれるが、出産時に母親を失う。初めて他人の心にダイブした相手は実の父親だったが、その中には彼の出産が原因で妻を失った思いから、彼に対する殺意しかなく、恐怖から衝動的に父親を殺して村を焼き払った。その後はKGBの超能力諜報部員となり、ソ連崩壊後はアメリカに渡り、FBIに籍を置いてサイコメトラーとしていくつかの事件を担当した[5]。
- 特殊なノイズでメリルの精神にダイブ(憑依)し、スネークと対峙させた。しかし、超能力が優れている反面肉体的には鍛えられておらず、弱点を見切り、逆に精神干渉を逆手にとったスネークに敗北。その後はスネークが自身と同じトラウマを抱えた同類であることを見抜き、そんな彼に賭けてみたいという気持ちを抱き、自身の過去を語った後にスネークの為に隠し通路の扉を開く。そして最後くらいは自分自身でありたいと懇願してスネークにマスクを被せてもらい静かに息を引き取った。
- 『MGS4』では、スクリーミング・マンティスとの戦闘後、幽霊として姿を現し、シャドー・モセス事件当時と同じく、スネークに超能力を見せつけようとした。なお、スクリーミング・マンティス自身も彼の人格を暗示で移植されていたが彼女が浄化されたことで消滅した。また、bb部隊をスクリーミング・マンティスを操り間接的に指揮をしていた。
- 小説版『メタルギアソリッドサブスタンスI』にて『V』に登場した第3の子供であったことが確定した。ゲーム本編では両親を殺した事件の後にソ連の超能力研究機関に回収されたようであり、その後の「V」での経緯を考えるに上記の経歴は一部偽装であった可能性が高い。
- 小説『サブスタンスI』ではキプロスの上空でビッグ・ボスの報復心に感応して能力が制御不可能になり乗っていた飛行機を撃墜させた時に両親を死なせたという設定に変更されている。またこの出来事から他人の思念(主により強い報復心)に感応し能力が増幅され人格も影響を受けるようになってしまう。なお『V』内では燃えるクジラや空を飛ぶ炎の馬など明らかに非現実的な力が使われているが、小説版によるとこれらはヴェノムの視覚障害と第3の子供の増幅された能力が合わさった結果、見えていた幻覚である。
『MGS4』発売当時PlayStation 3(PS3)のデュアルショック機能を巡ってPS3のメーカーであるソニーと米イメーション社が争っていた影響により振動機能のないSIXAXISになっていたため問題解決後のDUALSHOCK 3を使用している状態でマンティスの超能力を見せつけるムービーでマンティスが「振動が戻ってきた!」や「よかった、考え直してくれたのか…」とつぶやき、最後には小島の肉声に変わり「久夛良木さーん!!」と叫ぶシーンがある。
- スナイパー・ウルフ
- 声 - 中村尚子/Tasia Valenza
- 登場作品:『MGS』
- FOXHOUND隊員。年齢は20代。身長176 cm[6]。紛争地帯の出身で、北方アーリア系の血を引く金髪のクルド人[7]。狙撃技術と持久力をネパール出身のグルカ兵から教わり、7日という狙撃体制維持記録日数を持つ。弾丸に水銀を詰めた特製マーキュリーチップを使用し、抗不安薬を服用している[6]。
- ビッグ・ボスに拾われてアメリカへ渡った後、戦場を傍観する立場としてスナイパーになり、FOXHOUNDへと入隊する。スナイパーとしての誇りやプライドは非常に高く、一度自分がしとめると決めるとその相手しか見えなくなり、時には恋愛感情すら持つという。その為、自身の狙撃を逃れて逆に反撃に成功したスネークに対して強い執着心を抱くようになる。しかし、一方で多くのウルフドッグ達を「家族」と呼んで面倒を見ており、仲間に始末されそうになった彼らの世話を買って出てくれたオタコンに対しては心を許していた模様。また女、子供が傷つくのもあまり好まず、メリルを助けたのはスネークに対する囮であると同時にこういった想いもあった。自身を助けたビッグ・ボスのことは今でも尊敬しており、英雄サラディン(クルド一族出身のイスラムの英雄)と同一視しているほど。
- 通信塔で、スネークと一緒にいたメリルを襲撃して負傷させる。一度目の戦いでは、敗退したように見せかけ、スネークの背後を取って彼を捕らえる。スネークの脱走後は再び彼を狙うが、二度目の戦いで敗北した際に肺を撃たれた傷が致命傷となり、自分がもう助からないことを悟る。緩慢な死を嫌い、スネークに「お前のような男に殺されることを待っていた」と、自分を殺すよう懇願し、頭部を撃たれて死亡した。
- オタコンは、生まれた瞬間からどうしようもない運命を強いられていたという境遇の一致から、ウルフに惹かれていたことが小説『サブスタンスI』で語られる。ウルフの方も内心では彼のことは意識していたが、自分と同じ世界に巻き込まない為にあえて冷たくあしらった。そして結局、2人の道が交わることは最後まで無かった。
- 『バンドデシネ』ではゲーム版同様、最後に撃たれた傷が致命傷となってもう助からないことを悟るが、スネークに頭部を撃つよう懇願はせず、駆け付けたオタコンに「あんたは、私に思いやりを見せてくれた」「本当に大切なものを見失っていた私の唯一の光」という感謝の言葉を告げて息を引き取る[注釈 3]。
- スナイパーの戦いとして、ライフルがメインの戦いになるが、二回戦目はスティンガーやリモコンミサイルでも倒せる[注釈 4]。
- デコイ・オクトパス
- 登場作品:『MGS』
- FOXHOUND隊員。年齢、身体情報、経歴などは不明[8]。変装の達人で、声や血液までも変装対象のそれに似せる[9]。スネークから情報を引き出すべく、死亡したDARPA局長に化けたが、独房にてスネークと接触したことにより、FOX-DIEに感染して死亡した。
- レイブンとの対決後にスネークはこのことを聞かされるが、序盤にスネークが独房で対面した際、「奴らの蹶起さえなければ、メタルギアを量産する計画だった」と発言しているなど、シャドー・モセス島事件を政府側の人間が用いた「蜂起(ほうき)」ではなく、FOXHOUND側の人間が用いた「蹶起(けっき)」という言葉で表現しているなど、実はゲーム中に伏線が存在する[注釈 5]。また、スネークがオセロットの拷問を受けるイベントでは、リキッドが「(DARPAの)局長のようにしくじるな」[注釈 6]「ベイカー社長とオクトパスの死因も調べなければならない」と発言するなど、ここにも伏線が存在する。
デッドセル(MGS2)
- フォーチュン
- 声 - 冬馬由美
- 演習仮想敵部隊「デッドセル」の元リーダー。通称「幸運の女神」。撃ち込まれた銃弾は全て逸れ、グレネードも不発になるという驚異的な幸運の持ち主とされていたが、これは「愛国者達」が開発した電磁波兵器によるものである。本人は、私生活での不幸の上に成り立っている幸運と語っている。大型の個人携行用レールガンを使い、その威力はビッグシェル内の資材やフォークリフト、連絡橋すら壊すほど強力。
- ボス戦では電磁波兵器のせいで彼女を倒す事は絶対にできないのでイベントが始まるまで逃げ続けるしかない。
- 本名はヘレナ・ドルフ・ジャクソン。海兵隊司令官スコット・ドルフの娘。タンカー事件での父の死亡と夫であったジャクソン大佐の逮捕と獄死が原因で母が自殺し、自身もそのショックで体調不良となり、流産した。家族を失った彼女は復讐のために軍に入り、夫ジャクソンが率いていたデッドセルのリーダーに就いた。これまでの不幸は全てタンカー事件の首謀者であるスネークのせいと思い込んでいる。
- アーセナルギア上にて本性を現したオセロットに銃を向けたが、この時に電磁波兵器の効果はなく左胸を撃ち抜かれる。しかし、心臓が右にあるという「幸運」から即死せず、更にはメタルギアRAYの放つミサイルを電磁波兵器無しに全弾逸らすという「奇跡」を起こして雷電、ソリッド・スネーク、ソリダス・スネークを攻撃から守ったが直後に力尽き死亡。
- 「SNAKE TALES」では、ただ運が良い明るい女性として登場している。
- ヴァンプ
- 声 - 置鮎龍太郎(『MGS2』)、塚本晋也(『MGS4』)
- 登場作品:『MGS2』『MGS4』
- デッドセルの元隊員。ルーマニア出身のナイフ使い。「水面を走る」「垂直の壁を駆け上がる」などの超人的な身体能力を持ち、更には体内のナノマシンにより「頭を撃たれても死なない」という不死性まで持ち、筋肉の動きから相手の動きを先読みすることで、銃撃を華麗に避けることが出来る。
- 幼い頃に教会で爆弾テロに遭遇、家族を全て失い、自身は教会の十字架が胸に突き刺さったまま瓦礫の下で丸二日間を過ごす。このとき、救出されるまでの間、家族と自分の胸から流れ出た血を舐めて生きながらえ、それ以降、血を啜る癖を持ったことと、バイセクシャルであることから、「Vampire」の略称に加えて「誘惑する」、「妖婦」といった意味を持つ「ヴァンプ (Vamp) 」がコードネームとなった。デッドセルの初代リーダーであるジャクソン大佐と、その妻であり二代目リーダーのフォーチュンに対して並々ならぬ忠誠心を抱いている。彼がビッグ・シェルの占拠に臨んだのも彼等への畏敬の念と、アメリカに対する純粋な復讐心からである。また、フォーチュンの父親であるスコット・ドルフの愛人だったという噂がある。
- オイルフェンスにてエマに致命傷を負わせたが、自身も雷電の狙撃で海へ転落した。その後の消息は不明であったが生存しており後にリキッド・オセロットと合流した。
- 『METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY THE MAKING』では、ローズマリーの背後にヴァンプの姿が見える事や、設定当初は女性となるはずだったことが明らかにされた。 当初、声の担当は塩沢兼人であったが企画段階で死去した為に新たに配役とし、塚本晋也で決定。台本まで作ってあったが、都合により出演できなくなり急遽、置鮎龍太郎に変更。『メタルギアソリッド4』では2の予定通り、塚本に変更された。
- ファットマン
- 声 - 塩屋浩三
- デッドセルの元隊員。爆発物のスペシャリストで、通称「爆弾王」。「史上最高で最低の男」を自称する。コードネームの「ファットマン」は1945年8月9日、長崎に投下された原爆のコードネームである。
- 時計職人の息子として生まれ、少年時代は親の仕事場で遊ぶことが多かったために、時計のような機械類に過剰な思い入れを持つ。10歳の時、インターネット上から手に入れたとあるマニュアルから原爆を組み立て、爆弾界では知らぬ者のいない有名人となる。それをきっかけに爆弾制作に没頭し、インディアンヘッド(海軍爆発物処理学校)、核緊急支援隊NESTを経てデッドセルへと入隊する。自身を「アーティスト」と称し、自ら設置した爆弾に愛用の香水を振りかけている。指が女性のように細く綺麗で、更にそれを常に動かしていないと気が済まない性分の持ち主。拳銃の組み立てと分解、指の手入れを趣味としている。座右の銘は「笑う門には福来たる(Laugh and grow fat)」。彼自身の目的はスティルマンとの対決であり、新型爆弾の機能を見抜けずスティルマンが死亡することで彼の勝利となった。
- 実はデッドセルの中では唯一今回のテロが最初から演習である事を知っており、彼の役割は雷電が先の演習に進むに足るかどうかをテストする試験官であり、彼自身は上記のスティルマンとの勝負を交換条件に引き受けた。
- ビッグ・シェル占拠事件では同施設に大量のC4爆弾を設置、雷電と対峙した際には防爆スーツに身を包み、ローラーブレードを履いてその巨体に似合わぬ敏捷な動きを披露しつつ、ヘリポートにC4爆弾を仕掛けて回った。ビック・シェル編の実質の最初のボスで、ボス戦ではC4プラスチック爆弾をヘリポートのどこかに仕掛けながらグロック18マシンピストルで攻撃、ローラーブレードで走り回る。また、ファットマンを倒しても起動している爆弾が残っている場合、それを冷凍しない限り勝利したことにならない。『バンドデシネ』では、大量の手榴弾をばら撒く攻撃と鞭のようなもので攻撃する姿も見せている。雷電に倒され、最後に置き土産と称して特大のC4爆弾を残して事切れた。
コブラ部隊(MGS3)
GRU(MGS3)
- エヴゲニー・ボリソヴィッチ・ヴォルギン
- 声 - 内海賢二
- 登場作品:『MGS3』『MGSV』
- 要塞グロズニィグラードを本拠地とする、ソ連ブレジネフ派の軍人で階級は大佐。体に1000万ボルトもの電流が流れいるため、西側ではサンダーボルトのコードネームで恐れられている。非常に残忍な性格をしており、他人を嬲ることに喜びを感じるらしく、作中でも拷問の際にはビッグ・ボスに水をかけた上で拳での殴打や放電をする。
- イワン・ライデノヴィッチ・ライコフ
- 声 - 堀内賢雄
- 登場作品:『MGS3』『MPO』
- 初登場は「MGS3」
- グロズニィグラードに勤務するソ連軍人で階級は少佐。かなりの美形であり、ヴォルギンの愛人の一人。ゲイであり、他のソ連兵が容易く引っかかる「雑誌」にも興味を示さない。マカロフを使用するが、射撃センスはお世辞にも良いとは言えない。
- 本作での彼の役割は、スネークに倒されて服を奪われる事だけである。また彼に変装すると当然マカロフのホルスターを一緒に下げる事になるが、使用は出来ない。
- 「MGS2」に登場する雷電に酷似しており、声優は勿論のこと、接近戦での格闘スタイルも同じであるが血縁関係は一切無い。またミドルネームの『ライデノヴィチ』とはロシア語で、「ライデンの息子」という意味がある。
- 「MPO」でも引き続き登場。階級は少佐。
- ヴォルギン死後のGRU内部における権力競争に負けてサンヒエロニモ半島に左遷されるが、ここでも奇行が目立った為反乱軍に逮捕・監禁される。
- 特定の条件を満たすことでプレイアブルキャラクターとなる。ショットガンの扱いに秀でており、グラビア雑誌に引っかからない「芸術家」のスキルを持つ。但し、格闘スタイルは変更され、スネークと同様のものとなっている。
- 詳細は「雷電 (メタルギアシリーズ)」を参照
- ジョニー
- 声 - 今村直樹
- 詳細は「ジョニー一族」を参照
FOX(MPO)
ビューティー&ビースト部隊(BB部隊)(MGS4)
- ラフィング・オクトパス
- 声 - 相元晴名 /飯塚昭三
- レイジング・レイヴン
- 声 - 菊地由美/飯塚昭三
- クライング・ウルフ
- 声 - 平田絵里子/飯塚昭三
- スクリーミング・マンティス
- 声 - 夕貴まお/飯塚昭三
XOF(MGSV)
- スカルフェイス
- 声 - 土師孝也
HQ (本部)
HeadQuartersの略称。MGSVでは、CP(Command Post(戦闘司令所)の略称)という略称で登場する。 メタルギアソリッドシリーズ及びポータブルオプス、ポータブルオプスプラスに登場。全ての作品において姿を表さず、声のみの出演である。ほとんどのゲームで、ナレーションは不明。基本的に敵兵士が連絡をした時にしか声が聞けないが、例外としてMGS2では敵兵士の定時連絡が途絶えた際に周囲にいる敵兵士へ確認を促すシーンが、MGS3では敵兵士以外からの連絡に反応するシーンが、MGSVでは監視カメラの無力化により付近の敵兵士へ確認を促したり、上空にいるヘリコプターに対する攻撃指示をするシーンが存在する。 作中においては一切言及されない。
注釈
- ^ 左遷にしても年齢に不釣合いな大出世だが、これについては海軍の提督に取り入って気に入られたからである事が仄めかされている。
- ^ 独房に彼の遺体が転がっており、かなり傷んでいる。
- ^ スネークは彼女の死を確認すると、「逝ってしまった…」と呟いて看取る。
- ^ 一回戦目ではスティンガーはまだ入手できず、リモコンミサイルは電波障害のエリアなので使用不可。
- ^ DARPA局長は政府側の人間であり、本来なら「蜂起」と呼んでいる筈なため、スネークはこの時点で発言に若干の違和感を感じている。
- ^ オセロットに対する発言であり、オセロットはこれに対し「わかっています。あれは事故だったんです」と嘘をついている(実際は事故に見せかけて意図的に殺害している)。
- ^ チェコ人およびスロバキア人におけるヘフナー(ヘフネル、Heffner)姓は、実際には男性の姓であり、女性はヘフネロヴァー(Heffnerová)姓である。
- ^ 社会主義時代の旧チェコスロバキアには内務省国家安全保障隊(チェコ語:Sbor národní bezpečnosti, SNB)に同じ略称「StB」の「国家保安部」(チェコ語:Státní bezpečnost 、1990年廃止)が実在したものの、公式設定の「チェコ国際秘密警察」という名称とは大きく異なる。
- ^ マイクロ波による距離感知機能であり、2m以内に接近すると残りカウントに関係無く30秒以内に爆発すると言う仕組み。スティルマンは死ぬ間際に「離れた位置から冷却スプレーを噴射しろ」と最後の助言をしたが、A脚脚底部の爆弾では限界まで接近しても異常は起こらない為、この機能はキャンセルされていたと思われる。
- ^ 小説版ではドレビンがオールド・スネークに自己紹介をする際、自身が「裸の銃」を取り扱っている事にちなみ、自分の名前を映画「裸の銃を持つ男」の主人公、フランク・ドレビンから引用している様な内容を示唆している記述がある。
出典
- ^ a b c CP事業部 1998, p. 16.
- ^ a b CP事業部 1998, p. 19.
- ^ a b c d e f CP事業部 1998, p. 45.
- ^ 1回目のバルカン・レイブン戦後のイベントより。
- ^ a b c CP事業部 1998, p. 32.
- ^ a b CP事業部 1998, p. 34.
- ^ CP事業部 1998, pp. 34, 43.
- ^ CP事業部 1998, p. 47.
- ^ CP事業部 1998, pp. 46–47.
- ^ a b CP事業部 1998, p. 17.
- ^ CP事業部 1998, p. 23.
- ^ a b CP事業部 1998, p. 62.
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