S・Aメンバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 02:32 UTC 版)
華園 光(はなぞの ひかり) 声 - 浅野真澄 / 後藤邑子 3月20日生まれのO型。身長155cm。家族構成:父(次郎)・母(昌子)・兄。好きな食べ物:おにぎり。 1-SA→3-SA。学年2位(一度中間考査で13位、庵にも一度だけ抜かれて3位)。金持ちだらけの作中では珍しく、庶民であり大工棟梁の娘。 本作の主人公で万年2位。「放課後☆滝島CLUB」の副会長。それを長所と自称するほどに誰よりも努力家で、曲がった事が大嫌い。裏表のない素直な性格で嘘が下手。勝負事が大好きで常に前向きだが少々考えなしな所も。お人好しで困っている人を見るとほっておけないため、いつも周囲を(主に彗)を巻き込む。祭りややぐら、神輿が大好き。 長い黒髪が特徴的な美人で赤いドレスが良く似合うらしいが、中身や話し方は外見に反して女らしいとは言えず、がさつで少し乱暴(母親にはゴリラやブルドーザーに例えられたり、嫁の貰い手がないと嘆かれていた)。口調は「~だな」「~だぞ」「お前は~」など特徴的。何かをしでかしてしまった時や頼み事をする時は、誠意を表し正座する事が多い。 プロレスを幼い頃からやっており、ファンキュ兄弟のファン。お兄ちゃん子で甘える時はプロレス技を掛ける。彗の父親とは会うたびにプロレス技を掛け合っている。自信があったプロレスで彗に負けた事をきっかけに「打倒・滝島」を目標としている。父親に頭を下げて、学費の高い白選館の初等部に入学したのもそのためである。 大工の娘だけあって手先は器用。意外にも裁縫は得意だが料理は得意でなく、カレーを作ると雑巾を絞ったような味がしたり、握ったおにぎりがあり得ない重量をしていたりする、破壊的な料理の腕の持ち主。爆発が起きる事もある。 熱を出したり酒を飲むと普段では考えられないほど甘えん坊になるが、当人は全く覚えていない。なお、間違えて酒を飲んだ時は凶暴性も増していた。 他人の表情や想いには敏感だが、自身の恋愛面に関しては非常に鈍感で他人からの好意には全く気が付かない。ある事をきっかけに彗の事が好きだと自覚したが、誤解や横槍が入りなかなか結ばれなかった。最終的に彗とは両思いになり付き合う事となったが、様々な理由から前途多難な上、父親の仕事の都合で九州に行く事になる。 滝島 彗(たきしま けい) 声 - 神谷浩史(まんがDVD)、鈴村健一(ドラマCD) / 福山潤(幼少期 - 清水香里) 11月22日生まれのA型。身長175cm。家族構成:父・母・弟。好きな食べ物:光が作ったもの、煮物 1-SA→3-SA。学年1位。滝島グループ社長子息。明と八尋とは幼馴染。 「放課後☆華園CLUB」の会長らしい。一度見たものは一度で覚えられ、何でも完璧にこなす超人であるが、光の事となると全く上手くいかず、10年近く片思いしていた。眼光が鋭く基本的に無表情であるが、光に関わる事となると喜怒哀楽が激しくなる。普段は誰に対しても敬語で話すが、光に関わる事で激怒すると口調が荒くなる事も。色素が薄く睫毛が長い美形であるため女子からかなり人気があるが、やはり光以外には興味がない。不器用で言葉足らずなため他人に本心を伝えるのが苦手だが、彗なりに家族や友人を大切に思っている。 父から仕事の手伝いをよく頼まれるため、高校生ながら重要な会議などに出席する事もある。その超人さゆえ、弟の翠にさえ気味悪がられ避けられていると思っていたが、光を通して誤解も解けて仲良くなった。幼い頃から同年代の子供と遊んでも彗の超人さに相手が付いていけず泣き出すため、彗自身も株の動きを見るなど一人でいる方が楽しい子供だった。 6歳の頃に父親同士のプロレス繋がりで光と出会い、プロレスで勝負する事になるが呆気なく彗が勝つ。だが光は再度勝負を申し出てたばかりか、負けても負けてもしつこく勝負を挑んできたため、今まで出会った人間と違う光が気になり始める。初めは光が理解できずにイライラしてしまい、会うのも嫌なほど苦手にしていた。 次第に自分に向かい合い、何度も勝負を申し込んでくる真っ直ぐな光を好きになる。光の事をわざと「二位さん」と呼んでからかって煽り、怒った光に追いかけて貰えるのを喜んでいる。光のためならどんな無理や困難でも厭わない。あまりにも鈍過ぎる光にイヤミを言う事もあるが、もちろん鈍過ぎて伝わらずに余計にショックを受ける事も。全校生徒の前で公開告白しても光本人に伝わらないほど報われず、自分の行動が光を怖がらせていると誤解して離れようともした。最終的には光と付き合う事になった。 2年生になって転入してきた庵が光と仲良くなってゆく様子を見て、ヤキモチを妬き「常盤 庵、抹殺」を目標にした。光に近付く男には容赦せず、光の兄すらも危険視しているほど非常に嫉妬深い性格である。 光から九州行きを告げられた際は理解を示したかに見えたが、実は納得しておらず「九州には行かせない」とSAや八尋達を道連れにして、ある計画を提案する。 アニメでは原作よりも表情豊かである。 狩野 宙(かりの ただし) 声 - 森田成一 / 下野紘 9月9日生まれのB型。身長169cm。家族構成:父・母(白選館理事)・祖父。好きな食べ物:甘いもの全般(明の手作りが特に)。 1-SA→3-SA。学年5位。(庵の転入により6位)。白選館学園理事長子息。 考査の成績で学年5位以下をとると理事長である母・菫に「すまき」にされる罰を受ける(アニメでは「バンジージャンプの刑」だった)。 いつも自然体な野生児で団体行動が苦手。マイペースで単純であり、込み入った話やややこしい話が嫌い。歯に衣着せぬ言動が多く、考えなしに見えるが洞察力は鋭い。放浪癖があり自然が大好きで、特に山が好き。SAで唯一、バイクの免許を持っている。比較的SAの中では庶民地味た感覚があり、光とはよく気が合う。 明に対して余計な一言を言っては殴られるシーンが多く周りが不憫がる事もあるが、殴ってきたり反撃してこない=元気のない明が苦手。一方で明の作る菓子が好き。明からの告白により、付き合う事になる。 SA内では年相応の健全な男子高校生であり、ちょっとした機会にさりげなくエロトークを振るが空振りに終わる。何かにつけてタイミングが悪く、偶然だが光と彗がいい感じの時に何度も邪魔をしてしまい、よく彗にも殴られてしまう。 両親は共に物凄いフェロモンの持ち主だったとされるが、全く遺伝されなかった様子。しかしSAがモデル集団のようだと言う表現が数回ある事から美形と推測され、黒泉学園理事長の孫娘からは狙われている。 コミックス巻末おまけマンガ「それゆけ宙くん」では、自分の人形「僕 宙」を使って遊んでいるが、他の登場人物らからは白い目で見られている。 東堂 明(とうどう あきら) 声 - 浅川悠 / 生天目仁美 4月19日生まれのB型。身長159cm。家族構成:父・母。好きな食べ物:クロワッサン・エクレア・メレンゲ。 1-SA→3-SA。学年6位。(庵の転入により7位)。航空会社社長令嬢。彗と八尋とは幼馴染。 マイセムの茶器がお気に入り。ティータイムをこよなく愛している。黒髪ショートヘアの大人びた美人だが女の子や可愛いものが好きで、光は特別大好きなため何かと彗の邪魔をしている。イベントや派手な催しものが好きらしい。 不注意から宙に好きな事がバレてしまい、そのまま告白してSA内初のカップルとなった。鈍感(と明は思っていた)な宙にヤキモチを妬かせるために、彗と光に手伝ってもらった事がある。ただしこの時のWデートでは、宙と光が楽しそうにしていた。 幼い頃は泣き虫で高圧的な八尋に怯えており、彗は我関せずな上、八尋が影で働きかけるため友人が出来ずにいつもひとりぼっちだった。しかし心の奥底では仲の良い普通の幼馴染に憧れており、絵本の仲良しな幼馴染3人組と自分たち3人を重ねていた。そんな時に八尋を怖がらずに近寄ってきた光と友人になり、光の影響を受け、長かった髪をバッサリ切って八尋に勝負を挑む。ある誤解から八尋を嫌っており、勝利した後は自分から遠ざける事に成功する。それからは普通に友人を作れるようになり、彗にも少しずつ憎まれ口を叩けるようになった。 光をきっかけに再び八尋と彗との3人での交流が始まり、3人の関係が少しずつ変化し始めた事に気がついていた。後に八尋とも普通に会話するようになる。このため自分や周囲に影響をもたらす光を特別視していて、友人の中でも特に大切にしている。今では大抵の事は言えるようになり、どちらかと言えば喜怒哀楽の激しい性格となった。 山本 芽(やまもと めぐみ) 声 - 仲西環 / 高垣彩陽 2月14日生まれのAB型。身長152cm。家族構成:父・母(鈴40歳)・双子の弟。好きな食べ物:イチゴ・のど飴。 1-SA→3-SA。学年4位。(庵の転入により5位)。天才音楽一族の令嬢。 ウェーブの茶色のロングヘアーで歌手にスカウトされるほど容姿は可愛い。 両親が海外を飛び回っているため純と二人暮らし。そのため、幼い頃から一緒にいる竜にべったりで兄のように慕っている。基本的には大人しくてのんびり屋だが、竜が絡むと場合によっては激しい性格となる。寂しがりやで、千歳やフィンが竜に懐いた時はヤキモチを妬いていた。感受性が豊かで他人の表情や変化に気がつくのが早い。テストでは開始5分で寝てしまうため、竜を心配させている。 喉を大事にしているため、会話は全てスケッチブック(後に八尋から貰った書いたり消したりできるボードになる)での筆談で行う。歌う事やオペラなどが大好きだが、天才的すぎる歌唱力のため制御できないまま歌うと、一般人には破壊的な歌声となってしまう。作中後半、八尋のおかげで美しい歌声で歌えるようになってきている。番外編ではブ・ドー館でライブまでするほどになった。 明と宙が付き合っているのが八尋に知れると何をされるかわからないと誤解して、彼女が出来れば手出ししないだろうと八尋に近づいたが、それをきっかけに八尋に惹かれていく。上記の理由から滅多に声を出して話さないが、八尋が絡むと思わず声を出して話してしまう事がある。片思いだが健気でめげない。アプローチは積極的にしているが、両思いになれなくてもいい、と八尋の幸せを願っている。そんな芽に戸惑いつつも八尋も惹かれ始める。 ウサギが好きらしい。偶然だが、八尋が桜と友人になるきっかけを作ったのはウサギのヤッピーであったし、八尋が彗や光をからかう時によくウサギの着ぐるみ(ヤッピー)を利用している。 ファンブックにて片付けられない女だという事が発覚した。 山本 純(やまもと じゅん) 声 - 保志総一朗 / 代永翼 2月14日生まれのAB型。身長167cm。家族構成:父・母(鈴40歳)・双子の姉。好きな食べ物:ルッコラが入ったサラダ。 1-SA→3-SA。学年3位。(庵の転入により4位に)。天才音楽一族の子息。芽の双子の弟。 線の細い美少年。 両親が海外を飛び回っているため芽と二人暮らし。そのため、幼い頃から一緒にいる竜にべったりで兄のように慕っている。芽同様、基本的には大人しくてのんびり屋だが、竜が絡むと場合によっては激しい性格となる。寂しがりやで、千歳やフィンが竜に懐いた時は芽と共にヤキモチを妬いていた。感受性が豊かで他人の表情や変化に気がつくのが早い。テスト中はすぐに飽きてしまい、鉛筆を鼻の下でくわえて足をぶらぶらさせているため、竜を心配させている。 芽のようにスケッチブックで会話するほどではないが寡黙。だがスーパー銭湯にハマった際は、光に良さを説明するため普段からはありえないほど饒舌になった。バイオリンが好きだが、天才的すぎる音楽の才能ゆえコントロールできずなかなか上手く弾けない。桜相手に一生懸命練習している。 子供の頃にテレビで見た「女性の前であがってしまう人が積極的になる」という催眠術にかかってしまい、女性にキスをされると性格が変わる(裏☆純)。桜にアプローチされるうちに次第に桜を好きになるが、桜と目を合わせるだけで裏☆純と普段の純が入れ替わってしまうようになり、逃げ回っていたがはっきりと気持ちを伝えることで乗り越えた。現在は桜と付き合っている。 辻 竜(つじ りゅう) 声 - 野島裕史 / 堀江一眞 5月4日生まれのA型。身長186cm。家族構成:父・母・姉(忍18歳)。好きな食べ物:辛いもの全般。 1-SA→3-SA。学年7位。(庵の転入により8位)。スポーツメーカー社長子息。 芽・純だけでなく動物やチビっ子に異様に懐かれる体質を持っており、面倒見もいい。動物の事になると人が変わりムツゴロウさんのようになる。また、男でも惚れてしまうような微笑みの持ち主らしい。 芽・純をとても大切にしている。フィンも懐いたため、後日芽・純とフィンが竜の取り合いで勝負になった事がある。無意識に何気ない言葉で人をメロメロにしている時がある(天然タラシ)。頼りがいのある性格で落ち着いており、SA内で最も気を遣っている人。 SA最下位なので他クラスの生徒からは軽く見られがちだが、本来はもっと上を狙える実力を兼ね備えている。ただ苦労性のため実力が発揮される事がない。考査の成績が毎回学年7位になるのは、芽と純のテスト態度が原因である模様。十分個性的な人間だが、登場人物らのキャラが濃すぎてSA一まともな性格に見える。 幼い頃、忍に首に紐を巻かれて犬の散歩ごっこをされて以来、首に何かを巻くのがトラウマになりネクタイを締める事がない。忍にはちょっと変わった姉弟愛を向けられている。 フィンが光と結婚するために協力する事となり、偶然フィンの秘密を知ってしまう。それ以来異性として意識し、さらに後にフィンと付き合うようになるが、まともな女性になろうとしているフィンにどう接していいか困惑する日々を送る。 アニメ版では高層マンションに住んでいるが、なぜか象も収容できる広大な温室動物部屋がある。
※この「S・Aメンバー」の解説は、「S・A」の解説の一部です。
「S・Aメンバー」を含む「S・A」の記事については、「S・A」の概要を参照ください。
- S・Aメンバーのページへのリンク