釋迦如來とは? わかりやすく解説

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しゃか‐にょらい【釈迦如来】

読み方:しゃかにょらい

釈迦牟尼(むに)の尊称


釈迦如来

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/02 05:07 UTC 版)

釈迦如来
国宝木造釈迦如来坐像(室生寺
釈迦如来
梵名 शाक्यमुनि
別名 釈迦牟尼仏
釈迦牟尼如来
釈迦牟尼世尊
釈尊
牟尼
釈迦尊
種字  バク
真言・陀羅尼 ノウマクサンマンダ・ボダナン・バク
経典法華経
信仰 上座部仏教
大乗仏教
浄土 霊山浄土
関連項目 多宝如来
文殊菩薩
普賢菩薩
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釈迦如来(しゃかにょらい)は、歴史的に実在した仏陀であり、仏教の開祖である釈迦(ゴータマ・シッダッタ、ゴータマ・シッダールタ、ガウタマ・シッダールタ、瞿曇悉達多)の如来としての名。釈迦牟尼仏、釈迦牟尼如来、釈迦牟尼世尊に同じ。

仏教史における釈迦如来

上座部仏教

上座部仏教では、理仏[1]ではない、歴史上に実在した釈迦生身如来を指す。

大乗仏教

大乗仏教では、三身説に説くように、理仏である法身仏が現世の人々の前に現れて教えを説いた姿、応身仏、あるいは報身仏であるとされている。

伝承による釈迦如来の過去世

スメーダ(『ブッダワンサ(仏種生経)』『ジャータカ』)
燃燈仏のもとで修行していた行者。燃燈仏から、未来に仏陀になると予言される。
浄幢菩薩(『ラリタヴィスタラ(方広大荘厳経)』)
スメーダが輪廻転生を繰り返し、兜率天に生まれた姿。釈迦の前世。
長邦(『観世音菩薩往生浄土本縁経』)
バラモン僧。早離(そうり)、速離(そくり)という子がおり、それぞれ観音菩薩勢至菩薩となる。

仏像としての釈迦如来

釈迦如来を表す梵字

釈迦如来は、インド以来、広く仏教の流布した地域で造像されるようになった。その中心は、実在の釈迦の伝記としての仏伝を絵解き風に造形化したもの、あるいは、その一場面を単独で造像したものなどであった。

日本では、誕生像、苦行像、降魔像、説法像、涅槃像などとして造像が行なわれた。なかでも説法像が一番一般的な造形であり、説法印などによって、釈迦が法を説く姿を表現している。

作例としては、奈良の法隆寺金堂、京都の蟹満寺の銅像、奈良の室生寺金堂、京都の大報恩寺の木像などが著名となっている。また、京都清凉寺の瑞像を模した清凉寺式釈迦如来も広範に流布している形式である。

釈迦三尊として祭壇に置かれる場合が多く、脇侍は文殊菩薩普賢菩薩が多い。法華宗日蓮宗では三宝尊一塔両尊の形式がとられることが多い。これは中心が題目の書かれた多宝塔宝塔)で両脇に釈迦如来と多宝如来が祭祀者から見て左右に並び、その下にとしての日蓮像がある。

主な釈迦如来像

国宝
重要文化財・その他

舎利信仰

日本では、タイ、あるいはスリランカ政府より公式贈呈された遺骨が浅草寺道成寺覚王山日泰寺釈迦山大菩提寺に祀られている。

フィクションにおける釈迦如来

釈迦如来にちなむ事物

  • 釈迦牟尼(にくるべ)という苗字がある。

関連項目

脚注

出典


釈迦如来

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 03:47 UTC 版)

「仏像」記事における「釈迦如来」の解説

釈迦如来は、唯一現世悟り開いた実在人物とされるガウタマ・シッダールタ釈迦)を基に神格化脚色重ねられ結果として形成された仏(如来)を指す。左右に脇侍付いた形式釈迦三尊という。脇侍としては、文殊菩薩普賢菩薩多く梵天帝釈天、あるいは十大弟子である阿難摩訶迦葉が付くこともある。

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「釈迦如来」を含む「仏像」の記事については、「仏像」の概要を参照ください。


釈迦如来(しゃかにょらい)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 02:55 UTC 版)

西遊記」の記事における「釈迦如来(しゃかにょらい)」の解説

西方霊山雷音寺住み天帝依頼孫悟空退治した天界暴れ強者こそが尊いとして天帝に位を譲れという孫悟空痛罵し、その力を見せてみよと挑発した。如来の右の手のひらから飛び出せるか賭けをすることになり、悟空觔斗雲きんとうん)で飛び去るが、はたして最果て天の柱如来の指であったまやかしの術だと抗弁する悟空を手で打ち据え押さえつけて、五行山閉じ込めて封印してしまう。

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釈迦如来

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 22:19 UTC 版)

西遊記 (ゲーム)」の記事における「釈迦如来」の解説

登場はしないが、話の中で登場し八鬼衆との敗戦決定的になると観音によってどこかに匿われている。

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釈迦如来

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 16:39 UTC 版)

妖怪道中記」の記事における「釈迦如来」の解説

輪廻界で最後の審判下すPCE版では、くだらない質問攻め足止めしてくるニセモノ登場する

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釈迦如来

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 02:58 UTC 版)

宗柏寺」の記事における「釈迦如来」の解説

傳教大師最澄作とされ崇敬集めた

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