四学年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 15:39 UTC 版)
制服の色は紫(初期の頃は青みがかっている)。妙に癖のある人物が揃っている。一人一人の個性・自己主張が非常に強く、基本的に団結力はない。ただし、アニメ版では笑い続ける守一郎に対し全員でぶちぎれて団結し制裁を下したことがある。三年生とは仲が悪く、いがみ合っている。年齢はタカ丸を除き全員13歳。 平 滝夜叉丸(たいらの たきやしゃまる) 声 - 高木渉 演 - 岡山智樹 四年い組の生徒。水瓶座、B型。体育委員会所属。原作・アニメ版と共に孫兵と同時期に初登場。 戦輪の名手で、学年一の成績と自称している。武道大会で2連覇を達成、課外活動で一年は組の助っ人として活躍するなど実力は確かだが、過度の自惚れ屋で自分の才能に陶酔しきっており、登場してはよく自分の自慢話をしてくるので、きり丸曰く「性格はカス」。しかし、面倒見の良さや目上に対する礼儀も持ち合わせており、体育委員会では委員長である小平太の宥め役になっており、苦労人の印象もある。第2期では本気で怒らせると怖い一面もあった。三木ヱ門とは似た者同士で仲の悪いライバル。学園長思い付きの各学年・教職員対抗夏休み争奪戦で自惚れな性格が災いして「目艮金竟」の簡単な暗号の答えが「眼鏡」だという事が分からずに惨敗し、彼の学年だけ夏休みを返上されてしまい、同級生に総すかんを食らった。掃除嫌い。 愛用している戦輪の名前は「輪子(りんこ)」。石火矢も得意であるが、キャラクターが増えるに従い描写が無くなった。 苗字が滝、名前が夜叉丸であると読者や視聴者に勘違いされがちなため、作中で自ら注釈を入れることがある。髪の色は原作では黒髪。アニメ版初期は黒髪でつり目だったが、後に目のデザインが変更され、髪の色も濃い茶髪となる。また、等身も二年生の三郎次と大差がなかったが、後に二年生より背が高くなった。 原作第57巻では喜八郎と同室であると明かされた。 原作にて平家の末裔であるという発言がある。 実写映画第1作では自惚れな一面が薄くなっており、一年は組の生徒から嫌われている様子はなかった。 名前の由来は平将門の娘とされる滝夜叉姫。サラサラストレートヘアーランキング第2位。好きな卵料理は目玉焼き。一人称は「私(わたし)」か「俺」。2011年のアニメ公式サイトの人気投票では上級生グループ第5位にランクインした。 綾部 喜八郎(あやべ きはちろう) 声 - 石田彰 演 - 奥本凱哉 四年い組の生徒。牡牛座、AB型。作法委員会所属。本名は第34巻で判明。原作では第26巻、アニメ版では第13期第15話初登場。 極端にマイペースで飄々とした性格。常に無表情で、周囲の喧騒を無視してあらぬ方向を見ていることが多い。キレた滝夜叉丸と三木ヱ門には「アホハチロー」と言われることが多い。口癖は「おやまぁ」。また、アニメ版では誰かが罠にかかった時「だぁいせいこう」と発言することもある。目上の人に対しては妙な口調の敬語で話すことがある。アニメ版では幾分陽気な性格に改変されており、笑顔を見せることもある。またアニメ版では生首フィギュアが取れなくなった伝七を憐れみ仙蔵不在の作法委員会で奮闘する場面も見られ、割と後輩思いのようである。 趣味兼特技は穴掘りで、「穴掘り小僧」「天才的トラパー」との異名をとる。落とし穴には独自の美学を持つ。学園内が競合区域であることを理由に学園中に穴を掘っており、味方に被害が出ることも多々ある。 自作の塹壕や落とし穴、鋤や鍬などの道具に名前を付けている。愛用している鋤は踏鋤の「踏子(ふみこ)ちゃん」と手鋤の「テッコちゃん」。武器も兼ねており、飛んで来た石などを撃ち返すことなどに利用している。いつも穴掘りばかりしているため、見かけによらずパワーに溢れている。細かい地味な作業は好きではなく、大運動会での包帯巻き巻き競争では飽きたという理由で競技を棄権した。 一人称は「ぼく」。髪の色は原作初期は茶髪だが、後にアニメ版同様灰色となる。苗字は京都府綾部市から、名前は甲賀忍者・和田喜八郎が由来。2011年のアニメ公式サイトの人気投票では上級生グループ第2位にランクイン。 田村 三木ヱ門(たむら みきえもん) 声 - 安達忍 演 - 北村匠海 四年ろ組の生徒。牡羊座、A型。会計委員会所属。原作・アニメ版と共に孫兵・滝夜叉丸と同時期に初登場。 石火矢などの火器の腕は学年一と豪語する、自称「忍術学園のアイドル」。砲弾を撃って地面に文字を書く程の腕前を持っている。第37巻で五年生の宿題を見事にこなしており、成績優秀であることは確かである。自惚れの度合いは滝夜叉丸に引けを取らず、豪快かつ好戦的な性格。しかし凄腕の狙撃手、照星に火器の扱いの不注意を指摘され、プライドがぺしゃんこになったこともある。それ以来照星を尊敬し、自身の未熟さを受け入れ前向きに努力する姿勢を見せる。 「過激な武器」マニアであり、自前の火器に女の子の名前をつけて大切にしている。忍術学園の建物を何度か破壊し、休みを没収されたこともある。自分がサラサラストレートヘアーランキングにランク外されたことを腹いせに同じくランク外のくの一三人組に協力したこともある。 アニメ版では、かやくご飯が大好物で好きな卵料理は玉子焼き。アニメ第17期より目のデザインが赤い目に変更された。原作のキャラクターデザインはアニメと大幅に異なっている。一人称は「私(わたし)」または「ぼく」、アニメ第10期以前と第18期第10話では「俺」と言う場面がある。名前の由来は作者の友人から。田村三木ヱ門の石火矢 三木ヱ門が名前を付けて可愛がっている火器で、紹介時に周囲がずっこけるのがお約束。撃つ際のかけ声は専ら「ふぁいあ(ファイア)」。格納庫は煙硝蔵のすぐそばにある。ユリコ(ユリ子とも) 小型カノン砲。27巻初登場。砲架に引き綱が取り付けられており、朝晩問わず三木ヱ門がよく連れ立って散歩している。いつでも一発は発射できるように火薬と砲弾が装填されており、雨天時の専用レインコート(発射口と火門を覆う布)も存在する。アニメでは「弾道が若干右に曲がる癖がある」とされている。 さち子 木製の石火矢。27巻で名が判明(或いは初登場)、同巻で大破。さち子2世が38巻で登場、同巻で大破。41巻でさち子3世が確認できている。壊れやすさが特徴の火器だが壊れる度に三木ヱ門は謝りながら号泣している。アニメ版ではデザインが異なりサイズも小さい。 春子 軽量野戦砲(ファルカン砲)。31巻にて名が判明(或いは初登場)。火縄銃の「水を飛ばす秘伝」を転用するためにも使われた。38巻で破壊されたがアニメでは壊れた後も普通に登場している。 鹿子 大口径のカノン砲。31巻にておおまかな外見が判明している。「重くてでかくて(連れてこれない)」「ぼくの鹿子のほうがカワイイ」などと言及されるも活躍した場面は無い。アニメでは実体が登場し発砲する場面もある。 ユミコ 小型火砲。34巻登場。同巻で突然暴発(爆発)し大破した。 お軽 カルヴァリン砲。51巻時点で新しく入手したとあり、三木ヱ門が夜の散歩を共にしていた際に登場した。 その他名前のみ言及のあるものとして、ナツコとエリカ(詳細不明)、ファルコネット砲のお春(三木ヱ門曰く、春子の妹)がある。臼砲のキューちゃんは42巻登場時には所属不明だったが65巻にて三木ヱ門のものと思われるような発言もある。火縄銃に関しては、三木ヱ門は「忍者にとって狙撃は大事な素養」として学ぶのにも積極的で得意としてはいるが、厳密には好みから少し外れており名の付いたものも登場していない。 斉藤 タカ丸(さいとう たかまる) 声 - 浪川大輔 演 - 溝口琢矢→田中光樹(実写映画版第2作目) 四年は組の生徒。15歳、天秤座、A型。火薬委員会所属。原作では第38巻、アニメ版では第15期第1話初登場。 実家は髪結い処。自身も髪結いを目指していたが、斉藤家は元々忍者の家系で亡き祖父・幸丸は髪結いに化けた忍者だったことを父・幸隆から知らされ、所属していた忍者隊の手掛かりを探す為に「辻刈り」をしていた時に乱太郎達と出会った。幸丸がどこの忍者隊に所属していたのかは長らく不明だったが、第45巻でウスタケ城の忍者だったことが判明した。 六年生と同い年だが、忍術の経験が無いために四年生に編入。同学年や五年生を含む生徒の大半からは「タカ丸さん」と呼ばれている。三郎次からは「タカ丸先輩」と呼ばれることがある。また、基礎的な知識を補うために下級生と同じ授業を受けることもあるが、「知らないことを教えてもらうのに年は関係ない」と全く気にしていない。 素直でおっとりしている一方、好奇心旺盛で危機感が足りない。たびたび熱心にメモを取っているが、メモをする箇所が見当外れであることが多い。髪結いの習性から傷んだ髪を見ると口と手を出さずにはいられない。職業柄くの一にモテるが、本人としては迷惑している模様。又、自分の膝でカミソリを使う練習をしていたため、膝が傷だらけである。 先輩だが年下の久々知に対しては、くん付けかつ対等な口調で話しているが先輩として頼りにしており、ドラマCDでは日常的によく勉強を教えてもらっているのが伺える。 一人称は「ぼく」だが、登場初期は「おれ」、第25期第46話等、今でもまれに言うことがある。第19期第18話では「私」と言ったことがある。原作では茶髪だが、アニメ版では第15期は金髪、第16期以降は薄い黄色。2011年のアニメ公式サイトの人気投票では上級生グループ第3位にランクイン。 浜 守一郎(はま しゅいちろう) 声 - 梶裕貴 四年ろ組の生徒。山羊座、B型。用具委員会所属。原作では第54巻、アニメ版では第23期第22話初登場。 70年前に落城したマツホド城の支城ホドホド城を一人で守備していた少年。先祖代々マツホド城忍者の家柄であったが、曾祖父の代にマツホド城が戦に敗れたことで忍者として不遇の時を過ごしていた。各地の城がホドホド城を目指して進撃してくる事態となったことをきっかけに、先祖の汚名をそそごうと忍たまやドクたま(原作のみ)を巻き込んで籠城戦を展開した。 曾祖父に授業料を払って忍術の教示を受け修行に励んでいたが、その知識には火薬に関するものが欠落していた為に時代にそぐわないものであることが判明しショックを受ける。そののち忍術を勉強しなおすため忍術学園への編入を決めた。他の4年生と比べては礼儀正しく、純粋な方だが、同じ学年同様(タカ丸除く)自分勝手で図太い一面もあり、上記にある忍たま達(原作ではドクたまも)に無理に籠城を手伝わせたり、第60巻の第3章で「どこかの城の陰謀!」と嬉しそうに興奮したりしていた。熱すぎる一方、「声がでかい」と注意されることがある。声が大きいのは、耳の遠い曾祖父と共に過ごしていたため、話しかけるときに大声を出す習慣がついたことが原因である。 第55巻にて自分で委員会を決めきれないだろうと学級委員長委員会からくじを渡され、晴れて用具委員会に所属することが決定した。 笑いの沸点が低く、安藤の寒いおやじギャグで涙が出るほど笑う。アニメ版ではこれが原因で四年生全員の怒りを買ってしまった。 苗字の由来は尼崎市の浜町。 一人称は「おれ」、目上の人に対しては「私」。髪の色は黒で、髪は下に結んでいる。 アニメ第28期にて三木ヱ門と同室であることが明かされた。
※この「四学年」の解説は、「忍術学園」の解説の一部です。
「四学年」を含む「忍術学園」の記事については、「忍術学園」の概要を参照ください。
- 四学年のページへのリンク